さまよう刃

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さまよう刃の評価:

3.82/5点 レビュー 350件。 A ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全373件 301〜320 16/19ページ
No.73
(4pt)

「手紙」ほどのリアリティはない

ストーリー上、胸の悪くなるようなシーンもありましたが、あくまで「普通の人間が見聞を通して、想像の範囲で書いた描写なんだ」と思って読み進めました。
現実の事件は小説にかけないほど残虐なときもあります・・・
そんなわけで読むには忍耐を要しましたが、救いようのないラストでした。
加害者親の「うちの子は悪くない」という態度にはリアリティありましたが・・・・
復讐物語ではないのでしょうが、現在の少年犯罪の問題点を浮き上がらせるだけで終ってほしくなかったです。
東野さんの力量なら、もう少し加害者や加害者家族をじわじわと「死よりつらいような状況」に追い詰めるような、それでいて犯罪行為にならないという、カタルシスがあるような復讐がかけるのに。
さまよう刃 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: さまよう刃 (角川文庫)より
4043718063
No.72
(5pt)

さまよう刃

文体がどうとか人物設定がどうとか、本として面白い、面白くないではなくて、
現実世界の少年法の馬鹿らしさとそれを変えられないくやしさを改めて感じさせられる本でした。
結末が後味悪いという意見をよくききますが、逆に後味スッキリ!な結末だったら
この本の意味するものが変わってきてしまうと思うので、
結局あの結末が世間の全てを意味してる気がします。
さまよう刃 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: さまよう刃 (角川文庫)より
4043718063
No.71
(4pt)

意外性は乏しいがスリリング

犯罪被害者の遺族の心理という点で、非常に考えさせられると同時に、主人公への共感を余儀なくされる部分がある。小説の中でも、娘を殺された父親の、犯人への復習への執念に対して、ほとんどの登場人物が、何らかの形で支援・声援を送りたがっているのが印象的であった。主人公の行動がどのような形で収束を迎えるか、各登場人物の思惑はどのように収束したか、意外性はやや乏しい気もしたし、煮え切らなさも残るが、最後までスリリングに味わって読んだ。最終数ページは個人的には「やられた」の感想。
さまよう刃 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: さまよう刃 (角川文庫)より
4043718063
No.70
(5pt)

少年犯罪に対する挑戦状的内容

凶悪犯罪や犯罪の若年化が問題になる中、
少年法や、加害者保護に偏った法のあり方について、
この本が投げかけるテーマは実にタイムリーで考えさせられるもの。
小説として読んでもこの先どうなるのか、
先を読みたくて読み進めてしまう、興味深い内容となっていて、
一挙に読んでしまった。
ただ、最後のシーンが終わった後のあまりにそっけない文章が
ラストでいろいろなことを考えさせられる余韻をぶち壊している感じがするので、
非常に残念だった。
あとは個人的には内容に共感できるものの、
加害者を殺してしまっても構わないのではという
筆者の主観があまりに強すぎて偏って書かれているような
気がするので、せっかくの問題提起も、
反発を招く人もいるのではとも感じた。
さまよう刃 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: さまよう刃 (角川文庫)より
4043718063
No.69
(4pt)

考えさせる今の・・・

一番納得した言葉があった。
「家族を殺された被害者が、法のなか、その裁判の中で
加害者の将来を案じろというのは、残酷だ、、、」というくだり。
今の少年法に関して本当にそうだと納得した。
この物語は、事実は小説より奇なり、、、であることは、今の事件をみていると
考えざるをえない。
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4043718063
No.68
(4pt)

現実はもっと・・・

著名な多作作家ということで、読もうと思いながらも手が伸びなかったのですが、重厚なテーマということで初めて手にしました。前半のクライマックスの、共犯格の少年を偶然殺害する機会を得るシーンまでは臨場感もありよかったのですが、後半の主人公が主犯格の少年を追う場面からは間延びしていまひとつな感じがしました。結末がどうなるかが気になりながら読みましたが、一番無難な結末です。もし長峰が生きて懲役に処されたとしたら、もし主犯の少年が数年でせいせいとして出所したとしたら、それを別の被害者の親が知ったら・・・。そういう場面は重すぎて書けないかもしれません。でも、繰り返される現実の少年事件は本書の結末以上の苦悩を生んでいることこそ、もっと理解されなければならないと思います。
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4043718063
No.67
(5pt)

なんで

 なんで未成年が犯罪を起こしても罪に問われないのか? 被害者遺族側に感情移入してしまった。 内容はヘビーで読み応え充分の作品です。
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4043718063
No.66
(5pt)

やるせない

少年法、復讐と東野作品としてはかなり重いテーマの作品です。
たぶんこうなるな…と想像したとおりに物語は進んでいくのですが、それでもグイグイ引き込まれて一気に読ませてしまうのは東野圭吾がそれだけ力のある作家だからでしょう。
私にはまだ子供はいませんが、もしも娘が生まれてこのような事件の被害者になったら、「絶対に犯人を殺しに行く」と主人は断言しています。
現代にも「仇討ち制度」を作るべきだと。
さすがにそこまでは行き過ぎの感もありますが、そのように様々なことを真剣に考えさせられる作品でした。
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4043718063
No.65
(5pt)

つらい内容だが

ストーリーが、読者を飽きさせる事無く進行し、思ったよりもあっという間に読み終わりました。
しかし、随所につらい内容の描写が入り、読者によってはそれらの内容を読むこと自体に
強い嫌悪感を感じてしまうかもしれません。
娘の仇を取るために、親が加害者に復讐をするといった内容は、ありがちといえばありがちですが、
何か最後まで読ませる力がある作品でした。
東野圭吾の作品を読むのは初めてでしたが、他の作品も読んで見たいと感じました。
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4043718063
No.64
(4pt)

これまでになかなかなかった視点。

娘を殺された親に焦点をあてて進むストーリー。
そのほか、出てくる親の対応が印象的。
今の時代の親を象徴しているのか、それとも親というのはいつの時代もそうなのか?
読み進めていくうちにいろいろ考えさせられる作品。
読み応えがありました。
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4043718063
No.63
(4pt)

少年法に対する被害者の父や警察官の想い

少年法に対して、被害者の父や警察官などが思いをめぐらせている。
加害者の少年がこのまま逮捕されると、現行の少年法では、大きな罪に問われない可能性がある。それに対して、被害者の父の心理や行動、警察官の心理や行動は...
現行の少年法に対して、本書を通じて東野氏の想いを描いているような気がする。
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4043718063
No.62
(4pt)

遣る瀬無い読後感

少年犯罪と少年法がテーマです。
加害者が撮影した「被害者を陵辱している」ビデオを被害者の家族が見てしまうというショッキングな場面の効果もあるのでしょうが、著者の思惑にすっかり嵌ってしまった感もあるのですが、被害者の父、刑事、加害者に利用された少年の心理状態と苦悩が見事に描かれています。
事件をネタに茶番を展開するマスコミの醜い姿にも触れる等物語の構成も上手く出来ています。
ただ、誰も報われない結末、なんとも遣る瀬無い読後感が残りました。
過去の苦悩から自分自身を解放しようとして、被害者の父「長峰」を助けようとしていた丹沢和佳子の苦悩は更に深まったんだろうな、と思いながら読み終えました。
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4043718063
No.61
(5pt)

すごいっ!

後半で泣いちゃいました。
すごいです!
さすが東野圭吾ワールドって感じです。
集中して読める環境でゆっくりと読み進んでいくのがオススメです。
容疑者Xの献身に次ぐ余韻のある作品です。
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4043718063
No.60
(5pt)

文庫化

この話を面白くいている事、それは加害者の少年が全くと言っていいほど出てこない事だ。
その為、読み手側は「少年犯罪への憤り」に「サスペンス」という要素がミックスされ、読むのを止められなくなってしまう。
例えば、加害者の少年が度々登場し、追う側と追われる側の両方から話が進められると、想像を掻き立てられることはなく、やはり「いつ見つかるんだろう」というハラハラさせられる様なことはないと思うのだ。
それと登場人物の設定がとてもうまい。これを読んで加害者の少年に憤りを覚えない人などいないといってもいいくらい。
文庫本になったから値段も下がったし、ボリュームもあり、文句無し。
東野作品の「社会派モノ」を扱ったテーマの作品では1,2の出来だと思う。
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4043718063
No.59
(4pt)

小説としては○。東野圭吾の作品としては△。

私が東野圭吾の作品を読む理由は巧みな心理描写を拝見したいとの思いからです。
しかし、今回の作品は普段少年犯罪の度に湧いては消えていく在り来たりな論理を中心に進められていきます。唯一の新しい視点といえば、この手の事件を担当した刑事たちの苦悩です。この部分だけは読みごたえがありました。
費用対効果は○です。でもハードカバーの値段を払って読めば、ため息が漏れるかもしれません。この感想文も東野圭吾への過度の期待が原因かもしれません。
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4043718063
No.58
(4pt)

映像化が楽しみ

さすが東野圭吾、難しいテーマを上手くまとめ上げています。ページを括る手が止まらなくなりました。
但し、気になった点もいくつかあります。
・使用実績の無い猟銃を何年も居間に飾って所持できるほど、日本の銃刀法は甘くない。
・指名手配になった主人公が、猟銃携行したまま新幹線やら公共交通機関を使って白昼堂々と長野から東京まで移動できるものなのだろうか。
・現職刑事が野次馬でごった返す駅前で、流れ弾が一般市民に当たる危険を顧みず、威嚇射撃もなしにいきなり容疑者に向かって発砲するだろうか。
いらぬ突込みと言われればそれまでですが、大家だけにそこらへんもきちんと描いてほしかった。
映像化を意識した作品のようだからいずれ映画化されるのでしょうが、そうなったらやっぱり無条件に見てしまうでしょう。
さまよう刃 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: さまよう刃 (角川文庫)より
4043718063
No.57
(4pt)

まるで映画かドラマを観ているようだった。

読者の情感にストレートに訴えることが出来るからであろうが、今ミステリーの世界では、いわゆる「犯罪被害者の人権」・「被害者」側に沿った物語がとってもトレンディーである。加えて加害者が未成年の場合は「少年法」も絡んでくるからなおさら「被害者」側の無念さが増す。
本書は、東野圭吾が「被害者の復讐」と「少年の凶悪犯罪」をモチーフに、’03年9月から1年間にわたって「週刊朝日」に連載された作品である。
不良少年たちに蹂躙され死体となった娘の復讐のため、父親は仲間の一人を激情にまかせ、めった刺しにして殺害し、もう一人の主犯格の少年を追跡して復讐を完遂させるため、逃亡する。「遺族による復讐殺人」としてマスコミも大きく取り上げる。世間の考えは賛否が大きく分かれ、警察内部でも父親に対する同情論が密かに持ち上げる。はたして遺族に犯人を裁く権利はあるのか?
本書は、読者に対して重い問題提起をして判断を迫るというより、父親の追跡行やそれを助ける女性の姿、「殺人者」となった父親に狙われる主犯格の少年を悩みながらも捜索する刑事など、もともと連載小説だけに各章ごとに視点を変えて最後まで読み手を飽きさせないドラマ仕立てとなっている。
さまよう刃 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: さまよう刃 (角川文庫)より
4043718063
No.56
(5pt)

素晴らしい作品です。

これは名作です。東野さんの、というより私が今まで読んだ小説の中で、
ナンバー3に入る作品です。
ものすごく分厚い本ですが、夢中で読んでしまいました。
テーマはものすごく重く、後味も決して良いとは言えないですが、
これは読み終わって「あ〜面白かった」というたぐいの作品ではなく、
現在の少年法や、
『警察は市民を守っているのではない。警察が守るのは法律の方だ』
など、色々と考えさせられる事が多く、
読み終わってからもいつまでも余韻が抜けないです。
ただ、ひとつ疑問に思った事は、携帯電話を使うシーンが多く、
電源を入れたら居場所がわかってしまうのではないのですか?
(確か酒井法子が逃げ回ってた時、そんなことを言っていた)
推理小説作家がそれを知らないはずはないと思うのですが、
どうしてだろうと、そこだけがひっかかったのは私だけでしょうか?(^_^;)
さまよう刃 Amazon書評・レビュー: さまよう刃より
4022579684
No.55
(5pt)

迫る緊張感

東野圭吾は殆どハズレはないけれど、これはとても良かったです。いつもテンポの早いストーリー展開が見事です。このストーリーはあまりにも悲しくせつなく可哀想。私としては最後は主人公に思いをとげてもらいたかった・・・。何かくやしい!!!
それ位夢中でした。
とにかく最後まで息も抜けず緊張したまま読んでしまいました。
さまよう刃 Amazon書評・レビュー: さまよう刃より
4022579684
No.54
(4pt)

問題提起

中学生の娘を持つ父親として、完全に主人公に感情移入してしまいました。
筆者の少年犯罪に対する問題提起、被害者家族の果たされなかった想いに現在の司法制度、少年法の在り方を考えさせられる作品です。
終盤の「もっと遊んでから」の加害者の言葉に戦慄しました。
さまよう刃 Amazon書評・レビュー: さまよう刃より
4022579684