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No.6(ナンバーシックス)#3
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No.6(ナンバーシックス)#3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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謎はなんにも解明されません。 紫苑のガールフレンドが拉致されちゃいましたが、そのことを紫苑に伝えるかどうかで悩むネズミと 西ブロックでの生活に徐々に慣れていく紫苑の二人の心の動きが細やかに描き出されています。 といっても、言葉でわかるわけではない。ネズミが悩んでいる姿は描写されるけど、彼の心の動きは想像するしかありません。 いよいよ'bUに潜入するようですが、アクションよりもまだまだ心理描写にページが割かれそうですね。 どうなるのか、早く読みたいですが、4巻でもまだ謎はそのままかもしれません。 | ||||
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なんか、あさのさんはどんどん難しいこととかも書いてくれちゃうので読み応え抜群でつ | ||||
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紫苑は新しい生活に慣れることに精一杯だ。 ネズミも新しい生活を始めたことに気付いた。 イヌカシも新しい生活の可能性があることを感じた。 西ブロックの中でひっそりと、夢物語を引き寄せる力をたくわえる。 力をたくわえて、たくわえて、たくわえておかなければ、聖都市はあまりにも手ごわい。 変化の準備という内容で、物語はまだまだ続きそうである。 | ||||
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ストーリーは、進展少ないです。嵐の前の静けさというか、平坦な展開です。 静かながら各登場人物の心理描写に惹かれます。なかなか面白かったです。 が、バッテリーのように、引っ張るだけ引っ張って尻切れトンボにならないか一抹の不安も。 | ||||
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'bUシリーズの3巻目。 やっぱり一気に読めるのはこのシリーズの良いところだと思います。人物のやり取りが、自然だけど何故だかかっこ良く見えたり、『生きている』彼らの姿は羨ましくも思えてきます。 ただ、1巻、2巻とネズミと紫苑の関係が変化してくる中で、この巻はどう考えても目をつぶれないシーンがあるような。。。(笑 でも、それすらも2人の葛藤を強く表しているように感じさせ、作者はすごいと思います。 | ||||
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最近になってこのシリーズを読みはじめたんですが、すごく面白いです!!他のたくさんの本を読んでいる方達から見れば内容が薄いと感じるかもしれないけれど、これは児童書であると同時にヤングアダルトとして扱われているのですから。また、ボーイズラブ的な描写も対象年齢である10代の子達の間でボーイズラブというものが流行ってきている以上、こうゆうジャンルを書いていくにはどうしても『流行』を意識せずにはいられないんではないでしょうか?むしろ中高生の女の子にとってはうれしいんじゃあないかな? 巻末にある同じ出版の他の方々の著書を見てもライトノベルに近い物を感じます。 私はこのあさのあつこさんの著書を読んだのはこれが初めてなんですが、初めて読んだとき今の10代の欲しいモノがしっかりと詰め込まれていると思いました。確かに大人の方々には薄いと感じるところもあるかもしれません。けれど活字離れの激しい現代ではあまり難しく重いものよりも、魅力的な設定で魅力的なキャラがいるという入りやすさが必要なんだと思います。 ほんとに10代の人にはめちゃくちゃオススメなシリーズです!!! | ||||
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謎だらけの少年、ネズミは言う。紫苑は、この場所で生きるには甘すぎると。 そうなのかもしれない。いや実際、そうなのだろう。温室育ちの紫苑には、ネズミの言うことはよくわからない。ただ、紫苑は己の心に忠実に生きる。ネズミとは違う、天性の素直さだ。 ネズミの言葉を受け止めて、考え、言葉を返す。ネズミが思いも寄らない答えを返すものだから、ネズミは徐々にペースを崩し、悩む。 これまでの彼ならば、考えもしなかったであろうことで。 彼女は以前名著「バッテリー」のあとがきでこう書いている。 「一人の少年が周囲の力で変わっていくのではなく、一人の少年が、周囲を変えてゆく」 そんな物語が書きたかった、と。上記の文自体が(失礼ながら)朧気な記憶ではあるが、私はこの言葉に衝撃を受けた。 ああ、そうなんだと、その言葉は驚くほどあっさり、胸に落ちた。 だから、彼女がそう意識をして書いているから、彼女の書く小説の主人公はいつでも、圧倒的な存在感を誇るのだ。 紫苑は変える。 彼が意識してのことではない。天性のものが、人に影響して共鳴していく。それが誰かにとって好ましくないことであっても。 彼が進む道が破滅だろうと、それ以外の何かだろうと、きっとそれだけは変わらない。 物語の最後、まだ見ぬその結末。 彼女の作品に触れることで、読み手である私たちはきっと、まだまだ変化できるだろう。 | ||||
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「沙布が治安局に連行された。助けて」 ネズミが持ってきた火藍からのメモを紫苑に見せることなく、ネズミは一人迷う。 迷うこと自体が危険であることを知りながら。 人を老いさせ、殺してしまう寄生バチの秘密や、沙布の運命。 気になる展開なのに、なかなか話は進みません。 読んでいてうずうずします。 | ||||
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「#2」で主人公の親友(恋人)が秘密警察のようなものに拉致連行されてしまう。主人公の母からのメッセージでその事件を知るネズミ。彼は主人公にまだその事実を告げてはいなかった・・・。ここから始まるのが本書である。毎回そうだが、読んでいると作者の真摯な姿勢がガンガンぶつかってくる。そして主人公と一緒に悩み、葛藤している自分に気づく。戦争と平和、貧富の差、生と死、希望と絶望・・・etc. 作者のまっすぐで逃げない熱い鼓動に同調し、気恥ずかしさなど微塵も感じずにオノレのこととして考えてしまうのだ。ネズミは主人公に重い事実を伝えるのか否か、ヒロインの女の子の運命はどうなるのか、聖都市「NO.6」で蠢く密やかな謎・・・。本書読了後、新たな展開が描かれるであろう「#4」に対する渇望感にあなたは苦しめられるかも知れない。 | ||||
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内容的には2からそんなに進んでいません。それぞれの行動が丁寧に書かれる一方、徹底的に理想的に管理された№6の薄気味悪さも徐々に見え出してきています。全体的に今まで見えていることの再確認+掘り下げといった印象です。 …しかしそれとは別に非常に身もだえました。ネズミの言動がえらく艶っぽく、そして天然ぷりに磨きがかかる紫苑。読んでてどれだけじたばたしたか!! この2人の、別になんかあるわけじゃないんだけど友人でも仲間でもなく、かといって軽くもない絆の微妙なところが気にかかっている方は、読んで損なしだと思います。 あ、イヌカシも好きです。 | ||||
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期待しすぎていたのかもしれませんが、拍子抜けしました。 つまらなかったとかでは全くなく、面白かったです。 何の期待もなく読めば、良かったかもしれない。 でも、この作家はもっとなんか…うまく言えないのですが、 食い入ってくるものを、読んでいて心臓を掴まれるような 人の心の動きとかを書ける人だと思っていて、 2巻では相当どきどきさせられたので、 今回はそれこそ、ネズミが『BANANA FISH』のアッシュみたい… と思ったし、悪く言えば、ありがちなものに感じてしまいました。 「No.6」の設定って、かなり定番なものだと思うのですが、 でも、2巻までは間違いなく、この作家にしか書けない物語だと 感じさせられていました。 それだけに今回は、ベタに面白いがゆえに期待はずれというか、 キャッチーすぎる印象。 次回作に期待したいです。 (関係ないけど、「No.6」に「プリズナーNo.6」を連想してしまう人は他にいないだろうか?) | ||||
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これから挑む事になる戦いに向けて、それぞれのキャラクター達の「動き」が描かれている3巻。ストーリー自体はそれほど進まずに次巻に持ち越し・・となりましたが、簡単に戦いに赴くのではなく、葛藤している紫苑やネズミの心情がこの巻の中でしっかり描かれており、この巻があるからこそ、物凄く動きがあると思われる四巻以降の彼らの心情を、色々と掘り下げて読む事ができるだろうな・・と思いました。特にネズミ自身が、己の心の変化を直視していく所が凄く印象的でした。 | ||||
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【バッテリー】シリーズで、しばらくぶりに話題となった「あさのあつこ」さん。 彼女のもう一つの人気シリーズ【No.6】最新刊が発売となった。 矯正施設に送り込まれた『沙布』の情報を集めるため、『ネズミ』が動く。 情報収集を半ば脅されて依頼された『イヌカシ』は、 『ネズミ』があえて地雷を踏むような危ないマネをすることを訝しがる。 独りで生きるのが精一杯の『西ブロック』で、あの『ネズミ』が誰かのために動いている? 「ネズミ、このこと、紫苑は関係ないよな?」 「あいつは、何の関係もない」 『ネズミ』は『紫苑』にあえて『沙布』のことを伝えなかった。 しかし、『紫苑』も『沙布』が矯正施設にいることを知り、 『ネズミ』が危惧していた行動を起こす。 内容は2巻に続き、山場までの中間という感じ。 3巻の『ネズミ』と『紫苑』の関係がどこか【BANANA FISH】を思い出させた。 『ネズミ』が「守らなくちゃいけないもの」を持ってしまったことが、今後、どう影響していくのかが見所だ。 4巻は2005年春。待ちどうしい。 | ||||
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