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子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき
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子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひきの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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ミステリー作品でありながら、内容が全く練られていない。 すぐに解答に結びつくような稚拙な問題提起と、他人任せな解決方法。 主人公達、会の人間は己で考えることなく、すぐさま解答を請う始末。 その相談内容にしても、特に2話目の相談内容ではミステリーではなくデジタルな算数であり、モブキャラの行動パターンがRPGに出てくる『村人』のようなデジタルな行動が大前提に無いと成立しない、はっきり言ってくだらない内容となっている。 自分は2話目の解決編を前に本を閉じた。 1巻のときにも指摘したが、――補足説明――が多く、とにかく読みにくい構成となっている。 特に2話目のP85.4〜5行目では相談者による状況説明の中でも使用されており、言葉で説明する場合にはその様な話し方にはならないだろうと言う矛盾した内容も気になるところ。 また、『ゑ』という表現も多用されており、間抜けな表現のつもりなのだろうが、作品そのものが間抜けになっている。 この作品としてのオリジナリティ、アイデンティティとして機能させたいのかもしれないが、はっきり言って作品の質を落としているだけのものであり、ただ単に文章力と構成力が無いだけの作品にしか見えない。 視点の入れ替えも、解答を見出せない人物をでっち上げているだけであり、物語が膨らむどころか陳腐な物となっている。 ただ、1巻に続き、作者の三国志に対する愛だけは伝わってくる 1巻ではまだ作品としてきちんと成り立っていたが、2巻では設定的にももはや苦しい物となっている。 同人レベルの小説の方が遥かに完成度が高い。 これがスニーカー大賞を受賞した作品の続編だと言うのだから、もはや開いた口が塞がらない。 何よりも建物の構造が最大のミステリーと言える。 会議室での音声が隣の資料室に一方通行――LEVEL5でもアクセラレータでもなく、ましてやアクセロリータであるはずがない――で伝わるという設定が、もはやご都合主義以外のなにものでもない。 | ||||
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