スパイ武士道
評判
スパイ武士道の評価:
4.20/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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スパイ武士道の評価:
4.20/5点 レビュー 5件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
巻末の解説によると、池波作品は「鬼平犯科帳」や「剣客商売」等
いわば白狼物の作品ばかりが注目されるが、実のところ、
歴史小説、忍者小説、人物伝、江戸の女達、あるいはユニークなエッセイと
バラエティに富んだ系列があるということです。
私はいきなり変わった部類の池波作品を手にとってしまったようです。
この小説は、軽快な語り口なので、トントン…と読み進められ、
内容も主人公の人間味あふれる姿が読者の共感を誘い、
読了感もすっきりしています。
1977年の作品とは思えないほど、登場人物たちのふるまいや考え方は
現代人の心にも響きます。
「こんな人間になりたい」「人はこうも変わるのか」
などど思えます。
特に武士であり、隠密でもある主人公は、人としての魅力も多分にあり
読み応えがあります。
主人公は、隠密でありながら好色な一面があります。
読んでいて最初は「え~~」と思いましたが、
江戸にいても藩にいても、絶えず女性との関係をもちつづけます。
主人公は一度関係をもつと、ひとりの女性に対して結構一途です。
女性についての描写も多く、それを読んでいくと、
作者はなかなかロマンチストな方だと感じました。
また、主人公の土壇場での戦闘力の強さも痛快です。
戦いぶりはカッコイイです。
「能ある鷹は爪を隠す」といいますが、普段はひ弱そうな下級武士
と見せかけて、人知れずきちんと訓練していて、実際に
戦うべきときが来たら全力で戦う。
それは、武士・隠密でなくても、普段からの準備や基礎体力という
「基本」ができていることが、いつか自分のためになることを
物語っているのではないでしょうか。
本作は、電子書籍でも読めるので、ぜひ。