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imikuto さんのレビュー一覧
imikutoさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.20pt |
レビュー数5件
全5件 1~5 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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当時なら堂々たる名作。今なら、やはり隠れた名作ということになるかな。
どんでん返し、意外性はもちろんだが、本書でもっとも優れた点は伏線。 もう少し派手さがあれば、今でも、これからも、もっともっと読まれると思うのだが。 |
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久しぶりに、読んでよかったなと思える作品に出会えました。そもそも直木賞作品とは相性がいいようです。
殺人事件の謎解きよりも、主人公のたどってきた青春時代を事件(殺人事件ではなく主人公が経験する事象)とともに綴った回想物語が小説の根幹をなしています。 本サイトや他のサイトを見れば、その回想物語に支離滅裂感があるとか、ミステリー的にどうとか、いろんな意見がありますが、個人的にはそれらを許せる何かを見つけられたので評価的には申し分なしとしたいところです。分析すれば、青春小説要素が合っていたのだと思います。 ミステリーとしては否定的な意見が多いようですが、小説の性質上、このぐらいの謎と、このぐらいの解決がむしろ良かったという気がします。 |
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本作と「ゼロの焦点」のどちらを好むか、清張ファンなら、はっきりとした答えを持っているはず。一般的には「ゼロ」のほうが好まれるように思いますが、本格ミステリーファンなら本作をベストとして推すでしょう。それぐらい本格推理物として精緻な出来ばえです。
社会派要素も大いにありますが重くなりすぎず、ちょうどいいあんばいです。ストーリー的にも楽しめることを請け合います。ただ、あまりにも地道な捜査物語を読み通すのに疲れを感じる読者もいるようです。過去に2回読みましたが、3回目にチャレンジするかどうかは、思い出したい気持ちと、歳のせいで疲れそうだなと思う気持ちとがあって、迷いそうですね(笑)。 |
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視点人物を章ごとに変え事件を多面的に捉えながら核心に迫っていく。読み進むごとに興奮度が高まり、自ら物語の中に入り込んでいき、知らぬ間に謎を解こうとしている。松井今朝子さんの直木賞作品「吉原手引草」を読んだときも、こんな感じだった。
本作は直木賞を逃してしまった。選考に際して一悶着あったようだが、そもそも短編の名手が長編に挑んだことに無理があったのでは、という気もする。あのラストもピンとこないしなぁ。 『64』は評価が高いが期待してもいいのだろうか。 |
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ミステリー性云々ではなく、やはりシリーズ第1作のほうがいい。
とはいえ隠蔽捜査シリーズらしさ(竜崎らしさ)、今野氏らしさがあって、ごく普通のミステリーファンなら楽しめる作品です。 もちろん、本格ミステリーとしてはそれほど期待できませんが。 |
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