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忘れた帽子 さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

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No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

首なしあらず、胴体がない事件


▼以下、ネタバレ感想
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刺青殺人事件 新装版 (光文社文庫)
高木彬光刺青殺人事件 についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

人形はなぜ殺されるのか?

マジックショーにて首が切断されてしまった人形。
列車に轢かれ無残にもバラバラに散った人形。
これらと同様の姿形で人が殺されてしまう。
なぜ面倒な事をしてまで人形で見立てを行なうのか?

癖のある手品師達が集う場で行なわれる事件。
真相となる犯人やトリックは大変素晴らしいものだった。
50年も前の作品だが今尚、楽しめる古典の名作。
人形はなぜ殺される 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)
高木彬光人形はなぜ殺される についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

孤島物の証言崩し

冤罪の為亡くなった息子の無念を晴らす為に、当時事件に関わった7名を無人島に誘拐。
1人1人の証言から1年前の事件の真実を見つけ出す。
土台はとんでもない設定のクローズドサークル作品である。
1年前に何が起きたのか?がテーマだが、現実にも殺人事件が起こり緊迫感はなかなかのもの。

冤罪や無実証明の心情ドラマも感じ取れるが、人々の証言を元に謎を解いていく様は、立派な本格ミステリと仕上がっている。
人間の記憶の不確かさを感じる作品。
七人の証人 新装版 (講談社文庫)
西村京太郎七人の証人 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

西村京太郎氏の本格物

クローズドサークル物として私の中で上位に入る作品。
冒頭より双子の犯行と予め情報が突きつけられており作中の警官同様に読者も兄と弟どちらの犯行なのか?と悩む。
そして双子物の作品かと思いきや、陸の孤島と化したホテルでの密室殺人がおきる。
西村京太郎と言うとドラマのイメージが強いが昔の作品は立派な本格物。
本格好きには是非読んで貰いたい一冊。
新装版 殺しの双曲線 (講談社文庫)
西村京太郎殺しの双曲線 についてのレビュー