侵蝕列車
評判
侵蝕列車の評価:
4.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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侵蝕列車の評価:
4.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
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けど、この小説はなんで面白いのかがさっぱり分析できない。ただ面白いとしか言いようがない。
ワクワクとページをめくる手が止まらないというよりは、いつまでもこの物語の世界に浸っていたいとワザと読書スピードを落として読む。そんな面白さだ。
物語のほうは読み手の心理を無視し列車はガッシュガッシュと突き進む。
これは時の流れのメタファにも取れるし、止まらない何かに思える。
ブラックジャックの最終話もたしか人生という名のSLとかだったはず。黒男の人生を変えた主要な人物とSLに乗り合わすという夢落ちの話だ。
なぜか人は人生を列車に例えるのが好きらしい。
まあいろんな人物が交差する駅と列車。同じ列車に偶然乗り合わせる不思議。そう考えたらたしかに縮図ではある。
で、この構図が壊されていく。俺たちの列車は止められないないぜーと検問から壁をぶち破り走り続ける。
いやたしかにそうなんだが、それだけが面白いわけでもないだろう。この本の表紙の点描画のように打つ点一つひとつが集まった結果なのだ。
いやいや、ちょっと待てよ。ならばホンモノの人生においてもそうではあるまいか?
オモロイやつがオモロイ人生をおくれているのではなくー。
どうやらこの本は読後もなかなか降ろしてくれないのだった。