永遠の0
評判
永遠の0の評価:
3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2,989件 2,781〜2,800 140/150ページ
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さて、話の内容はゼロについてです。
知り合いから頂いた本でしたので、読み始めるまではどういう内容か全く知りませんでしたが、ゼロの意味するものは太平洋戦争で活躍した日本の零戦のことでした。
特攻で命を失った祖父の最後の真実の姿を孫達が明らかにしていくというストーリーです。具体的には生き残った人たちに手紙を書き、祖父を知っているという方々に取材をしていくという形式を取ります。その中で少しずつ、祖父の本当の姿が描き出されます。
それと同時にこの戦争の経過が大変よくわかるようにもなっている一冊でした。フィクションだということですが、私にはそれが信じられません。あまりにもリアルな内容にノンフィクションだと思い込んでいました。
私は勉強不足もあり、もちろん戦争のことはよく知りません。1941年12月8日に真珠湾を攻撃し、その後の戦いがどんどん不利に展開し、そして原爆が落とされて終戦を迎えるというくらいの知識です。
他には小さい時に大阪の天王寺の陸橋で片足のない傷痍軍人が募金を募っている姿がかすかに記憶の中にあります。それから小学生の時に空を飛んでいる飛行機を見ていたら、横にいた知らないおばあさんが「あれがB29だったらどうする?」と私に話しかけてきた思い出もあります。
社会人になり、ミクロネシアのパラオの最南端に位置するペリリュー島(当時は天皇の島と呼ばれたそうです)で中川さんというご年配の方が経営する民宿に泊まった経験があります。この方はやはり戦争の時にこの島を脱出したそうですが、民宿の壁という壁には軍艦や戦闘機の写真が張り巡らされていました。夜遅くまで昨日のことのようにその島での戦争の様子を事細かく私に説明してくれました。アメリカ兵、日本兵がおよそ2万人も死んだということで、毎年来る遺族の方を迎えるために私はこの島に住んでいますとおっしゃっていたことが印象的でした。
ちょうどこの島の南部には今も零戦が落ちています。その零戦を見た時の感想は「零戦とはこんなにも小さい飛行機だったのか」というものでした。
戦争が終了し、日本という国がここまで復興し、発展したのはこういう戦争で犠牲になった方々があるからだと思いました。まただからこそ、戦争を2度と起こしてはいけないし、今自分が生かされていることを肝に銘じ、無駄な人生を歩んではいけないということを再認識させられた、そんな本でした。
興味のある方は是非一度ご覧ください。
傑作です。