永遠の0

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評判

永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2,989件 1,941〜1,960 98/150ページ
No.1049
(4pt)

著者なりの大戦の総括

賛否有れども、当方は本書を一読して、この著者なりに「日本にとってあの戦争は、そしてあの戦争の時の日本は何だったのか」というテーマに真摯に取り組んだ作品だと解釈した。

フィクション・小説という形態を取っているが、そこは正に作品のプロットの通り、戦争を知らず、またそれ程興味を持たない世代にも訴えたいという意図が感じられ、その為、専門書においては基本的な事柄を、物語に登場する年老いた元軍人達に一々易しく説明させている事も理解出来る。
果たして、著者の総括は、戦後の歪んだ左翼的反戦教育とも、極端な右翼志向とも違う、バランスの取れたものになっていると思う。
過去の戦史より多くを拝借している事も、60年以上前に起こった事を精査する上で仕方のない部分も有るだろうし、当方個人はそれらを商売に利用しようとする意図よりはむしろ敬意を感じる事の方が多かった。

先の大戦で米国に敗れたのは、歴然たる国力の差の他に、この時の軍国主義・全体主義的な日本が抱えていた構造的な問題 - 前線からそれに近い中堅までの戦力は勇敢で勤勉、また同様に優れた技術者を有するが、上層部に行くほど官僚主義・出世主義で現場を無視した考えや方針を自己顕示の為に提示したり、前線の人間の命を将棋の駒の様に使い捨て恥じない - これの象徴が、「死を恐れず勇敢に戦う」事とは似て全く非なる「死を強制する戦術」に繋がったという作者の指摘は論を俟たない。
また、秩序への意識が高く、団結力に優れる反面、極端なトップダウンになりがちで、大勢に一人逆らう事は大変難しい。
しかし、今の日本の企業や組織も、それ程大きく違うものだろうか?これらは普遍的な課題として我々日本人が意識すべき点でもあろう。

別にこの書の総括を全て正しいと受け入れる必要は無いし、異論はあって当然、また細部を論じれば更に議論の余地も有ろう。
小説として捉えても、まだ詰める余地は有ったとも思う。
それでも、色々な人にとって一読の価値は有ると思う。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1048
(4pt)

著者なりの大戦の総括

賛否有れども、当方は本書を一読して、この著者なりに「日本にとってあの戦争は、そしてあの戦争の時の日本は何だったのか」というテーマに真摯に取り組んだ作品だと解釈した。

フィクション・小説という形態を取っているが、そこは正に作品のプロットの通り、戦争を知らず、またそれ程興味を持たない世代にも訴えたいという意図が感じられ、その為、専門書においては基本的な事柄を、物語に登場する年老いた元軍人達に一々易しく説明させている事も理解出来る。
果たして、著者の総括は、戦後の歪んだ左翼的反戦教育とも、極端な右翼志向とも違う、バランスの取れたものになっていると思う。
過去の戦史より多くを拝借している事も、60年以上前に起こった事を精査する上で仕方のない部分も有るだろうし、当方個人はそれらを商売に利用しようとする意図よりはむしろ敬意を感じる事の方が多かった。

先の大戦で米国に敗れたのは、歴然たる国力の差の他に、この時の軍国主義・全体主義的な日本が抱えていた構造的な問題 - 前線からそれに近い中堅までの戦力は勇敢で勤勉、また同様に優れた技術者を有するが、上層部に行くほど官僚主義・出世主義で現場を無視した考えや方針を自己顕示の為に提示したり、前線の人間の命を将棋の駒の様に使い捨て恥じない - これの象徴が、「死を恐れず勇敢に戦う」事とは似て全く非なる「死を強制する戦術」に繋がったという作者の指摘は論を俟たない。
また、秩序への意識が高く、団結力に優れる反面、極端なトップダウンになりがちで、大勢に一人逆らう事は大変難しい。
しかし、今の日本の企業や組織も、それ程大きく違うものだろうか?これらは普遍的な課題として我々日本人が意識すべき点でもあろう。

別にこの書の総括を全て正しいと受け入れる必要は無いし、異論はあって当然、また細部を論じれば更に議論の余地も有ろう。
小説として捉えても、まだ詰める余地は有ったとも思う。
それでも、色々な人にとって一読の価値は有ると思う。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1047
(5pt)

嘗て軍神と呼ばれた伯父がいました

母の兄は、旧日本陸軍最初の特攻隊員として昭和19年11月、850kg爆弾を胴体に括り付けた九十九式双軽爆撃機を操縦して、フィリピンのレイテ湾に集結した米軍艦船に突っ込み戦死しました。数え二十歳でした。

 私は中学生の頃、母の実家で伯父の遺書や戦争当時の新聞の切り抜きを見たことがあり、また母の生家には「軍神△△君の生家」と書かれた立派な標識も立っていましたので、少なからず戦争のことに関心を持っていました。特に、伯父はどんな気持ちで散華したのでろあろうかと、色々な書物も紐解きました。

 百田さんのこの本に書かれていることは、30年前に高木俊朗氏が書かれた「陸軍特別攻撃隊」の論調と基本的には同じで、特攻隊とその隊員達の真実に迫る上で有益だと思います。

 若者を戦地に送り込む無益な戦争を指導した人達の無責任ぶりには憤りを禁じ得ません。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1046
(5pt)

嘗て軍神と呼ばれた伯父がいました

母の兄は、旧日本陸軍最初の特攻隊員として昭和19年11月、850kg爆弾を胴体に括り付けた九十九式双軽爆撃機を操縦して、フィリピンのレイテ湾に集結した米軍艦船に突っ込み戦死しました。数え二十歳でした。

 私は中学生の頃、母の実家で伯父の遺書や戦争当時の新聞の切り抜きを見たことがあり、また母の生家には「軍神△△君の生家」と書かれた立派な標識も立っていましたので、少なからず戦争のことに関心を持っていました。特に、伯父はどんな気持ちで散華したのでろあろうかと、色々な書物も紐解きました。

 百田さんのこの本に書かれていることは、30年前に高木俊朗氏が書かれた「陸軍特別攻撃隊」の論調と基本的には同じで、特攻隊とその隊員達の真実に迫る上で有益だと思います。

 若者を戦地に送り込む無益な戦争を指導した人達の無責任ぶりには憤りを禁じ得ません。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1045
(5pt)

話の展開の仕方がいい

第2次世界大戦の日本の軍に関して主人公が次々と戦争経験者との会談を通じて、隠された真実に触れていく展開の仕方が丁寧に書かれていて読んでいくと、どんどん引き込まれていきます。

これ以上はネタバレになるから述べませんが、歴史に興味ある人は絶対楽しめると思います。

戦争というものに興味があまり持てない私が読んでも面白いです。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1044
(5pt)

日本が戦ったのは大東亜戦争なのでは?

今話題の本だということなので、ついつい、めったに買わないんだけど、買って読んでみました。
途中まで退屈だなあと思いながらも読んでいたら、最後の方で急に面白くなってきて、読み終わったときには何か心が熱くなるものを感じました。多くの人が書いている通り感動しました。いい本だと思います。多くの人にお勧めしたいですね。
ただ、ちょっと残念だなと思ったのは、ちらほらと太平洋戦争という記述みえるところでしょうか。いい本だからこそ、ここは大東亜戦争と書いてほしかったなあ。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1043
(5pt)

話の展開の仕方がいい

第2次世界大戦の日本の軍に関して主人公が次々と戦争経験者との会談を通じて、隠された真実に触れていく展開の仕方が丁寧に書かれていて読んでいくと、どんどん引き込まれていきます。

これ以上はネタバレになるから述べませんが、歴史に興味ある人は絶対楽しめると思います。

戦争というものに興味があまり持てない私が読んでも面白いです。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1042
(5pt)

日本が戦ったのは大東亜戦争なのでは?

今話題の本だということなので、ついつい、めったに買わないんだけど、買って読んでみました。
途中まで退屈だなあと思いながらも読んでいたら、最後の方で急に面白くなってきて、読み終わったときには何か心が熱くなるものを感じました。多くの人が書いている通り感動しました。いい本だと思います。多くの人にお勧めしたいですね。
ただ、ちょっと残念だなと思ったのは、ちらほらと太平洋戦争という記述みえるところでしょうか。いい本だからこそ、ここは大東亜戦争と書いてほしかったなあ。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1041
(5pt)

感動の名作

勘の悪い私は『永遠の0(ゼロ)』の"ゼロ" の意味すら考えず、
2013年本屋大賞を受賞した百田尚樹氏のベストセラー作品ということで読み始めた。
ページをめくって間もなく、"零戦闘機のゼロ"だとわかった。

そんな私は読書の習慣もなく、気が向いた時しか本を手にしない。
ところが読み始めてみると、あまりのリアル感に、活字は苦手なはずの私も
ドンドンとストーリーへ引き込まれてしまった。

戦争当時の惨状は教科書や資料館、写真や映像でお目に掛かってはいるものの、
自分に置き換える事が難しい。
また、戦争で散って行った数多くの日本人の心情など想像すらつかない。

しかし、章が進むにつれて、気が付くと自然と涙が頬をつたっている・・・
果たしてこの小説は、フィクションなのかノンフィクションなのか??
最後の最後に明かされる真実、そしてプロローグに直結するエピローグ。

主人公姉弟の祖父(たち)の生きる事への執念、そして家族愛。
平和ぼけした現代人が一読すべき一冊だ。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1040
(5pt)

感動の名作

勘の悪い私は『永遠の0(ゼロ)』の"ゼロ" の意味すら考えず、
2013年本屋大賞を受賞した百田尚樹氏のベストセラー作品ということで読み始めた。
ページをめくって間もなく、"零戦闘機のゼロ"だとわかった。

そんな私は読書の習慣もなく、気が向いた時しか本を手にしない。
ところが読み始めてみると、あまりのリアル感に、活字は苦手なはずの私も
ドンドンとストーリーへ引き込まれてしまった。

戦争当時の惨状は教科書や資料館、写真や映像でお目に掛かってはいるものの、
自分に置き換える事が難しい。
また、戦争で散って行った数多くの日本人の心情など想像すらつかない。

しかし、章が進むにつれて、気が付くと自然と涙が頬をつたっている・・・
果たしてこの小説は、フィクションなのかノンフィクションなのか??
最後の最後に明かされる真実、そしてプロローグに直結するエピローグ。

主人公姉弟の祖父(たち)の生きる事への執念、そして家族愛。
平和ぼけした現代人が一読すべき一冊だ。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1039
(5pt)

解説も☆☆☆☆☆です(*^-^*)

今年、40歳を迎える私はちょうど祖父が戦争に駆り出されていた世代。昔聞いた祖父の思い出話と合わせて小説を読み進んだので、思い入れも深くのめり込みました。戦記は難しく苦手だったのですが、進むにつれて脳裏には映画のように当時の様子が広がっていきました。
皆さんのレビュー通り間違いのない素晴らしい本です。
アメリカ人の主人を持つ私は、祖父が生きていたらどう思うのだろう。
ちょこまか素早く動く零戦のような私とガッチリとして燃費のいいグラマンのような主人が空母『赤城』に離着陸するのと同じ感覚なのでしょうか?
とても、とても考えさせられる内容でした。
翻訳があれば多くのアメリカ人、いや、世界中の方々に読んで欲しい一冊です。
また、児玉清さんの解説も素敵で人柄が滲み出てる…解説先読み派の方は本編の前の美味しい食前酒になること間違いなしです。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1038
(5pt)

解説も☆☆☆☆☆です(*^-^*)

今年、40歳を迎える私はちょうど祖父が戦争に駆り出されていた世代。昔聞いた祖父の思い出話と合わせて小説を読み進んだので、思い入れも深くのめり込みました。戦記は難しく苦手だったのですが、進むにつれて脳裏には映画のように当時の様子が広がっていきました。
皆さんのレビュー通り間違いのない素晴らしい本です。
アメリカ人の主人を持つ私は、祖父が生きていたらどう思うのだろう。
ちょこまか素早く動く零戦のような私とガッチリとして燃費のいいグラマンのような主人が空母『赤城』に離着陸するのと同じ感覚なのでしょうか?
とても、とても考えさせられる内容でした。
翻訳があれば多くのアメリカ人、いや、世界中の方々に読んで欲しい一冊です。
また、児玉清さんの解説も素敵で人柄が滲み出てる…解説先読み派の方は本編の前の美味しい食前酒になること間違いなしです。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1037
(5pt)

星1つのレビューをすべて読んだ上で。

ベストセラーの戦争ものというのは常に評価が分かれますね。
私は購入してから、2日で読み切りました。低い評価のレビューを読んで、
腑に落ちたことも随分あります。
 例えば、筆者オリジナルの文章と借用された文章力の落差があまりにも
大きかったこと。おじいさんのルーツを探る兄弟の描写が本当に稚拙だったこと。
私自身は戦後史には興味があるのですが、いわゆる
太平洋戦争そのものを扱った戦時記を読んだことがなかったので、
この本を読んで初めて知った事実も多く、とても興味深かったです。
にもかかわらずその興味深かった部分が、大半は借用であり一歩間違えれば
「盗作」であるという厳しい指摘があり、複雑な思いを抱きました。

誰かのレビューにありましたが、太平洋戦争に興味がある人たちからみれば、
とても受け付けられないものであり、私のような無知なものにとっては
やはり読み切らせるだけの面白さがあったということです。

この本がどのように評価されるのか、についてはもっと年月が必要なのかも
しれません。でもいわゆる戦争の語り手が次々と亡くなっていく今、
このテクストをきっかけにして太平洋戦争そのものを
自分たちの問題として考えるスタートにはなると思いました。
少なくとも戦闘機に対して無知な私にとっては、
「零戦」が日本に与えたインパクトが驚くべきものでした。

これをきっかけに『大空のサムライ』も
読んでみようと思います。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1036
(5pt)

星1つのレビューをすべて読んだ上で。

ベストセラーの戦争ものというのは常に評価が分かれますね。
私は購入してから、2日で読み切りました。低い評価のレビューを読んで、
腑に落ちたことも随分あります。
 例えば、筆者オリジナルの文章と借用された文章力の落差があまりにも
大きかったこと。おじいさんのルーツを探る兄弟の描写が本当に稚拙だったこと。
私自身は戦後史には興味があるのですが、いわゆる
太平洋戦争そのものを扱った戦時記を読んだことがなかったので、
この本を読んで初めて知った事実も多く、とても興味深かったです。
にもかかわらずその興味深かった部分が、大半は借用であり一歩間違えれば
「盗作」であるという厳しい指摘があり、複雑な思いを抱きました。

誰かのレビューにありましたが、太平洋戦争に興味がある人たちからみれば、
とても受け付けられないものであり、私のような無知なものにとっては
やはり読み切らせるだけの面白さがあったということです。

この本がどのように評価されるのか、についてはもっと年月が必要なのかも
しれません。でもいわゆる戦争の語り手が次々と亡くなっていく今、
このテクストをきっかけにして太平洋戦争そのものを
自分たちの問題として考えるスタートにはなると思いました。
少なくとも戦闘機に対して無知な私にとっては、
「零戦」が日本に与えたインパクトが驚くべきものでした。

これをきっかけに『大空のサムライ』も
読んでみようと思います。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1035
(5pt)

とてもよかった

話の展開が良かったし、とてもよみやすかったのであっという間に読めました
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1034
(5pt)

とてもよかった

話の展開が良かったし、とてもよみやすかったのであっという間に読めました
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1033
(5pt)

非常にわかりやすく等身大に表現された戦争当時の日本人

今まで色々と先の大戦についての歴史文献やTV、映画など色々見てきましたが
これほど"リアル"にそのときの事感じたことはありませんでした。
正直他人事ではないですが時系列にしか感じれなかったところもあったのですが、
この小説を読んで「本当に皆自分たちと変わらぬ若者だったんだな」としみじみ思いました。
今までの自分の浅はかな知識と考えを恥じると共に
あの戦争を日本を、僕たちを守ってくれたことに感謝して立派に生きていかなければいけないと思いました。
多くの日本人に読んでもらいたいです
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1032
(5pt)

非常にわかりやすく等身大に表現された戦争当時の日本人

今まで色々と先の大戦についての歴史文献やTV、映画など色々見てきましたが
これほど"リアル"にそのときの事感じたことはありませんでした。
正直他人事ではないですが時系列にしか感じれなかったところもあったのですが、
この小説を読んで「本当に皆自分たちと変わらぬ若者だったんだな」としみじみ思いました。
今までの自分の浅はかな知識と考えを恥じると共に
あの戦争を日本を、僕たちを守ってくれたことに感謝して立派に生きていかなければいけないと思いました。
多くの日本人に読んでもらいたいです
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.1031
(4pt)

感情ある人間の生活の延長としての戦争

戦争を史実として捉えるのではなく、感情ある人間の生活の延長として捉えることで初めて見える世界の大切さを痛切に実感。

戦争や特攻隊に対する勝手な思い込みを綺麗に排除してくれる良書。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1030
(5pt)

心に残る作品です

はじめ読む気はなかったのですが、同作者の『モンスター』がとてもおもしろく読みやすかったので、
次に『永遠の0』を手に取りました。

ドラマチックな愛の物語であると同時に、史実をもとにしているので非常に悲惨なものを感じました。
一気に読めたというレビューが多いですが、私は逆に胸が苦しくなり読み進めるのがつらかったです。

私の亡くなった祖父が若い頃ラバウルへ出兵しましたが、
戦争体験は酔った時に少し話す程度でした。
戦争に行った人はあまり戦争体験記を語りたがらないですよね。
まさに、話せば同情されるか、武勇伝と捉えられるのが嫌だったからかもしれません。
この本は後世に向けて戦争の悲惨さを伝えていくのに大きく貢献していると思います。

また、違う観点からですが。
評価の低いレビューに浅田次郎の『壬生義士伝』に酷似しているというのがありましたが、
時代は違えど確かにインタビュー形式という同じ手法が使われています。
テーマは2作品とも時代に翻弄される家族愛なのですが、ただ、やはり似て非なるものかなと思うのは、
なんというか、浅田さんの圧倒的な筆力に対して、
百田さんのはより多くの人にわかりやすく、万人向けという気がしました。
なのでこれはこれでいいのです。

どちらの主人公も、時代の思想に縛られない強い生き方をした人だと思います。
太平洋戦争のパイロットたちはまさに侍です。千年近く続く日本の武士道が明治維新以降急速に
廃れていきますが、今でも日本には細々とではあるが脈々と続いているような気もします。
戦時中、兵隊がお国のために戦ったように、現代でも男性は家族を犠牲にし会社のために働く企業戦士です。

勿論、いつの時代でもみな、自分の家族が一番大事なわけですが、それを自身の行動に出すことが
許されなかった時代と、堂々とそれを主張できる時代。
最近は「育メン」などという言葉にも象徴されるように、
男性が家族を大切にすることはむしろかっこいい世の中になりました。

日本は戦後の発展とひきかえに道徳を失ったという言葉が作品中にありましたが、
どこで、なぜ失ってしまったのか、どちらも失わずにいることはできないのだろうかと考えさせられました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268