美丘
評判
美丘の評価:
3.70/5点 レビュー 99件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全160件 41〜60 3/8ページ
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美丘の評価:
3.70/5点 レビュー 99件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
なので、だいぶ前に購入した小説なんですけど。
不思議と、何度か読み返してしまう作品の1つです。
物語に使われているモチーフは、ある意味「王道」のセオリー。
よくある「難病の彼女と平凡な大学生の僕」との恋物語ですけど。
よく使われているモチーフだからこそ、作家の力量が出る。
その点で、石田さんらしさが良くも悪くも出ているのですけど。
私としては面白く読めた作品でしたね。
ドラマでは「美丘」を吉高由里子さんが演じたんですが。
彼女のキャラクターは、まさに「美丘」にはまってました。
「美丘」の父親には、なんと寺脇康文さんで。
なんといっても『相棒』のイメージが強かった寺脇さんですが。
そのイメージを払しょくする努力が見られたドラマでもあって
ドラマのほうでは、そういった点も興味深く楽しめたところがあります。
なので、小説を読んでいても、ドラマのキャスティングで
頭の中で 映像化されて 本を読んでましたね。
また、「あるある設定」の美丘の難病についてですが。
原作にあたる本作は、文庫版では最後のほうに
きちんと、作品内で使われた「美丘」の難病について
「不正確な部分がある」ことを予め、ことわってあるんですよね。
わたしは、文学作品に関しては、ノンフィクションではない限り
「創作上」の上で用いるものに関しては、不正確な部分があってもよい。
そういう考えにあります。
というのも、あまりにも正確に描かれていると、
仮にも、その病気で亡くした友人がいたら
つらいんですよね。
苦しみ方とか、みんな、知ってると特に。
だから「美丘」で使われた難病に関しては
わたしにとっては、正確か不正確に関しては求めてはいなくて。
美丘の嵐のような生き方、というのが、最期まで変わらなくて。
そこが、「美丘」らしいところに好感が持てた作品なんですよね。
どうあろうと、「わたしは、わたしである」という生き方。
彼女らしく、生きたという、そこが好きだから。
太一も、彼女と出会ったことで、今までの「自分」から
いろんな部分で、変化が出てくるんですけど。
そこがまた、面白いというか。
いい意味で、太一も変わらないところがある一方で
良くも悪くも、変わった部分もあって。
そういうディテールを石田さん流の表現で描いてる。
そこに『美丘』という小説の魅力がある。
使われているモチーフも、ありきたりといえば
そのとおりですから。
それゆえに、つまらんとジャッジされても
それも「アリ」ですし。
わたしなんぞは。
ラストがやたらと 暗くて重いものにならずに終わった、
という点が 好きなんですよね。
ただ、それゆえに、おそらく内容に「軽さ(軽薄さ)」
や「希薄」さを感じる読者は
厳しいジャッジをすると思います。
それも「アリ」だと思いますし。
わたしとしては、まあ、そうですね。
重たい内容になりやすい、モチーフを使っていても
何か、重苦しいラストで気が重くなる作品ではなく
「美丘」という超個性的な、女の子をもってくることで
どこか、希望が残る「明日」があるように終わっている。
遺されてしまった側として、そういったものがあるのは
ちょっと読んでるひとりとしては、「救い」だなと。
そこが好印象だった、ということで。
大げさな評価ですが、4つ☆と。
高い評価にしました。
それと、表紙がセンスがいいというのも含めて。(苦笑)