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茜 さんのレビュー一覧
茜さんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.33pt |
レビュー数3件
全3件 1~3 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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オルゴールのレストウである主人公は少々神経過敏なところがあるが妻と愛犬に支えられ、平和の日々を送っている。
彼のところには時代を経た名品のアンティークのものからペンダントに至るまで音を奏でなくなった様々なオルゴールが持ち込まれる。それらは持ち主が死に、残されたものに託されたものだ。主人公がそれらのオルゴールを一つ一つ細心に手掛け、本来の音楽を回復してていく過程の中で、故人の生前の秘密をオルゴールが主人公に語りかけてくる。主人公はオルゴールをもちこんだ家族の相続のトラブルにまきこまれたりもしながらも一つ一つの問題の解決に奔走する。そして、オルゴールの名曲も蘇ってくる。 普段は忘れてはいても誰もが心をゆさぶられるオルゴールを通して、何気なく暮らす人々の心のひだを覗き込むような繊細でかつ大胆な物語。愛と詩情に包まれた美しいミステリー。 |
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この作家の著書は2冊目。文春から出版されていた事から、読んでみたくなった。人の世は日常的な暮らしの中に様々な死が隠れている。病死、事故死、自殺、人間的な死、と様々な死が明らかにされていく。この本では、どれもが残された人々と故人との繋がりの希薄さが伺われ、現代における、家族間の隙間風が明らかにされている。あびてr読みたくはない本だが、生きる指針が示されている。ラストのborn againがとても効果的です。
文春と聞くだけで信用してしまうところが私にはあるが、最近は文春砲なる言葉が注目を浴びているようで、少しイメージチェンジが必要かなと思いつつある。しかしこの本は人間の深いところを取り上げている。 |
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【ネタバレかも!?】
(3件の連絡あり)[?]
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