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egut さんのレビュー一覧
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
本書はとても好みが分かれそうです。
亡霊やら妖怪やら漫画のテイストで進行するストーリーは、
中盤までは色々な事が馴染めず苦労しました。
ただ、
妖怪かまいたちの正体は、真空による皮膚の亀裂というのが、
科学的には根拠がないにも関わらず、世に浸透してしまっている。という、
虚構が現実世界の解答となって浸透している例え話が出てきてから、
この本が一気に面白くなりました。
この世に生まれた亡霊の現象を現実的な解答を提示し、
かつそれを聞く観衆に対してどれだけ魅力的に説得できるかという、
法廷ミステリや探偵演説の大団円の舞台を、
世の若い世代に合わせたストーリーで描かれている作品だと思いました。
事件があって犯人がいて、
その真相にいたる唯一無二の回答を導く数学的ロジックと言うよりは、
可能性を連弾して納得させればよいという点で、
この本の扱いや好みが分かれそうです。
虚構である推理ではありますが、
その展開や結末の落とし所は成否関係なく単純に気持ちが盛り上がりました。
シリーズ物になるのかわかりませんが、
1作目ゆえ、キャラクターや舞台設定の説明が多いプロローグの印象も受けたので、
2作目へと続いて物語を見てみたいです。