今までの伊坂作品の中ではかなりいけてない部類。

途中までは面白く読めたんだけど、上巻の終わりくらいまで。
後はダラダラの展開で、スリルもどんでん返しもなくつまらない。
これで魔王を読んでなかったら、もっとつまんなかっただろうね。。

これって小説じゃないよ。ノンフィクションのルポですね。

作者が元公安ということで確かにその辺の裏事情に詳しいのは分かるんだけど、物語性がなく読み進めていくドキドキ感が全くない。。人物描写も希薄で登場人物へ感情移入ができません。

途中で止めようかと思ったけど、お金を出して買ったもんで最後まで斜め読みしましたが、通常の3倍の時間がかかりました-(

漫画化、映画化と随分と評判となっており、本屋で平積みされていたので購入。

内容が軽いのですっと読んでいけるというのはあるんだけど、正直がっかりでした。文章や構成が稚拙。
山田悠介作品に通じるものはあるけどそれ以下かな。まぁ、中高生に人気というのは何となくわかる気はするが…いい大人が読む本ではないわな。。

主人公の名前が作者の名前で、その主人公が正義感にあふれ、男性には一目置かれ、女性にはモテモテの好青年という設定もちょっと痛い気が…

ダラダラとした展開。取ってつけたようなラスト。
本屋の目立つところに置いてあったので、ふと買って読んでみたけど。。
前半は良かったんだけど中盤から後半にかけて尻つぼみ、残念な感じ。
せめて2/3くらいの薄さにまとめておけばすっと読めたかも。

途中からは完全に斜め読み。