永遠の0

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永遠の0の評価:

3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2,989件 2,761〜2,780 139/150ページ
No.229
(4pt)

若い世代が戦争を知る良いきっかけだとは思うが、

私は30代半ばで太平洋戦争の事も学校の授業で習った程度のことしか知らない。本書を通じて、私を含め若い世代が戦争を知る良いきっかけにはなったとは思うが、小説としての構成にはやや不満が残る。主人公がインタビューをさせてもらう戦争体験者の言葉が、資料を読んでいるかのようにすらすらと出てきて現実味を感じなかった。また、名乗り出てくれる人たちの話がちょうど亡き祖父の記憶をきれいに並べて貼り合わせたかのように前の語り部の話の続きの話となっていて、いかにも作為的な匂いを醸してしまって気持ち的に作品に入り込むのを邪魔してしまった。太平洋戦争に駆り出された若者たちの気持ち、ゼロ戦乗りの現実、意外性のある結末など、見るべきところが多く感動しただけに、作品に入り込むための仕掛けについてはしっかり練りに練ってほしかった。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.228
(4pt)

若い世代が戦争を知る良いきっかけだとは思うが、

私は30代半ばで太平洋戦争の事も学校の授業で習った程度のことしか知らない。
本書を通じて、私を含め若い世代が戦争を知る良いきっかけにはなったとは思うが、小説としての構成にはやや不満が残る。
主人公がインタビューをさせてもらう戦争体験者の言葉が、資料を読んでいるかのようにすらすらと出てきて現実味を感じなかった。
また、名乗り出てくれる人たちの話がちょうど亡き祖父の記憶をきれいに並べて貼り合わせたかのように前の語り部の話の続きの話となっていて、いかにも作為的な匂いを醸してしまって気持ち的に作品に入り込むのを邪魔してしまった。
太平洋戦争に駆り出された若者たちの気持ち、ゼロ戦乗りの現実、意外性のある結末など、見るべきところが多く感動したため、作品に入り込むための仕掛けについてはしっかり練りに練ってほしかった。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.227
(4pt)

戦争の代償

レビューを読み購入を迷っていたこの本を、結局街の書店で見かけたときに購入しました。正直もっと安く買えたかもしれないと思ったのですが、読み始めると定価以上のものを手に入れた感がありました。この本の感想は、戦争を知らない私が語るのがおこがましい気がします。「特攻隊がテロリストと同じ」というくだりがあり、確かに目や耳に入る情報だけならそういう解釈もできるかなと最初は思いましたが、この本を読んでいるうちに、自分が浅はかだと思いました。そして今私たちがテロリストと呼んでいる人々についても、自分は何も知らないのにその人たちを悪人、狂人扱いしている分がかなりあると思いました。戦争の時代、今の民主主義とは程遠い思想の世界のなかで殆ど人生の選択肢もなかった若者がそれでも気丈に死を覚悟して帰ることができない戦場に赴く。そんな人たちからみれば今の日本の姿は信じられないかもしれません。また、どこかで落胆されているかもしれません。。。この本を読んでただ1つ切に思うのは、多くの人々の命をなくしてしまう戦争は二度と起こしてはならないということです。戦争という状況下、人間らしく思い、感じ、生きることがどれだけ難しいことなのか。そして人間らしく生きたがために、皮肉にも死を選ぶことになってしまった「宮部さん」は戦争の犠牲者です。多くの「宮部さん」が戦争で亡くなりました。今もどこかで多くの「宮部さん」が、もがき苦しんでいると思います。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.226
(5pt)

平和な時代に生きる意味

物語は熟練のゼロ戦パイロットであり、特攻隊員として終戦間際に亡くなった主人公を軸に彼に関わる人々の様々なエピソードが紡ぎ合わされ、構成されています。放送作家だった百田尚樹さんの文章は人物、情景を非常にリアルに描き出し、落ち着いた筆致にも関わらず、どんどん物語に引きずり込まれていきます。主に戦友だった人々の思い出から彼の人物像が鮮やかに浮かび上がります。フィクションでありながら、作品には実在の有名な戦闘機パイロットたちも多数登場し、ノンフィクションの面持ちを持っています。戦争の惨さ、当時の軍首脳部の兵隊や民間人を人間とは思わない身勝手さを、人々の無念の想いが随所に語られ、戦争が個人の意思や人生を抹殺する絶対悪であることを改めて認識させられます。終章で個々の物語は一気に繋がります。先の大戦で亡くなった多くの人々の無念の思いの上に現在の平和の礎が築かれていることを思いました。戦争ものでありながらヒューマニズムに溢れた素晴らしい作品です。次代を担う若い人々にも是非読んでもらいたいと思います。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.225
(4pt)

戦争の代償

レビューを読み購入を迷っていたこの本を、結局街の書店で見かけたときに購入しました。正直もっと安く買えたかもしれないと思ったのですが、読み始めると定価以上のものを手に入れた感がありました。
この本の感想は、戦争を知らない私が語るのがおこがましい気がします。「特攻隊がテロリストと同じ」というくだりがあり、確かに目や耳に入る情報だけならそういう解釈もできるかなと最初は思いましたが、この本を読んでいるうちに、自分が浅はかだと思いました。そして今私たちがテロリストと呼んでいる人々についても、自分は何も知らないのにその人たちを悪人、狂人扱いしている分がかなりあると思いました。
戦争の時代、今の民主主義とは程遠い思想の世界のなかで殆ど人生の選択肢もなかった若者がそれでも気丈に死を覚悟して帰ることができない戦場に赴く。そんな人たちからみれば今の日本の姿は信じられないかもしれません。また、どこかで落胆されているかもしれません。。。
この本を読んでただ1つ切に思うのは、多くの人々の命をなくしてしまう戦争は二度と起こしてはならないということです。戦争という状況下、人間らしく思い、感じ、生きることがどれだけ難しいことなのか。そして人間らしく生きたがために、皮肉にも死を選ぶことになってしまった「宮部さん」は戦争の犠牲者です。多くの「宮部さん」が戦争で亡くなりました。今もどこかで多くの「宮部さん」が、もがき苦しんでいると思います。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.224
(5pt)

平和な時代に生きる意味

物語は熟練のゼロ戦パイロットであり、特攻隊員として終戦間際に亡くなった主人公を軸に彼に関わる人々の様々なエピソードが紡ぎ合わされ、構成されています。放送作家だった百田尚樹さんの文章は人物、情景を非常にリアルに描き出し、落ち着いた筆致にも関わらず、どんどん物語に引きずり込まれていきます。主に戦友だった人々の思い出から彼の人物像が鮮やかに浮かび上がります。フィクションでありながら、作品には実在の有名な戦闘機パイロットたちも多数登場し、ノンフィクションの面持ちを持っています。戦争の惨さ、当時の軍首脳部の兵隊や民間人を人間とは思わない身勝手さを、人々の無念の想いが随所に語られ、戦争が個人の意思や人生を抹殺する絶対悪であることを改めて認識させられます。終章で個々の物語は一気に繋がります。先の大戦で亡くなった多くの人々の無念の思いの上に現在の平和の礎が築かれていることを思いました。戦争ものでありながらヒューマニズムに溢れた素晴らしい作品です。次代を担う若い人々にも是非読んでもらいたいと思います。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.223
(5pt)

素晴らしい作品

あまり戦争ものの作品を読まないがこの本は読む手が止まらず、素晴らしい作品だと感じた。昭和の戦争の時代をその時代に生きた人間と現代人だけでなく、日本とアメリカに至るまで多面的に客観的にどちらの視点からも捉えて描かれていると思う。それでいて登場人物に感情移入しやすく、話に入り込むことが出来る。後半部分では感動や悲しみ、やりきれなさなど様々な感情が交じり合い、涙なしには読むことが出来ない。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.222
(5pt)

日本人としての誇りを感じた

まるで映画を見ているように、戦場の様子が目に浮かびました。読み進むにつれ、宮部さんたちを始めとする海軍パイロットや陸軍兵士たちが幹部の無謀な作戦によって使い捨ての駒のようにいいように使われていく様を見て、憤りと共にあまりの絶望ぶりに苦しくなりました。 この本は翻訳されて、全世界の人に読んでもらうべきものだと思います。 少なくとも神風はテロリストでは決してないということだけでも知ってもらいたいです。 この本は愛国心を教えてくれました。筆者の百田さん、そして当時の世代の全ての方へ感謝申し上げます。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.221
(5pt)

素晴らしい作品

あまり戦争ものの作品を読まないがこの本は読む手が止まらず、素晴らしい作品だと感じた。
昭和の戦争の時代をその時代に生きた人間と現代人だけでなく、日本とアメリカに至るまで
多面的に客観的にどちらの視点からも捉えて描かれていると思う。
それでいて登場人物に感情移入しやすく、話に入り込むことが出来る。
後半部分では感動や悲しみ、やりきれなさなど様々な感情が交じり合い、
涙なしには読むことが出来ない。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.220
(5pt)

避けてきた戦争ものですが…

サッカー日本代表の松井が「日本人として知っておかなきゃならない」的なことを言ってたけど、なかなか戦争物は避けてきたというのが実際。
どのくらい史実に忠実なのかはわからないけど、「評判のいい本」ということが背中を押してくれて読むこととなりました。
資料をもとに描いているせいなのか、しつこい部分や重複する部分が気になりましたが、全体的に引き込まれてゆきました。
宮部という人間に強く興味がわいたせいかもしれません。
姉弟の話やその婚約者の話など、どうでもいい部分(急に文章が下手になる??)もありましたが、
ラストの持って行き方はキライじゃありません。
でも、ヤクザの財布の件は、いらないかなー??
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.219
(5pt)

今の時代にこそ必要な小説

『永遠の0』は、戦争の小説だ。戦争、と聞いただけで少し隔たりを感じるかもしれないが、
語り手は現代を生きる若者で、若者が自らの祖父を調査する、という筋なので、徹底して昔の様子が描かれるわけではない。
現代と、戦時中が交差しながら、「物語」という形で、鮮やかに、私たちの前に戦争はその姿を現していく。
戦時中の舞台では、今を生きる私たちと何ら変わらない、「生きたい」という希望を持った一人の無名の戦士の人生にスポットが当てられる。
読めば読むほど、時代の壁や、世代の壁を超えて、そこにいるのは、かけがえのない人だ、と痛感していく。
随分前に歴史の授業で耳をすべりぬけた、戦時中には何万人、何百万人の人が死んで・・・という温度のない言葉が、急にそら恐ろしく思い出された。
あのときはどうしても自分に近しいことに思えなかった真実が、この小説では、恐ろしいくらい身近で、決して他人ごとではない、自分のことのように、苦しいことに思えた。
今の時代も、人を愛する気持ちには変わりがない。無名のたった一人、一人が、自分の愛する人だったら、と考えると、胸がつんざかれるような気がする。戦争の時代は、決して遠い出来事ではない。今も私たちの世代に脈々と受け継がれている、それぞれのおじいさん、おばあさんの、かけがえのないたった一つの人生の、たくさんの集まりなんだ、と思う。それは決して他人ごとではない。
ヒトゴトで終わってはいけない。今一度深く考えるべきだ、と強く思わされた。
今の時代が戦争の時代の続きに存在していることに。愛する人を愛せる、愛する人から愛されるこの幸せに。日本という国のありかたに。
現代を舞台にした部分については描写が足りない、と思うところはあったけれど、小説の「テーマ」は十分に大きく伝わって、静かに考えさせられた。
今年一番感動した小説だった。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.218
(5pt)

命の選択。

戦争のイメージって?
国と国の利権の取り合い?
殉教精神の貫徹?
積年の恨み辛み?
カッコつけて戦争を語る前に、改めて
考えなければならないこと。
それは、生と死のはざまで、もがき苦しむ
戦士が必ずいるということ。
そして、その戦士にはほとんど必ず家族がいるということ。
「命の洗濯」ではなく「命の選択」。
生きるか死ぬか、選択できない状況が想像できるか?
不治の病ならいざ知らず、他人から死になさいと言われる
ことが現代日本であり得るだろうか?
今作はフィクションであるが、そういう時代・史実が
確かにあったことを忘れてはいけない。
日本の作戦の無謀さがあったかどうかはどうでもいいし、
現実は違ったのかもしれない。
ありきたりに、「戦争の悲惨さ」のみで語りたくない作品であり、
日本人のみならず、現代人には読んでほしい、というより
読まなければならない作品だと思った。
ミステリー要素が、テーマの戦争に輪をかけて感涙を呼ぶ。
斜に構えて、現代の平和を謳歌している我々が恥ずかしいと
思うとともに、先達の功績と犠牲の上に成り立っている
現代社会と、先祖や家族への無類なき感謝を胸に、
「生きている」実感をかみしめて、生きていかなければならない。
選択なき人生を全うしていった諸先輩方に報いるために。。。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.217
(5pt)

命の選択。

戦争のイメージって?
国と国の利権の取り合い?
殉教精神の貫徹?
積年の恨み辛み?
カッコつけて戦争を語る前に、改めて
考えなければならないこと。
それは、生と死のはざまで、もがき苦しむ
戦士が必ずいるということ。
そして、その戦士にはほとんど必ず家族がいるということ。
「命の洗濯」ではなく「命の選択」。
生きるか死ぬか、選択できない状況が想像できるか?
不治の病ならいざ知らず、他人から死になさいと言われる
ことが現代日本であり得るだろうか?
今作はフィクションであるが、そういう時代・史実が
確かにあったことを忘れてはいけない。
日本の作戦の無謀さがあったかどうかはどうでもいいし、
現実は違ったのかもしれない。
ありきたりに、「戦争の悲惨さ」のみで語りたくない作品であり、
日本人のみならず、現代人には読んでほしい、というより
読まなければならない作品だと思った。
ミステリー要素が、テーマの戦争に輪をかけて感涙を呼ぶ。
斜に構えて、現代の平和を謳歌している我々が恥ずかしいと
思うとともに、先達の功績と犠牲の上に成り立っている
現代社会と、先祖や家族への無類なき感謝を胸に、
「生きている」実感をかみしめて、生きていかなければならない。
選択なき人生を全うしていった諸先輩方に報いるために。。。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.216
(5pt)

分厚い本は得意でないが、苦なく読めてしまった!

分厚い本を読むのはあまり得意ではないので、
全部読みきるのにどのくらいかかるかなぁと心配していました。
ところがその心配は全くなく、楽しく読みすすめることができて、思ったよりも時間かからずに読めました。
話の内容としては、戦争で亡くなったおじいさんがどのような人だったのかというのを
孫がかつての隊員達に話を聞きに行くというスタンスですすみます。
様々な人からみたおじいさんの人物像にわくわくしながら、
戦争の残酷さ、特攻隊の本当の心境などにも触れていきます。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.215
(5pt)

26歳、感動しました!

文庫でも580ページ近くあるので読みごたえたっぷりです。しかし、会話形式で書かれているため非常に読みやすく、活字離れの象徴みたいな私でも、「続きが気になってつい読んでしまう」という体験を初めてしました。戦争モノにありがちな「戦争はどうの」といった説教じみた内容ではなく、話の中で自然と戦争についての考え方を読者の心に生み出させる内容です。老若男女問わず、日本人なら読むべきです。後悔しない1冊です。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.214
(5pt)

電車の中で号泣しました。

はじまりの舞台は現在。
ジャーナリストである姉と、
弁護士を目指して勉強中だったが目標を見失っている弟が
ひょんなことから「神風特攻隊でなくなった本当の祖父」のことを
調べていくお話です。
姉弟の現在の祖父は、
祖母が戦争で夫を亡くした後に再婚した相手だったということがわかり、
二人は家族には内緒で、本当の祖父・宮部について調べていく。
すると、ある人は「優秀な飛行機乗りだった」と言い、
ある人は「あんなに卑怯なやつはいない」という。
何が本当なのか? それを調べていくうちに、
祖父・宮部が持ち続けた信念にたどり着き…。
作中では、非常に詳しく飛行機の特長やそれに乗っていた人たちの
能力、技術、精神力などについても語られています。
特に印象的だったのは、
「零戦は非常に優秀な飛行機。7時間もの長距離飛行を可能にした。
でも、パイロットは人間だ。いつ、敵に襲われるかわからない中、
7時間もの長時間の緊張に人は耐えられない」
という宮部のセリフ。
このセリフを読むまで、そんなことを考えたことはありませんでした。
どちらかというと、特攻隊の方々は、ただただ突撃していった悲しい人たち。
そう思っていたのですが、突撃するにもそれはそれは難しい状況があったのだとか。
そういったことは、この小説を読むまで恥ずかしながら全く知らなかったので、
ただ突撃していく以上の恐怖や悲しみをしみじみと感じました。
また、神風特攻隊をテロだという人が、現在いるということも非常に衝撃でした。
これを読んだらそんなことは、絶対に言えなくなる。
彼らは別に、狂信的にに神風特攻隊を信じていたわけじゃない。
死んで行く仲間を送り、気が狂いそうな死への恐怖と戦い、
心の中では「嫌だ、死にたくない」と叫びながらも、
それが許されない状況の中、飛び立っていった。
こんなに悲しいこと、ない。
最後には祖母や現在の祖父の過去についても触れられ、
戦争での被害の別の側面についても考えさせられました。
久しぶりに号泣して、戦争の話はちゃんと語りついていかなければいけないなと
真剣に思いました。
すごく、すごく勉強になったなと思った一冊。
読みやすいので、ぜひどうぞ。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268
No.213
(5pt)

分厚い本は得意でないが、苦なく読めてしまった!

分厚い本を読むのはあまり得意ではないので、
全部読みきるのにどのくらいかかるかなぁと心配していました。
ところがその心配は全くなく、楽しく読みすすめることができて、思ったよりも時間かからずに読めました。
話の内容としては、戦争で亡くなったおじいさんがどのような人だったのかというのを
孫がかつての隊員達に話を聞きに行くというスタンスですすみます。
様々な人からみたおじいさんの人物像にわくわくしながら、
戦争の残酷さ、特攻隊の本当の心境などにも触れていきます。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.212
(5pt)

26歳、感動しました!

文庫でも580ページ近くあるので読みごたえたっぷりです。しかし、会話形式で書かれているため非常に読みやすく、活字離れの象徴みたいな私でも、「続きが気になってつい読んでしまう」という体験を初めてしました。戦争モノにありがちな「戦争はどうの」といった説教じみた内容ではなく、話の中で自然と戦争についての考え方を読者の心に生み出させる内容です。老若男女問わず、日本人なら読むべきです。後悔しない1冊です。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.211
(5pt)

電車の中で号泣しました。

はじまりの舞台は現在。
ジャーナリストである姉と、
弁護士を目指して勉強中だったが目標を見失っている弟が
ひょんなことから「神風特攻隊でなくなった本当の祖父」のことを
調べていくお話です。
姉弟の現在の祖父は、
祖母が戦争で夫を亡くした後に再婚した相手だったということがわかり、
二人は家族には内緒で、本当の祖父・宮部について調べていく。
すると、ある人は「優秀な飛行機乗りだった」と言い、
ある人は「あんなに卑怯なやつはいない」という。
何が本当なのか? それを調べていくうちに、
祖父・宮部が持ち続けた信念にたどり着き…。
作中では、非常に詳しく飛行機の特長やそれに乗っていた人たちの
能力、技術、精神力などについても語られています。
特に印象的だったのは、
「零戦は非常に優秀な飛行機。7時間もの長距離飛行を可能にした。
でも、パイロットは人間だ。いつ、敵に襲われるかわからない中、
7時間もの長時間の緊張に人は耐えられない」
という宮部のセリフ。
このセリフを読むまで、そんなことを考えたことはありませんでした。
どちらかというと、特攻隊の方々は、ただただ突撃していった悲しい人たち。
そう思っていたのですが、突撃するにもそれはそれは難しい状況があったのだとか。
そういったことは、この小説を読むまで恥ずかしながら全く知らなかったので、
ただ突撃していく以上の恐怖や悲しみをしみじみと感じました。
また、神風特攻隊をテロだという人が、現在いるということも非常に衝撃でした。
これを読んだらそんなことは、絶対に言えなくなる。
彼らは別に、狂信的にに神風特攻隊を信じていたわけじゃない。
死んで行く仲間を送り、気が狂いそうな死への恐怖と戦い、
心の中では「嫌だ、死にたくない」と叫びながらも、
それが許されない状況の中、飛び立っていった。
こんなに悲しいこと、ない。
最後には祖母や現在の祖父の過去についても触れられ、
戦争での被害の別の側面についても考えさせられました。
久しぶりに号泣して、戦争の話はちゃんと語りついていかなければいけないなと
真剣に思いました。
すごく、すごく勉強になったなと思った一冊。
読みやすいので、ぜひどうぞ。
永遠の0 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (講談社文庫)より
406276413X
No.210
(5pt)

今生きていることを無駄にしてはいけないと教えられた傑作です!

この本は百田尚樹さんのデビュー作です。もともと放送作家という立場であった方ということは後で知りましたが、この本がデビュー作というのはかなり驚きです。何冊かの本を既に出版された熟練作家という印象を持ちました。
さて、話の内容はゼロについてです。
知り合いから頂いた本でしたので、読み始めるまではどういう内容か全く知りませんでしたが、ゼロの意味するものは太平洋戦争で活躍した日本の零戦のことでした。
特攻で命を失った祖父の最後の真実の姿を孫達が明らかにしていくというストーリーです。具体的には生き残った人たちに手紙を書き、祖父を知っているという方々に取材をしていくという形式を取ります。その中で少しずつ、祖父の本当の姿が描き出されます。
それと同時にこの戦争の経過が大変よくわかるようにもなっている一冊でした。フィクションだということですが、私にはそれが信じられません。あまりにもリアルな内容にノンフィクションだと思い込んでいました。
私は勉強不足もあり、もちろん戦争のことはよく知りません。1941年12月8日に真珠湾を攻撃し、その後の戦いがどんどん不利に展開し、そして原爆が落とされて終戦を迎えるというくらいの知識です。
他には小さい時に大阪の天王寺の陸橋で片足のない傷痍軍人が募金を募っている姿がかすかに記憶の中にあります。それから小学生の時に空を飛んでいる飛行機を見ていたら、横にいた知らないおばあさんが「あれがB29だったらどうする?」と私に話しかけてきた思い出もあります。
社会人になり、ミクロネシアのパラオの最南端に位置するペリリュー島(当時は天皇の島と呼ばれたそうです)で中川さんというご年配の方が経営する民宿に泊まった経験があります。この方はやはり戦争の時にこの島を脱出したそうですが、民宿の壁という壁には軍艦や戦闘機の写真が張り巡らされていました。夜遅くまで昨日のことのようにその島での戦争の様子を事細かく私に説明してくれました。アメリカ兵、日本兵がおよそ2万人も死んだということで、毎年来る遺族の方を迎えるために私はこの島に住んでいますとおっしゃっていたことが印象的でした。
ちょうどこの島の南部には今も零戦が落ちています。その零戦を見た時の感想は「零戦とはこんなにも小さい飛行機だったのか」というものでした。
戦争が終了し、日本という国がここまで復興し、発展したのはこういう戦争で犠牲になった方々があるからだと思いました。まただからこそ、戦争を2度と起こしてはいけないし、今自分が生かされていることを肝に銘じ、無駄な人生を歩んではいけないということを再認識させられた、そんな本でした。
興味のある方は是非一度ご覧ください。
傑作です。
永遠の0 (ゼロ) Amazon書評・レビュー: 永遠の0 (ゼロ)より
4778310268