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キング・コング
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キング・コングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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有名な映画『キング・コング』の原作を翻訳したもの。 2005年に映画がリメイクされたのに合わせて出版された。著作権が切れていたこともあり、同時期に角川書店、東京創元社などからも翻訳が出ている。 本書は尾之上浩司氏によって訳されたもので、原書に忠実・正確をモットーとしているようだ。 原書の成立はけっこう複雑。当時の人気作家であったエドガー・ウォーレスが筋立てを担当したのだが、原案作成中に亡くなってしまい、映画製作者のメリアン・C.クーパーが補完、さらに文筆家のデロス・ラヴレスが小説化したものなのである。さらに訳者によれば、そのほかにも数人の文章が混じっているとか。 小説自体は、なかなか時代を感じさせてくれて楽しい。南の島への探検、横暴な映画製作の現場、美女と野獣、恋、怪獣たちと、いかにもという要素が詰め込まれている。 『キング・コング』というと、エンパイア・ステート・ビルに登っている姿しか知らなかったが、こんなに破天荒で面白いストーリーだったとは。 小説としては雑な部分が少なくないが、当時の雰囲気を楽しむだけでも読む価値があるだろう。 | ||||
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