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レビュー数1

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No.1:
(6pt)

死の天使はドミノを倒すの感想

 この作家の著書は2冊目。文春から出版されていた事から、読んでみたくなった。人の世は日常的な暮らしの中に様々な死が隠れている。病死、事故死、自殺、人間的な死、と様々な死が明らかにされていく。この本では、どれもが残された人々と故人との繋がりの希薄さが伺われ、現代における、家族間の隙間風が明らかにされている。あびてr読みたくはない本だが、生きる指針が示されている。ラストのborn againがとても効果的です。
 文春と聞くだけで信用してしまうところが私にはあるが、最近は文春砲なる言葉が注目を浴びているようで、少しイメージチェンジが必要かなと思いつつある。しかしこの本は人間の深いところを取り上げている。
死の天使はドミノを倒す (文春文庫)
太田忠司死の天使はドミノを倒す についてのレビュー