SAS/ソマリア人質奪回作戦



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初公開日(参考)1979年03月
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長編小説

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SAS/ソマリア人質奪回作戦 (創元推理文庫 197-4 プリンス・マルコ・シリーズ)

1979年03月01日 SAS/ソマリア人質奪回作戦 (創元推理文庫 197-4 プリンス・マルコ・シリーズ)

※あらすじは登録されていません



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SAS/ソマリア人質奪回作戦の総合評価:6.00/10点レビュー 2件。Bランク


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(8pt)

SAS/ソマリア人質奪回作戦の感想

SAS プリンスマルコのシリーズです。
シリーズの解説はこちらを参考に・・・
http://osudame.com/novel/N22646

本作は人質救出作戦です。ソマリアでアメリカの外交官一家が誘拐されました。犯人側の要求はアメリカ外交関係者の全面撤収ですが、本国の大統領の決断は「一切の譲歩を禁ず」という非情なものでした。そんな中、CIAは犯人との交渉役にプリンスマルコを選ぼうとします。そのときプリンスマルコはリーツェン城(自宅)で恋人のアレクサンドラと週末を過ごしていました。交渉期限が目前に迫る中、CIA本部からプリンスマルコに依頼の電話がかかります。緊迫の一瞬。
受話器を取るマルコ「もしもし、こちらプリンスマルコ」
電話の最中にも恋人といちゃつくマルコ。彼女に覆いかぶさって、中を行きつ戻りつしながら、官能の陶酔に身を任せ話半分で依頼を聞きます。たまらずにアレクサンドラが叫びます「イッヒ・コンメ」。
CIA政策部副部長「私の話を聞いているのかね!マルコ」
プリンスマルコ「ソマリアへ行けばいいんでしょ?」

どんな境遇でもやる気満々なマルコ、怒涛のハイテンションの中での活躍、はじまり始まり……

本作に登場する美女紹介
★フッシャ  ソマリア人女性 現地レストラン経営者でイタリア人と黒人のミックス
 流れるような青い、長いチュニックをぴっちりと着込み、銀と金のブレスレットの金属的な音をたてながら進んできた。
 ポニーテイルにして纏めた、ふくらませていない、金の思いヘアピンで留められた髪が、信じられないほど反り返った腰のわれ目まで落ちていた。
 女王然とした物腰で、たおやかで同時に官能的な、自分の美しさと磁力に自身のある態度。

本書に登場するソマリアは社会主義体制が強力で、当時強大だったソビエト連邦の事実上の支配下にありました。当時はまだ、東アフリカ大旱魃も国家が三つに分裂したあの内戦もまだ起きていません。そんなわけで、本作のご当地ではCIAはKGBに大きな後れをとっています。
モガジシオ(ソマリアの首都)に着くやいなや、誘拐の黒幕はソマリア政府そのものかもしれない、あらゆる部屋が盗聴されていると警告されます。そうだとすると、敵はソマリア全国民!なんという絶望的な状況でしょう。現地警察の対応ものらりくらり、まったく要領を得ません。

最後の最後までスリルとサスペンス、バイオレンスの連続。死人もいっぱい出るし、××もいっぱい。
なぜ今回の誘拐が仕組まれたのか、最後に謎が明かされます。
底抜けの痛快アクションでもなく、最後は少し物悲しい・・・・
でもとっても面白いですよ!凄いですよ本作も。

absinthe
BZLMTCHK
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(2pt)

暴力を忌み嫌う紳士のヒーロー、のはずが・・・

訳者の解説を読むまで知らなかったが、この当時(1979年)で七千万部、
最終的には174作まで書かれた、欧米で大人気のスパイシリーズの中の一冊であった。

解説によれば、主人公マルコは、オーストリアの貴族出身でアルバイトでCIAの諜報員をやっているという異色キャラ。
007と類似していながら、その相違点は、暴力を忌み嫌う紳士である点とのことだが。。
本書ではマルコは、きわめて凶暴で、人を殺しまくっている。
全編を貫くエロとグロ、暴力。
目まぐるしく変わる展開は映画的で、一気に読ませるのだが、
誘拐されたアメリカ大使一家を救出するためとは言え、あまりに犠牲が多くはないだろうか。

本作が価値を持つのは、ソマリアという舞台の特殊性だろう。
排他的、暴力的な殺伐とした土地でありつつ、そこにはやはり人々の生活があり、大地の熱い息吹がある。
ジャーナリスト出身で、現地取材を徹底する主義の作者なので、リアルな70年代のソマリア像が描かれているのだろう。
今も昔もなかなか実際に行くのも容易ではない土地であり、もはや確かめようも無いのだが。
SAS/ソマリア人質奪回作戦 (創元推理文庫 197-4 プリンス・マルコ・シリーズ)Amazon書評・レビュー:SAS/ソマリア人質奪回作戦 (創元推理文庫 197-4 プリンス・マルコ・シリーズ)より
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