キング・コング
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2015年初読了の小説は・・・これ! 怪獣映画の原点といえる名作の原作小説・・・ではなくて、ノベライズ。解説によるとE・ウォーレス&M・C・クーパーの両氏は映画脚本も含めた原案で、小説版を手がけたのはD・W・ラヴレーズとのことですが、そうすると本書はラヴレーズ著が正しいのでは? きっと出版側にややこしい事情があったのでしょうね。 2005年版映画を見た勢いで、「『キング・コング』って、こんな内容だっけ?」と読んでみた本書。 1930年代(昭和ヒト桁!)の冒険小説だけあって展開が早い早い。コングがニューヨークに連れてこられて、エンパイヤステートビルでの有名なラストシーンまで約20ページ。表紙イラストの翼手竜対コングなんて、たった6行ですよ。まさに古き良き冒険活劇であります。 本書におけるコングはあくまでモンスター扱い。ヒロインとの交流などは描かれておらず、時代に下るにつれてコングのキャラクターがどんどん膨らんでいき、愛嬌があって哀感を漂わせる、現在のキング・コング像に結実していったという歴史的経緯がうかがえます。この点は我が国のゴジラも同じ。映像の力は凄い。 本編は200ページ程度ですが、その後、石上三登志氏によるキング・コング論が40ページにわたって続き、これが最高に楽しいので、その分おまけで星5つ。 | ||||
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有名な映画『キング・コング』の原作を翻訳したもの。原作と言っていいのかは微妙だが。 1976年に奇想天外社から出た単行本の復刊・文庫化。 2005年に映画がリメイクされたのに合わせて再版された。著作権が切れていたこともあり、同時期に角川書店、早川書房などからも翻訳が出ている。 本書は映画やSFの評論家・石上三登志氏によって訳されたもので、訳者の思い入れや愛情が感じられる。他社のとも比較して読んでみたのだが、まあ、読みやすい。 原書の成立はけっこう複雑。当時の人気作家であったエドガー・ウォーレスが筋立てを担当したのだが、原案作成中に亡くなってしまい、映画製作者のメリアン・C.クーパーが補完、さらに文筆家のデロス・ラヴレスが小説化したものなのである。そのほかにも数人の文章が混じっているとか。 小説自体は、なかなか時代を感じさせてくれて楽しい。南の島への探検、横暴な映画製作の現場、美女と野獣、恋、怪獣たちと、いかにもという要素が詰め込まれている。 『キング・コング』というと、エンパイア・ステート・ビルに登っている姿しか知らなかったが、こんなに破天荒で面白いストーリーだったとは。 小説としては雑な部分が少なくないが、当時の雰囲気を楽しむだけでも読む価値があるだろう。 巻末に石上氏による詳細な解説が。しかし、この解説はどうなの? | ||||
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有名な映画『キング・コング』の原作を翻訳したもの。 2005年に映画がリメイクされたのに合わせて出版された。著作権が切れていたこともあり、同時期に角川書店、東京創元社などからも翻訳が出ている。 本書は尾之上浩司氏によって訳されたもので、原書に忠実・正確をモットーとしているようだ。 原書の成立はけっこう複雑。当時の人気作家であったエドガー・ウォーレスが筋立てを担当したのだが、原案作成中に亡くなってしまい、映画製作者のメリアン・C.クーパーが補完、さらに文筆家のデロス・ラヴレスが小説化したものなのである。さらに訳者によれば、そのほかにも数人の文章が混じっているとか。 小説自体は、なかなか時代を感じさせてくれて楽しい。南の島への探検、横暴な映画製作の現場、美女と野獣、恋、怪獣たちと、いかにもという要素が詰め込まれている。 『キング・コング』というと、エンパイア・ステート・ビルに登っている姿しか知らなかったが、こんなに破天荒で面白いストーリーだったとは。 小説としては雑な部分が少なくないが、当時の雰囲気を楽しむだけでも読む価値があるだろう。 | ||||
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あらゆる怪獣映画の元祖の原作。これなくしては、ゴジラもウルトラマンもありえなかったという存在。厳密にはノベライズだが…それにしても、この巨獣を生み出した先人たちのイマジネーションには脱帽です。 | ||||
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今冬、公開される同タイトルの正式な原作本です。美女と野獣物のアレンジとしても必読の書です。劇場で観る前に読んでおかれることをお勧めします。 | ||||
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