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SAS/ソマリア人質奪回作戦



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SAS/ソマリア人質奪回作戦の評価: 2.00/5点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

暴力を忌み嫌う紳士のヒーロー、のはずが・・・

訳者の解説を読むまで知らなかったが、この当時(1979年)で七千万部、
最終的には174作まで書かれた、欧米で大人気のスパイシリーズの中の一冊であった。

解説によれば、主人公マルコは、オーストリアの貴族出身でアルバイトでCIAの諜報員をやっているという異色キャラ。
007と類似していながら、その相違点は、暴力を忌み嫌う紳士である点とのことだが。。
本書ではマルコは、きわめて凶暴で、人を殺しまくっている。
全編を貫くエロとグロ、暴力。
目まぐるしく変わる展開は映画的で、一気に読ませるのだが、
誘拐されたアメリカ大使一家を救出するためとは言え、あまりに犠牲が多くはないだろうか。

本作が価値を持つのは、ソマリアという舞台の特殊性だろう。
排他的、暴力的な殺伐とした土地でありつつ、そこにはやはり人々の生活があり、大地の熱い息吹がある。
ジャーナリスト出身で、現地取材を徹底する主義の作者なので、リアルな70年代のソマリア像が描かれているのだろう。
今も昔もなかなか実際に行くのも容易ではない土地であり、もはや確かめようも無いのだが。
SAS/ソマリア人質奪回作戦 (創元推理文庫 197-4 プリンス・マルコ・シリーズ)Amazon書評・レビュー:SAS/ソマリア人質奪回作戦 (創元推理文庫 197-4 プリンス・マルコ・シリーズ)より
4488197043

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