夏の騎士
評判
夏の騎士の評価:
4.63/5点 レビュー 499件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全499件 261〜280 14/25ページ
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夏の騎士の評価:
4.63/5点 レビュー 499件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
昔語りを聞かされる形で読んでいくのだけれど、語り部の人物像や何故語っているのかが分からないまま「作り物めいた回想録」を聞かされる。
何故こんなに?という程挟まれる「この時は知る由もなかった」「これが後に〜」「まさかそんなことになろうとは」に、なんか語り部が気持ち悪いなぁと思い始めた。
エピローグで思い知らされた。完全に自己陶酔し、イキリ顔で昔語りしてたんだと。。。
こどものひと夏の冒険!素敵な作品に違いないだろうと思ったけど違った。
こども向けとしても大人が読むにしても微妙。もしどちらかにターゲットを絞っていたなら星3にはしていた。
自分の好きな作品で申し訳ないけれど、ズッコケシリーズ然り。森見登美彦、ペンギン・ハイウェイ然り。山田詠美、風葬の教室然り。椰月美智子、十二歳然り。湯本香樹実、夏の庭然り。宮本輝、泥の河然り。八束澄子、私の好きな人然り。
こども視点での冒険譚や、成長の物語は沢山ある。上記作品にはどうしようもない運命や困難や悲劇があり、しっかり向き合っている。それでもなお解決出来なかったりする。ズッコケシリーズですら、身近な人の死や恋する人との別れ等とこども心に響いたものがあった。
だからこそ何度も読み返して、「読み手自身が回想する」事で物語のさらなる魅力に気づくのだ。
夏の騎士にはそれがない。自己陶酔した他人の回想録を何度も読むわけがない。
登場人物みんな「やればできてしまう」人間ばかり。
こども達に降りかかる困難も作者の作った奇跡(伏線にもなっていないあからさまなもの)で解決。
意中の人への失恋が訪れた時にはもう別の女の子に恋していて特に傷つかない。
惨い事件は自分達とは遠い所で起き、解決は自分達がという一番つまらないサスペンス。
知り合う人は一見変な人物なのに結局好意的、敵対人物の行動ですら気にしなければどうということは無いと言うもはや空気。
昨今の異世界転生もののネット小説好きには主人公が困難や悲劇に見舞われると拒絶反応を見せる人がいるらしいが、この本の読者もそんな人ばかりになってしまったのだろうか?
ご都合主義やツッコミどころは他の人も書いているので特に気になったところだけ。
1#騎士団の結成をクラスの美少女に宣言するシーンがおじさんの妄想にしか見えない。大勢の前で宣言することでドラマチックな画になるという算段にしても、周りの人間の反応をぼやかし過ぎ。笑う者がいた。気にならなくなった。爆笑、爆笑の渦。等々と軽い。
2#間に長い説明入れるの好きね。女の子(壬生)に話しかけられただけだ身なり、母親の事、実際の家庭環境(何故知っている?と思う程)、さらに憶測と。それこそ速射砲の様に出るじゃない。
3#主人公に作者の人格が付与されることは多い。最も多いのが本が好き。主人公を理知的に見せるのに1番手軽な理由付けだ。それ故にこどもの反応とは思えない妙に達観した動きをする。
4#壬生とのダンスを堂々とこなした主人公が友達から「勇気あるな!」と絶賛されるシーン。一緒に皆の前でダンスをした壬生の視点で見てみて。自分と踊った男子が「勇気あるな!」と褒められワイワイやってるって嫌がらせだろ。
5#有村さんが教育実習生と付き合っていたと言う描写があまりにも安易。まだラブホテルから出てきたところを目撃くらいの方がリアリティがある。学区内の、公園の、駐車場で、水銀燈に照らされ車内が丸見えの状態で、同級生がペッティングされているのを目撃て。。。エロ漫画かよ。ここで相当ウンザリした。
6#途中から壬生推しが過ぎるなと思った。ダンスすれば絶賛。勉強すれば絶賛。描写が一定でない。坊主なの?でもブスじゃないって感じ?ありゃりゃカツラ被ったら美しいの?共通テストで1位とるんだ。急にデレはじめてまさにツンデレ。ラノベ層に売る気かな?
7#こどもの描写が都合良すぎる。朝何かが起こって、次にそのことを話すのが給食時か放課後なのよね。こどもはなにかがあったら少なくとも次の休み時間に話さずにはいられない。
性に興味がある様な描写をする割には放送コードでも気にしているかのようにわざとらしいネタを見せてくる。自慰行為あたりは生々しいから書かないのかな?
もう終盤は細かな描写なんてひとつも無くなる。
8#殺人犯に追われて秘密基地に逃げ込むシーンがあるのだけれど。何故か犯人が迷うことなく見つけてくる。以前に秘密基地を誰かに見つかったという描写があったので、もしかしたら中で犯行を?と思ったけど全然違った。シザーマン的なシステム的なアレだったようだ。
秘密基地に手を加えていたのは妖怪ババアの息子だったのだけれど、これもアレでババアから場所を又聞きしてわざわざやってきて、森の中に土でカモフラージュした入口を見つけるかね?
9#作者が作り上げた話の中で、「奇跡」だとか「運命の不思議さ」「偶然のように見えて必然に結ばれている」等と書かれても寒気が襲う。
10#地獄のエピローグ。世界の崩壊に近い。
最後まで読ませてがっかりさせるの酷いけど、「売る」という点から言えば凄いな。