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桜もち さんのレビュー一覧

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レビュー数2

全2件 1~2 1/1ページ

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No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

桜もちの書評~五色沼黄緑館藍紫館多重殺人~

*****
いつも書いてるあらすじ略。
*****

倉阪鬼一郎の館シリーズ(勝手に命名)第3弾ってことで読んでみた。
とりあえず、
「四神金赤館銀青館不可能殺人」だとか
「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」だとか
「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」といった
怪しげなタイトルがついてる段階でかなり疑うよね。
ナンじゃこりゃ?って。そしてこのシリーズの場合、それがそのまま最後の感想になるわけだ(いい意味で)。
それを抜きにしても大満足の内容。

どれか1冊読んだことがある人は、きっと疑いながらチェックしながら読んじゃうよね。
でもその読みかたってこのシリーズには合わないと思う。
ちょっと気になるなーって感じでサラッと読んで、最後にガッツリだまされるほうが断然楽しい。

このシリーズ本に対してみんなが『バカミス』っていう風に褒めてるのに対して、
倉阪鬼一郎さんが「そんなつもりで書いてない。真剣だ。」とコメントしてるのを何処かで読んで、あまりの労力に脱帽するとともに、その執念にある種の恐怖を感じるわ。畏怖って言うのが正しいのかな?
電子書籍とか他の媒体では味わえない、って言うところも個人的にすごくポイントが高い。

*****
楽しく読めた度 100%
*****

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)
倉阪鬼一郎五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 についてのレビュー
No.1: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

桜もちの書評~暗いところで待ち合わせ~

*****
視覚障害者のヒロイン「ミチル」と、殺人容疑者「アキヒロ」が、偶然をきっかけに共同生活をする話。
*****

他の人も書いてるけど、このタイトルと表紙。絶対ホラーだと思うよね?私もそう思ったよ。でも違うって言うから読んでみた。内容的には間違えなく女性向な感じだと思う。でもこの表紙とタイトルじゃ、女性は手に取らないよね!!

ほんのりラブストーリーな感じがツボです。面白かったな。しばらく経ったらもう一回読んでみたいなぁ、と思う本は久しぶり。事件も平和的に解決されたし。コテコテのミステリ好きの人には、あっさりしすぎて物足りない、って感じそう。

それにしても映画化された影響で、『暗いところで待ち合わせ』を検索しても映画の情報ばっかり。なるほど、ミステリ物の中では映像化しやすい感じの話だな、と思って、『乙一』をwikiって見たら『ホッタラケの島』の脚本家!びっくりー。

最初90%で評価したんだけど、100%面白い本ってどんなんだろう?と思ったときに、このままの点数の付け方じゃ、絶対100%の本はない!と思って、今回思い切って満点にしてみました。

*****
楽しく読めた度 100%
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暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
乙一暗いところで待ち合わせ についてのレビュー