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桜もち さんのレビュー一覧

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レビュー数3

全3件 1~3 1/1ページ

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No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

桜もちの書評~五色沼黄緑館藍紫館多重殺人~

*****
いつも書いてるあらすじ略。
*****

倉阪鬼一郎の館シリーズ(勝手に命名)第3弾ってことで読んでみた。
とりあえず、
「四神金赤館銀青館不可能殺人」だとか
「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」だとか
「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」といった
怪しげなタイトルがついてる段階でかなり疑うよね。
ナンじゃこりゃ?って。そしてこのシリーズの場合、それがそのまま最後の感想になるわけだ(いい意味で)。
それを抜きにしても大満足の内容。

どれか1冊読んだことがある人は、きっと疑いながらチェックしながら読んじゃうよね。
でもその読みかたってこのシリーズには合わないと思う。
ちょっと気になるなーって感じでサラッと読んで、最後にガッツリだまされるほうが断然楽しい。

このシリーズ本に対してみんなが『バカミス』っていう風に褒めてるのに対して、
倉阪鬼一郎さんが「そんなつもりで書いてない。真剣だ。」とコメントしてるのを何処かで読んで、あまりの労力に脱帽するとともに、その執念にある種の恐怖を感じるわ。畏怖って言うのが正しいのかな?
電子書籍とか他の媒体では味わえない、って言うところも個人的にすごくポイントが高い。

*****
楽しく読めた度 100%
*****

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)
倉阪鬼一郎五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 についてのレビュー
No.2: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

桜もちの書評~暗いところで待ち合わせ~

*****
視覚障害者のヒロイン「ミチル」と、殺人容疑者「アキヒロ」が、偶然をきっかけに共同生活をする話。
*****

他の人も書いてるけど、このタイトルと表紙。絶対ホラーだと思うよね?私もそう思ったよ。でも違うって言うから読んでみた。内容的には間違えなく女性向な感じだと思う。でもこの表紙とタイトルじゃ、女性は手に取らないよね!!

ほんのりラブストーリーな感じがツボです。面白かったな。しばらく経ったらもう一回読んでみたいなぁ、と思う本は久しぶり。事件も平和的に解決されたし。コテコテのミステリ好きの人には、あっさりしすぎて物足りない、って感じそう。

それにしても映画化された影響で、『暗いところで待ち合わせ』を検索しても映画の情報ばっかり。なるほど、ミステリ物の中では映像化しやすい感じの話だな、と思って、『乙一』をwikiって見たら『ホッタラケの島』の脚本家!びっくりー。

最初90%で評価したんだけど、100%面白い本ってどんなんだろう?と思ったときに、このままの点数の付け方じゃ、絶対100%の本はない!と思って、今回思い切って満点にしてみました。

*****
楽しく読めた度 100%
*****

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
乙一暗いところで待ち合わせ についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

桜もちの書評~春期限定いちごタルト事件~

*****
主人公の小鳩常悟朗と小佐内ゆきが、「小市民」をめざすべく奮闘(?)する話
*****

あっという間に読めるし、ミステリにありがちな殺人現場の描写が出てこないので、そういう意味ではすごく平和。小難しい内容が苦手な人にもオススメできる。

さて、すごくどうでもいいほうの感想は2つ。『ホットレモネードにいちごタルトは合わないだろ!』と小佐内に強く訴えたいことと、高校生ってお小遣いがなくなると銀行に行ってお金を下ろすのが普通なのか?という疑問。
いちごタルトの件は春期限定いちごタルトを食べようとしたときに牛乳を買っていたから許したけど、バイト禁止の田舎の高校生だった私には、銀行でお金をおろすという行為に違和感あり。この辺の感覚は他の人にも聞いてみたいところだな~。

そして、謎の方の感想で納得いかないのは、


▼以下、ネタバレ感想
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春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
米澤穂信春期限定いちごタルト事件 についてのレビュー