つくもがみ貸します

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評判

つくもがみ貸しますの評価:

3.78/5点 レビュー 37件。 C ランク

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平均点3.78pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全48件 41〜48 3/3ページ
No.8
(5pt)

和ごころって好いなあ

親を亡くしたお紅と、その叔父の養子である清次の二人は、姉弟として古道具屋件損料屋(今で言うと生活用品等のレンタル業ってとこでしょうか)出雲屋を営んでいます。その出雲屋の品の中には、百年の時を経て器物の妖「つくもがみ」となった品々が多数含まれているのですが、この面々が面白い。百年分だけ自尊心が強くて『人とは話などせぬ」と言っているけど、お喋り好きで好奇心旺盛、レンタルされて行った先々で様々な事を見聞きするのが何よりも楽しみ、という一風変わった妖怪達なのです。出雲屋の姉弟は、店に持ち込まれたり巻き込まれたりした謎を解くのに、彼ら「つくもがみ」を巧〜く利用しています。そして数々の謎を解く内に、お紅が執心している香炉とそれにまつわる姉弟の過去が露になっていくのですが...。暖かくも切ない恋物語が、6つの江戸ミステリーのベースに流れています。
畠中作品ならではの江戸情緒とほんわか感が心地よく、収められている6つのショートストーリーのタイトルが日本古来の色の名前であり、扉にもその色が使われている粋なところが時代物好きには堪らない1冊です。
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023
No.7
(4pt)

きれいにまとまった

今回登場してくる付喪神たちは「人間と直接口をきかない」という設定なので、「しゃばけ」シリーズのような、人間と妖の間の親密な雰囲気はない。作者自身が、この設定に苦戦しているように思える。
妖とのコミュニケーションがやや不自然で、説明的になってしまい、現実味に欠ける。主人公のきょうだいと、妖や周囲の人たちとの関係描写に情感が薄いため、きょうだいの孤独が際立ち、こちらの思い入れが難しい。
一方、最初に提示された謎が、短編を読み進むうちに徐々に解けていくという展開は面白い。
最後の落ちは、最初から見え見えなのだが、まあいいか、幸せになってくれ、という気分になれる。
この作品は、シリーズ化を前提にしているのだろうが、登場人物同士の関係がこなれた今後の方が、面白くできるのではないだろうか。次回作に期待したい。
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023
No.6
(4pt)

大切なものは近くにある

江戸は深川で古道具屋兼損料屋を商っている若いお紅と清次。縁あって姉さんと呼び、呼ばれてはいるけれど姉弟ではなく、年若い清次は幼い頃からの想いを口に出せぬまま、行く方知れずのお紅の想い人?佐太郎を探している。ちょっと違うのは、店の品々がおしゃべりを楽しんでいる事。なんでも道具は大事に扱われ100年の時を経た物は『付喪神』になるのだとか。妖(あやかし)となった物どもは貸し出された先々で様々な情報を得て帰り、出雲屋の店表で二人が居るのも気にかけず、見聞きして来た事をしゃべりあう。そんな彼らを上手に扱い欲しい情報を手に入れ、いくつかの事の解決に至る二人。そのうち佐太郎へとつながる『蘇峰』の情報が入ってくる。佐太郎が現れたらお紅はどうするのか、二人の気持ちを知ってかしらずか、つくもがみ達は姦しい。果てさてこの二人の行く末は・・・それは読んでのお楽しみ!
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023
No.5
(4pt)

見守りたい二人

清次とお紅という、二人の男女を見守っていたい話でした。 つくもがみと化した古道具をとりまいて話が展開していくのですが、それよりも気になるのが、若い二人の男女の気持ちです。 姉弟のように育ってきた二人。 しかも、お紅には気になる人までいる。 それを気にする清次。 気にしていることをさらに気にする清次。 嫉妬したり、気遣ったり。 ころころ変わる感情を見るのが面白いです。 大げさではなく、ありそうな雰囲気の心模様です。
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023
No.4
(4pt)

道具たち

大切に使われた道具が誕生して100年たつと命が宿り“付喪神”になる。
古道具屋兼損料屋の出雲屋では古道具の中にこの付喪神が混じっています。

江戸の町でこの商いをしているのはお紅と清次の血の繋がらない姉弟。
付喪神になった道具は勝手に会話をする。時には、お紅や清次の癇に障ることも言うのでおもしろい。

貸し出されていった道具達の情報を利用しつつ問題を解決していく二人。
そして、彼らの恋路の行方は如何に。。。

ほっこりと温かなお話。道具達の勝手な会話も小気味良くたのしい。
ただ、最後の恋の結末はあっさりしすぎかな。まんまことやしゃばけシリーズでもそうだが、最後が淡々としていて頼りなく感じます。
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023
No.3
(4pt)

あっさり軽めに

片思いの様相に同じ作者の「まんまこと」のような幕の引き方を予想して読み進めましたが、あっけらかんと・・・・この終わり方、久しぶりですね。 うぬぼれの強いつくもがみたちに愛嬌があってよいですね。 あっさりした掌品と言った感じでした。
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023
No.2
(4pt)

距離感が絶妙な登場人物達

古道具屋の二人もそうですが 彼らと つくもがみ の関係も絶妙な距離感で面白かった しゃばけシリーズにはない疎遠な感じと ショートストリーがきちんと交錯していく感覚は まんまこと と同じ手法といえなくもないが 読み終わった後のほろ苦くも甘酸っぱい空気は清々しくもある。 一読の価値ありです。
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023
No.1
(4pt)

今までのシリーズとひと味違うかな♪

煙管(キセル)、根付け、掛け軸等が100年の年月を経ると妖しの力を携えたのが『つくもがみ』です。古道具屋兼損料屋出雲屋の紅と清次の姉弟は、『つくもがみ』が宿った古道具を貸し出してして生計を経てている。そして、一見して仲が良い姉と弟には出生の違いがあったり。紅は忘れない男性が存在する一方で清次は、紅が好きなのだが。謎解きをしながら3人の男女関係に進展が!?

★「しゃばけシリーズ」「まんまこと」は、またひと味違いますがこれはこれでとてもオモシロいです。★「つくもがみ」達のキャラが、楽しいです。その一方で、紅と清次の2人の男女の機微が、とても上手く描かれています。★ラストは、ほんわかとめでたしめでたしで読了後も後味が良い作品です。
つくもがみ貸します (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つくもがみ貸します (角川文庫)より
4043888023