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SAS/ソマリア人質奪回作戦



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SAS/ソマリア人質奪回作戦の評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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(8pt)

SAS/ソマリア人質奪回作戦の感想

SAS プリンスマルコのシリーズです。
シリーズの解説はこちらを参考に・・・
http://osudame.com/novel/N22646

本作は人質救出作戦です。ソマリアでアメリカの外交官一家が誘拐されました。犯人側の要求はアメリカ外交関係者の全面撤収ですが、本国の大統領の決断は「一切の譲歩を禁ず」という非情なものでした。そんな中、CIAは犯人との交渉役にプリンスマルコを選ぼうとします。そのときプリンスマルコはリーツェン城(自宅)で恋人のアレクサンドラと週末を過ごしていました。交渉期限が目前に迫る中、CIA本部からプリンスマルコに依頼の電話がかかります。緊迫の一瞬。
受話器を取るマルコ「もしもし、こちらプリンスマルコ」
電話の最中にも恋人といちゃつくマルコ。彼女に覆いかぶさって、中を行きつ戻りつしながら、官能の陶酔に身を任せ話半分で依頼を聞きます。たまらずにアレクサンドラが叫びます「イッヒ・コンメ」。
CIA政策部副部長「私の話を聞いているのかね!マルコ」
プリンスマルコ「ソマリアへ行けばいいんでしょ?」

どんな境遇でもやる気満々なマルコ、怒涛のハイテンションの中での活躍、はじまり始まり……

本作に登場する美女紹介
★フッシャ  ソマリア人女性 現地レストラン経営者でイタリア人と黒人のミックス
 流れるような青い、長いチュニックをぴっちりと着込み、銀と金のブレスレットの金属的な音をたてながら進んできた。
 ポニーテイルにして纏めた、ふくらませていない、金の思いヘアピンで留められた髪が、信じられないほど反り返った腰のわれ目まで落ちていた。
 女王然とした物腰で、たおやかで同時に官能的な、自分の美しさと磁力に自身のある態度。

本書に登場するソマリアは社会主義体制が強力で、当時強大だったソビエト連邦の事実上の支配下にありました。当時はまだ、東アフリカ大旱魃も国家が三つに分裂したあの内戦もまだ起きていません。そんなわけで、本作のご当地ではCIAはKGBに大きな後れをとっています。
モガジシオ(ソマリアの首都)に着くやいなや、誘拐の黒幕はソマリア政府そのものかもしれない、あらゆる部屋が盗聴されていると警告されます。そうだとすると、敵はソマリア全国民!なんという絶望的な状況でしょう。現地警察の対応ものらりくらり、まったく要領を得ません。

最後の最後までスリルとサスペンス、バイオレンスの連続。死人もいっぱい出るし、××もいっぱい。
なぜ今回の誘拐が仕組まれたのか、最後に謎が明かされます。
底抜けの痛快アクションでもなく、最後は少し物悲しい・・・・
でもとっても面白いですよ!凄いですよ本作も。

absinthe
BZLMTCHK

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