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ボブチャン さんのレビュー一覧

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レビュー数2

全2件 1~2 1/1ページ

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No.2:
(7pt)

恋愛、冒険、サスペンス 最後はロマンスで。

牧師館の四男と伯爵令嬢の探偵物語。
恋愛、サスペンス、冒険そして怪しげな登場人物で一進一退の展開でストーリは進みます。当然ながら犯人は意外な人物でした。
要所要所に伏線が引かれていてなるほど~、さすがクリスティーと関心させられます。
最後の推測はまさしく大胆であり、冒険的推理小説の楽しさを味わうことができます。
シリーズもの以外の作品では「誰もいなくなった」が有名すぎるので影が薄い印象がありますが、この作品もシリーズ作品とは一味違った作風が楽しめると思います。


なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.1:
(8pt)

心理ミステリー

最後の結末は予想外でした。
トリックよりも登場人物の心理描写からくるミステリー。
誰にも言えずただ思い込みと衝動で起こった事件。
拗れた糸をポアロが丁寧にほぐしていく過程が脱帽、ここかしこに伏線が引かれていて驚きの連続です。
トリックの解明よりも人の心を解き明かす方が怖いです。


満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
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