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幸せな家族 そしてその頃はやった唄



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【この小説が収録されている参考書籍】
幸せな家族-そしてその頃はやった唄 (中公文庫 す 31-1)

幸せな家族 そしてその頃はやった唄の評価: 3.47/5点 レビュー 32件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(4pt)

U.N.オーエンは彼女なのか?(日本版)

「幸せな家族」というテーマで保険会社のテレビCMに出演することになったとある家族と、その関係者の間で起こる連続変死事件の真相を描くサスペンス小説。タイトル副題にある「その頃はやった唄」をモチーフに、作中人物がひとり、またひとりと命を落としていく展開は、アガサ・クリスティーの「そして、誰もいなくなった」をほうふつとさせますが、孤島のような物理的閉塞ではなく、家族という逃れられない血のつながりで描くクローズドサークルものという点で、日本的といえるのかもしれません。
本書文庫版の裏表紙の解説に「ジュブナイルミステリー」と記されており、ここでもミスリード感がすごい。いろんな意味で、名探偵コナンが好きなZ世代におすすめです。
幸せな家族-そしてその頃はやった唄 (中公文庫 す 31-1)Amazon書評・レビュー:幸せな家族-そしてその頃はやった唄 (中公文庫 す 31-1)より
4122074185
No.17:
(5pt)

AIが苦手とする分野。 40年前の天然モノ。 戦慄の良作だ。

「トラウマ児童文学」!
タイトルから冒頭からザワザワさせられるミステリー。
違和感と不安は満足のスパイスなのだ、と思い知らされる。

本編後の【解説】を読めば、子ども時代なんて確かに、虫も殺さぬ天使時代、では決してない。
虫も殺すし、意地の悪い悪魔にもなる。
しかし本書はそれ以上だ。

再刊オビにあるとおり表紙絵にだけでなく、英題が「The Happy Family」ではなく「The Blessed Family」である点にまでも重要な布石が置かれていることに、感嘆。
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No.16:
(5pt)

内容最高作品
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No.15:
(4pt)

こんな歌(歌詞)よく考えられたな、と震撼。

題名からは、随分かけ離れた内容で、こんな展開、結末、と。早いスピードで読んでしまいました。娘や友達で回し読みしています。
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No.14:
(5pt)

児童文学とは思えない!

小学生の頃読んだ小説でしたが、大人になった今でも楽しく読ませて頂きました。
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No.13:
(5pt)

配達してくれて便利

書店に行かずに購入できて助かりました。
最近は近くの書店が消えていっているので、本を買うためには駅まで行かないといけない。
内容はイマイチだったけど•••
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No.12:
(4pt)

予想通りの犯人像でしたが動機がいまいちでした

動機が薄くその分内容に厚みが感じられません
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No.11:
(4pt)

意外といい

意外といい
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No.10:
(5pt)

面白い

最後の最後にグッとくる
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No.9:
(5pt)

【ネタバレ】姉視点で読んでみよう※個人の解釈です

残りの様々なツッコミどころは他のレビューに譲るとして、個人的に最も引っかかったのは物語から主人公以外の視点が欠けている点

わざわざ真三ちゃんというキャラクターを登場させて真実の三つの側面――自分視点と他人視点、そして二つの視点が合わさったジンテーゼ――を語らせているのに、本編は主人公・省一の斜に構えた一人称に終始していて片手落ちだ(『たいくつ病』ともってまわった表現でサイコパスを気取って見せるけど、最後の唄でだれよりもオマヌケな『なまけもん』になってしまうのは皮肉が効いている 君は間違いなく大嫌いな兄貴の弟だと思うぞ)
『真実』が少女の姿をしていて、しかも己に課せられたご大層なロールを厭っているのが大きなヒントだ
「サイコ少年の無邪気な犯罪」というバブル当時でもいいかげん手垢にまみれていたであろうモチーフを被ったこの小説は、その実もう一人の『少女』――作中何度も美貌と並んで聡明さを称揚されながら弟の見え透いた犯行には無策で、そのくせ最期には生命と引き換えに特大の呪いを放って散っていく不可解な姉・一美――の視点で読み返すことを要求しているのだ
謎めいた連続殺人が家族で紡いだ茶番劇なら『気高く神秘的な姉』もまた歪な家族がつくりあげたひとつの作品で、その虚像を解体して眺めたとき物語はある種の『片思い』の様相を帯びる

弟の不審な挙動に早々と勘づきながらそれを庇立てして結果さらなる不審死を招いてしまう一見破綻した言動は沢山の読者が指摘しているが、身内を警察に突き出すのは並大抵の覚悟ではできないだろう(実際母親はそれができずに狂ってしまった)
そもそも姉目線の『幸せな家族』は、実の娘を歪んだ愛情で『作品』に仕立て上げた父とそれを黙認した気弱な母、父よりも直截な性欲をぶつけてくる長男ときて、心を許せる身内は末っ子の主人公しかいない
真相はともかく、姉からしてみれば最初の三つの『殺人』(特に父と長男)はかわいい弟が自分の代わりに復讐を遂げてくれたと言えなくもないのだ
もちろん一美は手を汚さずに済んだわと喜ぶような非人間ではない
「(死んだ長男の)行一は男の子らしい男の子だった」=それに比べてお前は鬼子だと言外に糾弾しながら探りを入れ、一度は手にかけようとする風呂場での対決は読んでいて圧倒される(主人公は目の前の裸体から目をそらすのに必死で、声色からの想像でない実際の姉がどんな表情をしていたかほとんどわからないのもポイント)
だが結局は微笑んで手を取り合ってしまう
省一との間には通い合うものがある、二人でなら本当の『幸せな家族』になれるという希望が残っていたのかもしれない
(事実、両親を喪った姉弟を別々に引き取ろうという親戚の提案を理由をつけて拒んでいる)
しかし家族とは無関係の第四の殺人でその未来予想図も怪しくなる(「いつかは警察も省一を逮捕するわ。それも、もうすぐよ。」)
そして姉は本気で愛しているわけでもない秋山を巻き込んだ迂遠な試し行為に走ることになる
もし省一が姉はどうでもよくて見立て殺しにこだわるサイコパスなら、死後に発動するよう仕込んでおいた手紙の『呪詛』によって省一自身も唄の通りに死なねばならない
逆に省一が嫉妬ゆえに殺すなら、それはそれで姉の願いはある意味叶うわけだ

皮肉とも願望ともつかない「省一が愛してくれた一美」という言葉が哀しい
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No.8:
(5pt)

ストーリーでびっぅり

評判通り面白いストーリーでした。
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No.7:
(5pt)

小学生の頃の衝撃

小学生の頃に読みました。
衝撃が強く、本のタイトルを覚えていて探した所、廃版。更に中古もなし。
数年後に再び検索すると、復刊とのことですぐに購入。
今の時代だからこそ、妙に現実味を感じてしまいました。
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No.6:
(5pt)

小学生ぶりにやっと読めた!

30年ほど前にこの本を小学校の図書館で読みました。当時読んだ時に衝撃的で、題名をずっと覚えていました。数年前ふと思い出しまた読みたいと思い探しましたが廃盤でどこにもなく…。中古もなし。諦めていましたが、突然この本が売っていることを発見しすぐに購入。とても悲しい本ですが、やっぱりとても面白かったです。この内容は本がよく小学校図書館に置いていたな…と思います。現代ではあり得ないです。悲しい少年の物語です。
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No.5:
(5pt)

想像以上の作品

とにかく読んで欲しい。家族とはどういうものなのか深く考えさせられる。
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No.4:
(4pt)

『暇と退屈の倫理学』を添えて

読む人を選ぶ本。そう言えば、間違いなくそうだと思います。
この小説は、小説としては読みやすく良書。物語としては奇書。それは奇妙な後味を残す本。
読後、読んだことへの少しの後悔に襲われます。それは、読中過程で見つけた闇を深掘りしたくなる感覚。これは深淵を覗くような感覚。子どもの頃に感じた人生という漠然としたものへの理不尽な感覚。そういった「大人になるに連れて、見て見ぬふりをしていったもの」に再びピントを当てる様な感覚を味わう。

無差別にオススメをする本ではない。けれども、人生における底のない闇を少しだけ思い返したい人にはオススメです。
少なくとも私は、その闇を時折思い出したくなる。忘れることは勿体ない気すらする。
その「底のない闇」への不安を感じる人は、処方箋として『暇と退屈の倫理学』という本を傍らに置くのもいいかと思う。
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No.3:
(5pt)

幸せな家族という名の社会の生贄

私達が他者に求めているのは虚栄に満ちた幸福の軌跡ではなく、真実の不幸の生々しい姿であり、昨今の芸能人などの不祥事に対する不特定多数による死へと追いやる程のパッシングは、正に人々が他人の幸福の物語を常に求めているのではなく、無様に凋落し社会的にそして生物的に死んでいく物語をリアルに観たいからに他ならず、この作品が児童向けの文学作品に含まれ衝撃作として長年評価されている理由は、まさに主人公が語る「たいくつ病」という病に患っている少年少女へ自問自答させる為の作品に他ならないからであろう。巻末の解説が秀逸で「幸せな家族」のタイトル英訳がhappy family ではなく Blessed family(祝福された家族 or 生贄にされた家族)というタイトルにあるように、この家族はマスメディアにとって大衆の生贄に相応しい生贄の子羊でしかなかったのだ。
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No.2:
(4pt)

帯付き推奨の一冊

…あー。書こうと思って考えてみたら、長篇ミステリのレビューって、めちゃくちゃ難しいんですね…。

「1989年の作品で」「あの有名な」「フーダニットというよりは」と書いただけでもなんか読み了えた自分としては「それは全部ネタバレかもよ!」という気がしてしまう。なので感想は「面白かったのでぜひ読んでください」としよう。ジュブナイルとして書かれているのですらすら読めます。

ちなみにこの文庫を購入される場合は表紙に仕掛けがあるので帯付きを買うことを強くお勧めします。
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No.1:
(4pt)

ミステリ、よりも、サスペンス

復刊を機に読みました。叙述の形式から、あの大作家の、アレとアレを意識した作品だと感じます。が、アレに比べると、「その頃はやった歌」のゾクゾク来る怖さ、なかなか歌詞の全体が見えないはがゆさ、などが良かったです。全体として、謎解きよりも登場人物の心理に主眼が置かれています。ラストシーンまで続く、重い展開。「幸せな家族」というタイトルは、読後にジワジワ来ます。
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