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イエスのビデオ
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イエスのビデオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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聖書知識がないと、冗長でわかりにくいと思います。聖書の知識・イスラエルの歴史をある程度知っていて、エルサレムを旅したことがある人なら、この小説の記述がいきいきとしたヴィジュアルにつながるだろうと思います。 荒唐無稽なプロットではありますがキリスト教徒ならある種の感動も抱けるのではないかと思います。 クリスチャンにおすすめです。 | ||||
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この本を手にとって、ウラ表紙の解説を読んだだけでもう、たまらなく面白かったという稀有な経験をした本です。 最後まで読むのがもったいない・・・そんな小説はここ10年でこの本だけ。 いろんな人に勧めては贈呈したり、貸しては帰ってこないので、もう、5-6回は買ってます(笑) -------------- イスラエルの発掘現場で2000年前のお墓から見つかったのは、明らかに現代の歯の治療をした人骨。しかも、副葬品としてソニーのビデオカメラの「解説書」があった。彼は明らかに2000年前に埋められていた。つまり、現代の誰かがタイムスリップをしてそのまま帰れなかったのか? でも、何のために2000年前のイスラエルへビデオを持って? その理由は一つしかない。 イエス・キリストを撮影するために違いない。そして、彼は、どこかにその「ビデオ」を遺しているはず・・・・ --------------- イエスのビデオ探しが始まります!! このあたりのストーリーの興奮は、キリスト教についてある程度知っていないと感じられないかも。一気にスイッチが入り、最後まで一気に突っ走ります。 ストーリーの着想だけで勝利です。 イエス・キリストやその遺物をテーマにした小説は「ダビンチコード」の前後に、一時期流行しましたが、この作品はダントツに面白い。 ドイツで映画化されているそうですが、(低品質そうで)怖くてみれません(笑) ワタシも、生のイエス様を見てみたいです。 | ||||
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設定そのものが斬新で、様々なミステリーが、どうやって 解明(結論付け)されていくのか、最後まで気になる作品です。 ただし、結構厚みのある上下2巻で読みきるのは結構大変でした。 とはいえ、タイトルやレヴューで興味を持った人は、読んで すっきりされた方がいいのでは? | ||||
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ハヤカワのNVレーベル。SFレーベルにしなかった同社の判断は間違っていないと思う。たしかに、あらすじを読んでみるとタイムパラドックス系の冒険SFかと思うでしょ?でもSFじゃないんだな。SFかどうかなんて問題ないと思うでしょ?ところが、SFファンは読後がっかりするんだ。がっかりしたら、自覚症状なくても、あなたはSFファンかもしれない。 読んでる最中はいいのよ。個性的な登場人物、ステレオタイプだけれど、お話の筋道を邪魔しない程度に配置されてる。徐々に見えてきそうなナゾの解明、いくつかの小さなどんでん返し、カーチェイス、巨大な陰謀の影・・・読んでる最中は、いいのよ・・・ 終盤に近づくにつれ、うそ!もう、これでおしまい?「まとめ」のページがなくなりつつあるよ、はやく締めくくってよ、もしかして、1ページくらいで衝撃の結末?・・・・あれ、終わってるよ。 タイムパラドックスはうやむやだし、真相は読者の判断次第。こんなのSFじゃないよーって、SFじゃないってレーベルに書いてあるじゃん・・・みたいな、ヘンな読後感でしたね。 だからといって、読まないほうがいいっていうわけでなく、他のレビュアーの意見もぜーんぶ読んでから、購読されることを強くおすすめします。 気になる人は、必ず読むべし。 納得がいく本ばかりが面白い本ではないからね。 | ||||
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技術的にあざといく、その割には長すぎるため、途中で読むのを投げ出したくなる作品。のめりこめないと、読破するのがつらい。 勘の良い人間なら、主人公達の行動原理のいやらしさにが「意図的にいらいらさせるためだ」とわかる。そんな状態で最後までつきあい続けなければならないという「義務感」の萌芽に辟易とさせられた。なにしろ、賞賛するにしろ批判するにしろ、最後まで読まねばその資格が与えられないではないか! そのような読書姿勢を長時間とらされることは、「娯楽」ではなく、「修行」と言うべきである。 登場する2人のアメリカ人はとてもアメリカ人らしい嫌なヤツで、それゆえに「こいつらが破綻すればカタルシスが得られる」という思いを抱かされるのだが、かような感情自体、作者によって誘導されたものだということが薄々感じられる点が、最もイタイ。そして予想どおりの説教臭いカタルシスが、あまりにも不自然である。アメリカ的価値観へのアンチテーゼだというのはよくわかるのだが、意図的すぎるので、興ざめである。 現実的視点を持つドイツ人が出てくるため、キリスト教圏でない人間の意見も代弁されているといえなくもないが、イエスの偉大さを理解できない人間は「救われざる者」だとラベリングせざるを得ない「主人公の変節」には少々怒りすら覚える。 同じ「時間もの」で「途中で投げ出したくなるような長編」の作品としては、コニー・ウィリスの「ドゥームズディ・ブック」を思いつくが、同じような「読後の深い感慨」を求めると、後悔する。 ノンストップアクションを求めるハリウッドでの映画化を前提とした脚本だと考えると、最適かも知れないが、個人的にはそんなものは読みたくなかった。残念。 | ||||
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~タイトルから何となく内容は予想出来るけど、導入からどんどん読まされます。 最初にビデオの説明書が見つかるというアイデアがすごく良いですね。 カメラの部品とかが見つかるとかでなく説明書っていうのが凄い。 そこからそれぞれ皆がこの不可解現象を推理していってイエスのビデオまでたどり着こうとする過程が楽しいです。 ~~ 最後のミステリーちっくな落ちも効いていて良かったです。 ラストはちょっとあまりにも偶然すぎな気もしないでも…。 だけど一気に読めて間違いなく楽しめます。 この作家の他の作品も早く邦訳して欲しいですね。~ | ||||
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考古学アドベンチャーにタイムトラベルもののSFと神学ミステリーの風味を加味した、なんとも豪華で贅沢な趣向が凝らされた読み物。2000年前の人骨といっしょに発売を3年後にひかえたソニーのビデオカメラの取扱説明書が発掘されるという奇想天外なオープニングにはぐっときたし、後日譚で明かされるイエスの真実(ここの部分をもっとふくらませて、緻密に伏線も張って書いていれば、未聞の宗教エンターテインメント小説に化けたかもしれない)や、歴史と物語を一気にふりだしにもどすエンディングの余韻にはすてがたいものがあった。なによりヒーロー(ベンチャー・ビジネスに長けたアメリカの冒険野郎)とヒロイン(気が短くてスタイル抜群のイスラエルの格闘少女)がけっこう魅力的だった(シリーズ化に期待)。でも、肝心の活劇部分がやや物足りなくて、ヒーローとヒロインの恋と冒険の顛末も消化不良のまま。億万長者のメディア王や教皇付きマフィアといった悪役・敵役にも凄みと知謀が欠ける。せっかくの素材が旬の味を十分いかしきれないまま盛りつけられた料理を食したような欲求不満が残る。 | ||||
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イエス・キリストと時間旅行…というと、マイケル・ムアコックの「この人を見よ」って傑作があるので、さて、それを凌げるのかな~と思って読み始めたんですが…結果、なかなか当たりでした。 イエスを撮影したビデオが発見されて…から始まるスリリングな駆け引きは、ジョン・ル・カレのスパイものを彷佛とさせる(褒め過ぎかな…笑)展開。ラスト近くになって二転、三転する仕掛けも、スパイ小説として考えれば、よく出来ています。そう、これ、SFなんだろうけど、むしろ展開はスパイ小説ですよ。『時間旅行』は味付けですね~でも、それが効いてる。 そして終盤。なかなか意味深…。 終盤はこれ、SFでも、スパイ小説でもないよね…。ある意味、深いです。「かもめのジョナサン」とか井上靖の「孔子」なんかにも通じるところがありますね~誤解を恐れずに言ってしまえば「哲学してる」(笑)ま、それって最後のほんのちょっと部分なんだけど。でも久しぶりに読み終わった後に考えさせられるSFでした。 | ||||
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あまりにも突拍子もないタイトルに目が止まり思わず購入。 登場人物の性格設定や壮大なストーリーをしっかりと支える宗教観や歴史が読み手にリアリティを持たせる。 大風呂敷を広げっぱなしでちゃんと収束するのかという余計な心配をしながら読み進めるも、取りこぼしの謎や行方不明の登場人物などのこすことなく完結。 最後ベタなエンディングではあったが、十分満足の行く読み応えでした。 続編を大いに期待します。 お勧めですよ。 | ||||
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『途方もない話は好き?宝の地図がほしい?敵は巨大なほど燃える?1つでも当てはまる人は本書をどうぞ…』という宣伝文句に、思わず手が出てしまった。最初の2つが大いに当てはまるからである。 確かに途方もない話である。古代遺跡で発見された遺体は、未来からの時間旅行者が、過去に行って戻れなくなったものらしい。目的はおそらく、イエス・キリストの生の姿をビデオ撮影する事。そのビデオがどこかに眠っているのでは…かくて、最初に遺体を発見したアメリカの学生、巨大メディア企業のオーナー、ローマ・カトリック教会との間で、三つどもえの争奪戦が展開される。 帯の紹介では「インディ・ジョーンズ」になぞらえられているが、むしろ「ターミネーター」を彷彿とさせられた。時間旅行が基本的なモチーフだが、戦いの舞台は現在である点が共通しているからだ。 設定が突拍子もない割には、話の運びは、良く言えば足が地についた、悪く言えばおとなしい。おもしろいのだが、夢中になるほどではなかった。もう少し破天荒な話を期待していたのだが。 イエス・キリストのビデオ映像となれば、どう描こうと賛否両論は避けられない。そのような非常に難しい素材をどう料理するのか、非常に興味があった。そして…作者が安易な方向に逃げずに、真剣に考え抜いた結末である事は評価する。だが私は、このような終わらせ方は好きではない。 以上、あまり気に入ったとは言えないが、他に類を見ない奇抜な設定と、非常に難しいテーマに果敢に挑んだ作者の心意気に敬意を表して、星は4個。 | ||||
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ビデオが、なかなか出てこないんですよ。 もう出てこないんじゃないかと思ってしまうほど。 この本は、読み終わったら必ず他の人にも薦めるべき。そして「どこまで読んだ?ビデオ出てきた?」と尋ねてイライラさせてあげよう。 ラストシーンをどう解釈するかで、性格判断ができそう。 私は…信じる。 | ||||
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たった今読了し、レビューを書かずにはいられませんでした。面白いです。 次を予測しても、すぐにまた新たな展開が用意されています。久々に充実感を味わいました。 突然、発掘作業が中止となり、主人公らは現場を離れる事になりますが、イエスのビデオや2000年前の手紙をめぐって、巨大企業のオーナーや教会との攻防が続きます。 イエスのビデオは本当に存在するのか? 2000年前の手紙には何が記されているのか? 主人公はビデオを見つける事が出来るのか? そして、私たち読者はビデオの内容を知る事が出来るのか??? あなたも早く好奇心を満たしてください。 | ||||
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