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ボブチャン さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

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No.4:
(7pt)

恋愛、冒険、サスペンス 最後はロマンスで。

牧師館の四男と伯爵令嬢の探偵物語。
恋愛、サスペンス、冒険そして怪しげな登場人物で一進一退の展開でストーリは進みます。当然ながら犯人は意外な人物でした。
要所要所に伏線が引かれていてなるほど~、さすがクリスティーと関心させられます。
最後の推測はまさしく大胆であり、冒険的推理小説の楽しさを味わうことができます。
シリーズもの以外の作品では「誰もいなくなった」が有名すぎるので影が薄い印象がありますが、この作品もシリーズ作品とは一味違った作風が楽しめると思います。


なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.3:
(6pt)

現代にも通じる問題


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二人のウィリング (ちくま文庫)
ヘレン・マクロイ二人のウィリング についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

アイスランドの閉鎖的な社会が垣間見れます

最初から最後までジメーっとして暗い印象を与える作品。しかし展開が早く余計な描写を省いた簡潔で分かりやすい情景描写、読みやすさで、どんどん吸い込まれていきます。
血縁、家族、差別社会、テーマが重いのですが、スピード感ある文章で飽きさせない展開がよかったです。
国境を越えても親子、家族、血筋これは変わらないものです。。

最後は犯人のやるせなさを感じましたが、これは人それぞれかもしれません。


湿地 (創元推理文庫)
アーナルデュル・インドリダソン湿地 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

心理ミステリー

最後の結末は予想外でした。
トリックよりも登場人物の心理描写からくるミステリー。
誰にも言えずただ思い込みと衝動で起こった事件。
拗れた糸をポアロが丁寧にほぐしていく過程が脱帽、ここかしこに伏線が引かれていて驚きの連続です。
トリックの解明よりも人の心を解き明かす方が怖いです。


満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティ満潮に乗って についてのレビュー