人間の幸福

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評判

人間の幸福の評価:

3.60/5点 レビュー 15件。 C ランク

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平均点3.60pt

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(4pt)

サスペンスの傑作

随分と大ぎょうなタイトルで、本の内容を勘違いされてしまうので、マイナスだろう。

確かにこの物語に流れているテーマなのだが、「人間の幸福」というタイトルの本が、

小説としてふさわしいかは疑問だ。

しかし中身は非常にわかりやすい、おもしろい物語だ。

近所で起こった殺人事件をきっかけに、

マンションの住人たちに互いの人間不信や詮索・噂が広まっていく。

犯人が捕まらない状況下で、何度も警察に呼ばれる住人たちは、

ますます互いの人間関係を悪化させていく。

そしてまたその事件のせいで、

不倫や信じられない住人同士の結びつきや関係が浮き彫りになっていく。

犯人は誰だろう?

その謎が物語をスリリングに先を読ませる展開力となっている。

刑事や探偵を主人公にした殺人事件ではなく、

現場を取り巻く住人たちを主人公にしたサスペンスという試みは、新鮮でおもしろかった。

若干、どうしてこの人がこんな行動を取るのか、納得いかない部分も多いし、

結末としての犯人逮捕も、期待外れでおもしろみに欠けるが、

まあ全体としては良かったと思う。
人間の幸福 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人間の幸福 (幻冬舎文庫)より
4877285849
No.5
(4pt)

サスペンスの傑作

随分と大ぎょうなタイトルで、本の内容を勘違いされてしまうので、マイナスだろう。

確かにこの物語に流れているテーマなのだが、「人間の幸福」というタイトルの本が、

小説としてふさわしいかは疑問だ。

しかし中身は非常にわかりやすい、おもしろい物語だ。

近所で起こった殺人事件をきっかけに、

マンションの住人たちに互いの人間不信や詮索・噂が広まっていく。

犯人が捕まらない状況下で、何度も警察に呼ばれる住人たちは、

ますます互いの人間関係を悪化させていく。

そしてまたその事件のせいで、

不倫や信じられない住人同士の結びつきや関係が浮き彫りになっていく。

犯人は誰だろう?

その謎が物語をスリリングに先を読ませる展開力となっている。

刑事や探偵を主人公にした殺人事件ではなく、

現場を取り巻く住人たちを主人公にしたサスペンスという試みは、新鮮でおもしろかった。

若干、どうしてこの人がこんな行動を取るのか、納得いかない部分も多いし、

結末としての犯人逮捕も、期待外れでおもしろみに欠けるが、

まあ全体としては良かったと思う。
人間の幸福 Amazon書評・レビュー: 人間の幸福より
4877280480
No.4
(4pt)

所々に得る感動のフレーズ

世界的な最高傑作までとは言えないかもしれないので、(私個人的には5★ですが)一般的に合わせて4★にしました。
私の久々の完読の本でした。

他の皆さんが言うように、タイトルは大げさかもしれない。ですが、一つ一つのフレーズが美しい、所々にそんな感触を得た覚えがある。10ページに一回はジーンとくる、あっ!これこれ、そうそう、と同感出来る感覚をしっくりくる言葉にしてもらった感。宮本輝の本でも、これはかなりレアーな本らしく、要は彼らしい本(ドナウや、蛍川)では無いらしいが、この本で彼の本をその後、じゃんじゃん読んだ覚えがある。人生の当たり前のような事をすっきりとしっくりした表現で言葉にしてる作家だと思う。ふとした日常生活だって人生(人間の幸福)という大きなテーマの一部なんであって、こんな小説があっても良いのではと感じる。あるサッカーの監督が選手にアドバイスをする時、パスはこうこうするんだと、人生もそれと同じだと言うらしい。この小説はそんな感覚のものでは?!なので、ストーリーが余りにも日常的な話なので人間の幸福というタイトルはおおげさに聞こえるかもしれないけれど、作者が意図的に付けた、自分の日常に照らし合わせて感じて欲しいといいう希望から付けたのかもしれない。
人間の幸福 Amazon書評・レビュー: 人間の幸福より
4877280480
No.3
(3pt)

ミステリーとしては物足りないが・・・

ミステリーとしてはちょっと物足りないが、人間ドラマとしてはまずまず。ところどころの粗は気になるが、マンションと言う共同体でありながら他人の集合体と言うものを上手く表現出来ていて、どこにでもありうる話にも映った。
 終盤はトーンダウンした感があり、盛り上がりには欠けると感じたが、淡々と流れる物語には本書のテーマとどこか合致しているところも感じられて、あっという間に読んでしまった。
 さりげない表現の羅列にちょっと考えさせられるところも多々あり、ミステリーとしてではなく、文学として読む事が出来る。
人間の幸福 Amazon書評・レビュー: 人間の幸福より
4877280480
No.2
(4pt)

タイトルほど…

本の題名からして何だか堅そうな話だなぁ、と思ったのですが、内容は他の宮本輝作品に比べてサスペンス(ドキドキ)度が結構高めの作品で、面白いとまで感じました。それでいて、深いところを突いてくる一冊でした。
人間の幸福 Amazon書評・レビュー: 人間の幸福より
4877280480
No.1
(3pt)

真の人間の「幸福」とは?

以前新聞紙上に掲載されていた時はなんとなく読み流していたのだが、
久々に書店で見かけた際、もう一度真剣に読み込んでみようと思い手に取った。
一人の主婦の殺人事件から生じる様々な人間模様。
主人公やそれぞれの登場人物が各々の人生を歩み、生きている。
読後感じること、それは決してネガティブではなく、寧ろポジティブに
自らにとっての「幸福」とは何なのであろうかという事を考えさせてくれる作品だということである。
人間の幸福 Amazon書評・レビュー: 人間の幸福より
4877280480