X雨
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謎の多い物語だなって印象です。 | ||||
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いつ読んでもいいのですが 外は雨が降るなか読むのも感慨深いかも知れません。 読み始めていると ライトノベル。という感が拭えないのですが 後半では作者の読み解きでミステリー・サスペンスが燻ってきます。 でも、ホラーではないですね。サスペンスホラーでもないです。 もし謎は謎のままでいいなら、最後の部分などは不要です。 ページ数かせぎにしか思えないのが残念なところです。 | ||||
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まず、この作品を読むにはいくつかの条件がある。 1.前作、「D−ブリッジ・テープ」「プルトニウムと半月」を先に読むこと。 2.沙藤 一樹が大好きだということ。 3.寛容な精神を保つこと。 構成からすると、破綻している。ていうか、小説として破綻している。章ごとに文体がころころ変わる。中盤、小説1という章は特にひどい。数行ごとに人称が変わり、イメージの羅列が続き、読みにくくてしょうがない。さらに、途中からひっかかるところがありまくる。 そして、小説部が終わると、作者自身の手で作品の解説、謎解きが始まる。さらに、そのあとにはそれすらも崩壊させてしまう。 小説という媒体の虚構性を突き詰めようとした結果か、ここまで来るとこれは小説なのか、いやいや、これこそが小説なのではないか、小説じゃないと表現できない世界ではないか、と読み終えた今、激しく混乱している。 ただ、非常に優れたメタフィクションであると思う。作者が顔をだし、小説と自分をリンクさせ、キャラと作者の苦しみをまがまがしく書き出している。何がすごいって、最初のX雨の設定まで最後には崩壊するところ。最後のほうは何の話だ、と思わず突っ込みたくなる。 この小説に一番近いのは佐藤友哉の「クリスマス・テロル」であると思う。クリテロは、自分の作品が売れないことと小説がかけないことの愚痴がえんえんと続くが、本当にそれだけの作品だ。一方、X雨は(たぶん)きちんとメタを考え、編集者までとりこみ、読者全体を含めた後ろ向きなカタルシスを呼び起こそうとしている。この作品がある時点で、クリテロを出版できたのが不思議だ。 たぶんに評価が分かれる作品だと思う。だけど、崩壊した構成、崩壊した物語、崩壊した小説が読みたい人にはぜひ読んでほしい。たとえば、小川勝己の「眩暈を愛して夢を見よ」なんかが楽しめる人は、ぜひよんでほしい。 最高でした。 | ||||
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恵健吾、今井丈太郎、真辺鈴子、八坂恵美。この4人の小学生だけに見え、体を濡らしさえする雨・X雨。このX雨に関する物語がやがて現実にリンクし始め、新たな真実が姿を現す。沙藤一樹の作品が、この作品以降発表されていないことからすると、ここで書かれたことは真実なのだろうか? | ||||
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