永遠の0

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評判

永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全319件 301〜319 16/16ページ
No.19
(3pt)

「戦争を扱った小説」なら

もっともっと胸を打つものが、世の中にはたくさん出ていますよ。 この作品を「戦争を知らない世代に!」と仰ってる方々は、おそらく「本を読んだことがない」方々かと思われます。だってこの作品、文体があまりに素人地味ていて、いとも簡単に読み手に「先回り」を許しているんですよね。例えば、第3章が始まってすぐ「ああ、おじいさんは『おじいさん』を知ってたんやなー」って分かってしまったり(で、それは勿体ぶって最後まで明かさないんでしょ?やっぱりねー、みたいな?)。「体験談」も、まるでどこかの資料を一人称で語らせただけのような薄っぺらさ。 「現在の若い人たち」のリアリティーの無さ。『おじいさん』がああいう「最期」を選んだところに、この作品の「本題」があるはずなのに、そこが甘い。いずれにしても、残念な一冊となりました。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.18
(3pt)

「戦争を扱った小説」なら

もっともっと胸を打つものが、世の中にはたくさん出ていますよ。 この作品を「戦争を知らない世代に!」と仰ってる方々は、おそらく「本を読んだことがない」方々かと思われます。だってこの作品、文体があまりに素人地味ていて、いとも簡単に読み手に「先回り」を許しているんですよね。例えば、第3章が始まってすぐ「ああ、おじいさんは『おじいさん』を知ってたんやなー」って分かってしまったり(で、それは勿体ぶって最後まで明かさないんでしょ?やっぱりねー、みたいな?)。「体験談」も、まるでどこかの資料を一人称で語らせただけのような薄っぺらさ。 「現在の若い人たち」のリアリティーの無さ。『おじいさん』がああいう「最期」を選んだところに、この作品の「本題」があるはずなのに、そこが甘い。いずれにしても、残念な一冊となりました。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.17
(3pt)

できすぎた主人公にリアリティはあるのか?

絶賛評で埋め尽くされたこの本ですが、
正直、う〜んという感じでした。
何が何でも妻と子供のために生きるという主人公。
にもかかわらず最後の最後であっさりそれを翻してしまう。
そして見事な美談に収まるリアリティのなさ。
生きたいという前半の主人公像から考えたら、
最後に死の選択を選んだのでしょうか?
仮に飛行機を越えたとしても、
特攻せずに生き延びる方法を考えたのではないでしょうか?
戦争の苦悩が描かれた素晴らしい内容を
最後の美談で台無しにしてしまう後味の悪さ。
最後まで主人公像を貫いてほしかった・・・。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.16
(3pt)

できすぎた主人公にリアリティはあるのか?

絶賛評で埋め尽くされたこの本ですが、
正直、う〜んという感じでした。
何が何でも妻と子供のために生きるという主人公。
にもかかわらず最後の最後であっさりそれを翻してしまう。
そして見事な美談に収まるリアリティのなさ。
生きたいという前半の主人公像から考えたら、
最後に死の選択を選んだのでしょうか?
仮に飛行機を越えたとしても、
特攻せずに生き延びる方法を考えたのではないでしょうか?
戦争の苦悩が描かれた素晴らしい内容を
最後の美談で台無しにしてしまう後味の悪さ。
最後まで主人公像を貫いてほしかった・・・。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.15
(3pt)

現代の書き方にがっかり

発行と同時に購入していましたが、第1章のたどたどしさと語り手の姉の無知さ(ライターという設定なのにこんなことも知らないのか、と幻滅)にイライラして、途中放棄。でも、今年の終戦忌を切っ掛けに再び読み始めました。徐々に明かされる特攻で死んだ語り手の祖父の真実と家族との繋がりに魅せられ、一気読みしました。当時の海軍・陸軍の姿と、兵士たちの本心の描写が詳細に、そして丁寧に書かれており、現代史を再確認させられると同時に、作者のこの作品に対する思いが強く感じられ、圧倒させられました。最初に読み始めた時に挫折せず、読み遂げればよかった、と後悔したほどです。
しかし、最初に書いたように、主人公の姉の行動と発言、その考え方にイライラさせられたのも事実です。これが現代日本の若者の姿なのかもしれませんが・・・。
この作品は特攻の過酷さを語っているともいえますが、やはり若干美化していると思うのは私だけでしょうか。辛い事実ほど美化しないと受け入れられない、というのが人の心ですが。
再び特攻のような悲劇が起こらないように、現在を生きる私たちが努めないといけない、と読後に酷暑の真夏の太陽を見て感じたのでした。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.14
(3pt)

現代の書き方にがっかり

発行と同時に購入していましたが、第1章のたどたどしさと語り手の姉の無知さ(ライターという設定なのにこんなことも知らないのか、と幻滅)にイライラして、途中放棄。でも、今年の終戦忌を切っ掛けに再び読み始めました。徐々に明かされる特攻で死んだ語り手の祖父の真実と家族との繋がりに魅せられ、一気読みしました。当時の海軍・陸軍の姿と、兵士たちの本心の描写が詳細に、そして丁寧に書かれており、現代史を再確認させられると同時に、作者のこの作品に対する思いが強く感じられ、圧倒させられました。最初に読み始めた時に挫折せず、読み遂げればよかった、と後悔したほどです。
しかし、最初に書いたように、主人公の姉の行動と発言、その考え方にイライラさせられたのも事実です。これが現代日本の若者の姿なのかもしれませんが・・・。
この作品は特攻の過酷さを語っているともいえますが、やはり若干美化していると思うのは私だけでしょうか。辛い事実ほど美化しないと受け入れられない、というのが人の心ですが。
再び特攻のような悲劇が起こらないように、現在を生きる私たちが努めないといけない、と読後に酷暑の真夏の太陽を見て感じたのでした。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.13
(3pt)

なんとも言えない後味の悪さ・・・

フェリーで洋上の旅をしているとき、1日で一気に読み終わりました。
特攻隊で散っていった先人たちの描写は素晴らしく、今、平和な日本があるのは彼らのおかげだと改めて感謝させられる気持になったと同時に、文章から鬼気迫るものを感じました。
ですが、独白に近い形で語られる本編の間に挟まれる姉弟のエピソード、頭の固すぎる新聞記者、最後に明らかになる祖父母の馴れ初め、これらがあまりにもとってつけたような話すぎて、折角の話の腰を折ってしまっている。
また途中まで読み進めて、「この話の構成、どっかで読んだのと似てるなぁ」と気になり始め、これまた話に集中できず。よくよく考えると、「壬生義士伝」と「嫌われ松子の一生」を足した感じかなと自分で勝手に納得してしまいました。最後に明かされるミステリーもいらない。
加えて他の人も言っているように、主人公がなぜ最後にカミカゼアタックを決意したかが、消化しきれず、また最後の主人公の死に様も歯がゆさが残り、しばらく悶々と考えてしまいました。読後の爽快感は全くありませんでした。
でもおそらく、私のような感想をもつ人は少数派だと思うので、こういう感想を持つ人もいるのだと聞き流してください。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.12
(3pt)

なんとも言えない後味の悪さ・・・

フェリーで洋上の旅をしているとき、1日で一気に読み終わりました。
特攻隊で散っていった先人たちの描写は素晴らしく、今、平和な日本があるのは彼らのおかげだと改めて感謝させられる気持になったと同時に、文章から鬼気迫るものを感じました。
ですが、独白に近い形で語られる本編の間に挟まれる姉弟のエピソード、頭の固すぎる新聞記者、最後に明らかになる祖父母の馴れ初め、これらがあまりにもとってつけたような話すぎて、折角の話の腰を折ってしまっている。
また途中まで読み進めて、「この話の構成、どっかで読んだのと似てるなぁ」と気になり始め、これまた話に集中できず。よくよく考えると、「壬生義士伝」と「嫌われ松子の一生」を足した感じかなと自分で勝手に納得してしまいました。最後に明かされるミステリーもいらない。
加えて他の人も言っているように、主人公がなぜ最後にカミカゼアタックを決意したかが、消化しきれず、また最後の主人公の死に様も歯がゆさが残り、しばらく悶々と考えてしまいました。読後の爽快感は全くありませんでした。
でもおそらく、私のような感想をもつ人は少数派だと思うので、こういう感想を持つ人もいるのだと聞き流してください。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.11
(3pt)

責任とは何か?

本書に描かれている回想録が事実だという前提の上で、太平洋戦争の現場の一端を伝えるという意味では、とても意味のある作品であると思う。
戦争というものがどういうものであったかというのを、自分のような考えようともしていなかった人間にきっかけを与えられるというのは、どれだけの意味があることだろうと考える。
ただ、ひとつの小説の作品の評価となると個人的には別の感想を持った。
単純にこの物語は何を描こうとしているのかという部分については、正直今ひとつ分からなかったというのが本音なのである。
文庫本の中に「百田尚樹の世界」というパンフが入っており、そこには「『誰のために生きるのか』そのことを現代に問おうとした作品です」との記述がある。
そうだったの?
そういう印象なのである。
そして、そうだと見ると自分の中で結末に対して「?」な意見が残るのである。
そのような部分も含めて、多くの人に読んでもらい、意見を聞いてみたい作品かもしれない。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.10
(3pt)

読む価値は高い

 戦記物はわりと好きで結構読んでます。本中で紹介されるエピソードはほぼ知っているものでした。巻末の参考文献の欄を見てなるほどと。読んだことある本がたくさん並んでました。作品の構成は、戦時のエピソードを軸に、そのエピソードの周辺にいたという設定の架空の人物が思い出話を語る部分が9割で、元特攻隊員の祖父について調べる現代を生きる姉弟の物語が1割って感じですかね。作品の殆どを占める戦時の思い出話部分には特に目新しいものはなく良く知られるエピソードをしっかりなぞったという感じ。その視点、切り口にも特段新鮮に感じるものはないけど、代わりにというか昔の同僚か上司の孫を相手に彼らの祖父との思い出を語るには明らかに語りすぎでしょうと思われるところが多々あります。まあその辺は作者も分かっていながら敢えて書いているんだろうとは思いますが。残り1割ほどの作者の完全な創作部分である現代の姉弟の物語については、はっきりいって白々しいというかなんというか、正直、素人小説っぽいです。「小説」としては出来のよい本ではないかなというのが偽らざる感想です。
 ただ、この本がいいなと思うのは、ありきたりなことですが、今のこの恵まれた時代を再発見でき、頑張らなければという気持ちにさせられるところですね。さらに生意気なことを言わせて貰えれば、戦記物に興味を持っていない人や抵抗がある人って多いのではないかと思うのですが、そういう人に小説というスタイルで、戦時を生きた方々のエピソードを伝え、残酷で過酷な戦争の現実や、そういう時代を生きざるを得なかった人たちの生き様、想いを伝えることができるだろうと思われることです。言うなれば小説作品としての評価は??ですが、メッセージ性に富み、読む価値は高い(という類の)本であると思います。
 最後に不満を少々。多少ネタばれ要素ありで・・・。明らかに語りすぎと思われるところがあると前に言いましたが、語りすぎ過ぎでちょっと不問に付せないところがふたつほど。ひとつは、老人が戦時の思い出を語る中で、「その夜狂ったように妻を抱きました」というようなことを語るシーンです。会ったばかりの他人に、奥さんとの過去の密かな営み、しかも狂ったようにという恥ずかしいことまで赤裸々に語る人間がこの世にいるでしょうか?さらに言えば80才を超えた老人が。その手の調査だというなら分かりますが、昔の同僚か上司の孫に祖父の思い出話をしているわけですから、自分の妻との性交体験談は全く関係ないんです。作品を情緒的に膨らませたいという作者の気持ちは分かりますが、現実離れの許容範囲を明らかに超えていると思います。もうひとつは最後の、誰にも言わず墓まで持っていこうと思っていたという亡き妻(姉弟からすると祖母)の秘密の過去の話。その話は、娘には語れないなら孫にはもっと語れない内容です。最後にヒネリを効かせたいと思った作者の意図は分かりますがはっきりいって強引すぎてシラケました。ヒネるんだったら別にそこに至る背景を語る必要はなく、単に「やくざ風の男に転落しそうな危機を救われた。その男は「生きろ」と財布を投げ渡し名もいわず立ち去った」で十分だったんではないですかね。背景は推して知るべしで。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.9
(3pt)

読む価値は高い

 戦記物はわりと好きで結構読んでます。本中で紹介されるエピソードはほぼ知っているものでした。巻末の参考文献の欄を見てなるほどと。読んだことある本がたくさん並んでました。作品の構成は、戦時のエピソードを軸に、そのエピソードの周辺にいたという設定の架空の人物が思い出話を語る部分が9割で、元特攻隊員の祖父について調べる現代を生きる姉弟の物語が1割って感じですかね。作品の殆どを占める戦時の思い出話部分には特に目新しいものはなく良く知られるエピソードをしっかりなぞったという感じ。その視点、切り口にも特段新鮮に感じるものはないけど、代わりにというか昔の同僚か上司の孫を相手に彼らの祖父との思い出を語るには明らかに語りすぎでしょうと思われるところが多々あります。まあその辺は作者も分かっていながら敢えて書いているんだろうとは思いますが。残り1割ほどの作者の完全な創作部分である現代の姉弟の物語については、はっきりいって白々しいというかなんというか、正直、素人小説っぽいです。「小説」としては出来のよい本ではないかなというのが偽らざる感想です。
 ただ、この本がいいなと思うのは、ありきたりなことですが、今のこの恵まれた時代を再発見でき、頑張らなければという気持ちにさせられるところですね。さらに生意気なことを言わせて貰えれば、戦記物に興味を持っていない人や抵抗がある人って多いのではないかと思うのですが、そういう人に小説というスタイルで、戦時を生きた方々のエピソードを伝え、残酷で過酷な戦争の現実や、そういう時代を生きざるを得なかった人たちの生き様、想いを伝えることができるだろうと思われることです。言うなれば小説作品としての評価は??ですが、メッセージ性に富み、読む価値は高い(という類の)本であると思います。
 最後に不満を少々。多少ネタばれ要素ありで・・・。明らかに語りすぎと思われるところがあると前に言いましたが、語りすぎ過ぎでちょっと不問に付せないところがふたつほど。ひとつは、老人が戦時の思い出を語る中で、「その夜狂ったように妻を抱きました」というようなことを語るシーンです。会ったばかりの他人に、奥さんとの過去の密かな営み、しかも狂ったようにという恥ずかしいことまで赤裸々に語る人間がこの世にいるでしょうか?さらに言えば80才を超えた老人が。その手の調査だというなら分かりますが、昔の同僚か上司の孫に祖父の思い出話をしているわけですから、自分の妻との性交体験談は全く関係ないんです。作品を情緒的に膨らませたいという作者の気持ちは分かりますが、現実離れの許容範囲を明らかに超えていると思います。もうひとつは最後の、誰にも言わず墓まで持っていこうと思っていたという亡き妻(姉弟からすると祖母)の秘密の過去の話。その話は、娘には語れないなら孫にはもっと語れない内容です。最後にヒネリを効かせたいと思った作者の意図は分かりますがはっきりいって強引すぎてシラケました。ヒネるんだったら別にそこに至る背景を語る必要はなく、単に「やくざ風の男に転落しそうな危機を救われた。その男は「生きろ」と財布を投げ渡し名もいわず立ち去った」で十分だったんではないですかね。背景は推して知るべしで。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.8
(3pt)

編集者がえらい

この原稿を最後まで読んで本にする決断をした編集者が偉い。その人が偉いと思う。わたしなら最初の50ページで捨ててしまった。
なんといっても現実味に乏しいストーリー。
戦後60年たって主人公の生前の言動を鮮明に記憶する80代の高齢者が、数人もいるなんてまずありえない。可能性は1パーセントもないだろう。この小説の「孫」がどういう方法を用いたのか知らないが、最も効率がいいのは国会図書館に寄贈されてある戦友会の記録をあたること、靖国神社に協力依頼することだが、作中で「孫」がやったようにひと月やふた月でできることではない。
また「エリート」として出てくる新聞記者。おそらく朝日か毎日をさしているのだろうが、1970年代じゃあるまいし、今時こんな考え方をする奴はいない。「エリート」といわれるなら防衛や世界史、国際関係論をもっと現実的に見る。この作品のように「特攻とアルカイダは同じ」とするやつが全国紙の東京本社で企画担当記者になれるわけがない。日本の新聞社は「SAPIO」で小林よしのりがいうほどに馬鹿ものだらけではない。
それでもこの小説は面白い。なぜだろう。おそらく、文庫のあとがきに児玉清氏が書いているように「心を洗われる感動的な出来事や素晴らしい人間と出逢いたい」という私たちの願望を、見事に叶えてくれたからだろう。登場人物が善人で純粋な人ばかり。「こんなはずはないだろう」と思いつつも面白く読み進める。
これは戦記文学ではないのに、そのように論じるレビューが目立つ。物を知らなすぎる人の意見だ。日本には吉田満や大岡昇平や長谷川四郎などの多数の優れた「戦記文学」が、世界に誇れるレベルですでに存在している。一方、この作品はただの、しかしよくできた、エンターテインメントである。地平が異なる。そこをきっちり強調しないと、罪深い情報を存在させることになる。
この作品が今の読者に受け入れられると感じた編集者は、やはり褒められなければならない。著者の筆力を早々に評価したのだろうから。本当に偉い。そこでだが、私は著者に歴史物の続きを期待したい。ボクシングもいいが、やはり逢坂剛なみに緻密なものを望みたい。たしか筆者はフルトヴェングラーマニアでなかったか。その辺を題材にとった作品は私の知る限り、日本にはなかったはず。期待しています。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.7
(3pt)

編集者がえらい

この原稿を最後まで読んで本にする決断をした編集者が偉い。その人が偉いと思う。わたしなら最初の50ページで捨ててしまった。
なんといっても現実味に乏しいストーリー。
戦後60年たって主人公の生前の言動を鮮明に記憶する80代の高齢者が、数人もいるなんてまずありえない。可能性は1パーセントもないだろう。この小説の「孫」がどういう方法を用いたのか知らないが、最も効率がいいのは国会図書館に寄贈されてある戦友会の記録をあたること、靖国神社に協力依頼することだが、作中で「孫」がやったようにひと月やふた月でできることではない。
また「エリート」として出てくる新聞記者。おそらく朝日か毎日をさしているのだろうが、1970年代じゃあるまいし、今時こんな考え方をする奴はいない。「エリート」といわれるなら防衛や世界史、国際関係論をもっと現実的に見る。この作品のように「特攻とアルカイダは同じ」とするやつが全国紙の東京本社で企画担当記者になれるわけがない。日本の新聞社は「SAPIO」で小林よしのりがいうほどに馬鹿ものだらけではない。
それでもこの小説は面白い。なぜだろう。おそらく、文庫のあとがきに児玉清氏が書いているように「心を洗われる感動的な出来事や素晴らしい人間と出逢いたい」という私たちの願望を、見事に叶えてくれたからだろう。登場人物が善人で純粋な人ばかり。「こんなはずはないだろう」と思いつつも面白く読み進める。
これは戦記文学ではないのに、そのように論じるレビューが目立つ。物を知らなすぎる人の意見だ。日本には吉田満や大岡昇平や長谷川四郎などの多数の優れた「戦記文学」が、世界に誇れるレベルですでに存在している。一方、この作品はただの、しかしよくできた、エンターテインメントである。地平が異なる。そこをきっちり強調しないと、罪深い情報を存在させることになる。
この作品が今の読者に受け入れられると感じた編集者は、やはり褒められなければならない。著者の筆力を早々に評価したのだろうから。本当に偉い。そこでだが、私は著者に歴史物の続きを期待したい。ボクシングもいいが、やはり逢坂剛なみに緻密なものを望みたい。たしか筆者はフルトヴェングラーマニアでなかったか。その辺を題材にとった作品は私の知る限り、日本にはなかったはず。期待しています。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.6
(3pt)

泣けるけど…

書評が高く、期待して読みました。…泣けました。感動もあるが、悲しくて泣いた感じ…。未消化な部分も多少残るし、戦争についてある程度の知識が無いと、イマイチ分からない部分もあるかと…特に、戦争など全然知らない若い世代の人は、知らない言葉が沢山出て来て、一気に読むのは難しいかも…ただ、命の尊さや戦争の残酷さは伝わってきて、多くの人によんでもらいたい本ではある…
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.5
(3pt)

泣けるけど…

書評が高く、期待して読みました。…泣けました。感動もあるが、悲しくて泣いた感じ…。未消化な部分も多少残るし、戦争についてある程度の知識が無いと、イマイチ分からない部分もあるかと…特に、戦争など全然知らない若い世代の人は、知らない言葉が沢山出て来て、一気に読むのは難しいかも…ただ、命の尊さや戦争の残酷さは伝わってきて、多くの人によんでもらいたい本ではある…
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.4
(3pt)

残念泣けなかった

どんな感動が待っているのだろうかと、結末まで興味津々で読んだのだけど、
ちょっと肩透かし。
主役のお祖父ちゃんは、報われないじゃないですか。
第二次世界大戦に対する考察は非常にしっかりしており、
歴史の参考書としては読むに値するかもしれませんが、
戦争文学の金字塔とは、とても呼べる価値はないと思う。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.3
(3pt)

残念泣けなかった

どんな感動が待っているのだろうかと、結末まで興味津々で読んだのだけど、
ちょっと肩透かし。
主役のお祖父ちゃんは、報われないじゃないですか。
第二次世界大戦に対する考察は非常にしっかりしており、
歴史の参考書としては読むに値するかもしれませんが、
戦争文学の金字塔とは、とても呼べる価値はないと思う。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.2
(3pt)

百田版壬生義士伝?

本作の時代背景や特攻の悲劇といった本題に関するレビューは他にまかせて、僕が読み進める過程でデジャヴを禁じえなかったポイントを一つ。
これってまんま、浅田次郎の「壬生義士伝」じゃん!ということ。
ただしテクストは浅田ほど流麗じゃない。
泣ける展開と最後のどんでん返しは楽しめるけど、「壬生〜」を意識しちゃうとどうしても、浅田と百田の力量くらべをしちゃう。もちろん「壬生〜」を知らなければ単独では十分楽しめる作品なのだけど。
こんな僕は天邪鬼なのか?
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.1
(3pt)

放送作家の作品か?小説としては、、、、、

二時間ドラマにして見たくなる作品である。しかし「映画」の原作としては物足りない。
作者のゼロ戦/特攻に対する精密な知識・情報を元にシナリオが描かれているし、終盤に
向けて切れ味良く物語が進行していく。最後まで読者を飽きさせないことには敬服する。
戦記物/特攻物に慣れ親しんだ者にも充分に読破出来る(読める)内容である。
しかし?しかし何か「小説」としては物足りないものを感じるのは私だけであろうか。
どこかで既に読んだ/聞いたことのある「ステレオタイプ」なストーリー/発想の所以か?
私は泣くほどの感動も無く読了した。
やはりこの作品は、放送作家の作品であって、「二時間ドラマ」のシナリオには成れても、
「映画」の原作には成れない、そう言う位置付けの読み物であると感じた。
二時間ドラマになれば是非見てみたい良いシナリオである、という意味で星3つ。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268