片想い

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評判

片想いの評価:

3.97/5点 レビュー 148件。 B ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全171件 101〜120 6/9ページ
No.71
(4pt)

東野作品の中でもっともテーマが濃い作品

東野氏の作品はどれも違ったテーマをしっかりと持っていて、そこが素晴らしいと
常々思っています。
ミステリーとしての完成度が高い中で、毎回新たな人間的、社会的なテーマに挑んでいます。
その分野は広範に渡っていて、このペースでいつ勉強しているんだろうと感心します。
本作はその中でも、最もテーマが濃く語られている作品だと思います。
徹底的に性別について語られます。600頁超。
本文の中で、
「人は皆、男的なところと女的なところを持っているが、その割合は人それぞれ。
 しかも、そこでいくつもの壁を越えて法的なまたは遺伝子的な性別とは逆の人生を歩むのかは
 また人それぞれ。」
というようなことが語られます。
戸籍上の性別と、心の性別と、外見の性別と、仕事や社会的役割の中の性別とが複雑に存在している事に
改めて気付き、考えさせられました。
ただし、本作は東野氏のもうひとつの力であるミステリーの伏線のすごさは私にはもの足りなかったので、
読み応えは抜群ですが☆をひとつだけ落とします。
イチローの打率が3割そこそこでは満足しないマスコミのような心境ですが。。。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.70
(4pt)

東野作品の中でもっともテーマが濃い作品

東野氏の作品はどれも違ったテーマをしっかりと持っていて、そこが素晴らしいと
常々思っています。
ミステリーとしての完成度が高い中で、毎回新たな人間的、社会的なテーマに挑んでいます。
その分野は広範に渡っていて、このペースでいつ勉強しているんだろうと感心します。
本作はその中でも、最もテーマが濃く語られている作品だと思います。
徹底的に性別について語られます。600頁超。
本文の中で、
「人は皆、男的なところと女的なところを持っているが、その割合は人それぞれ。
 しかも、そこでいくつもの壁を越えて法的なまたは遺伝子的な性別とは逆の人生を歩むのかは
 また人それぞれ。」
というようなことが語られます。
戸籍上の性別と、心の性別と、外見の性別と、仕事や社会的役割の中の性別とが複雑に存在している事に
改めて気付き、考えさせられました。
ただし、本作は東野氏のもうひとつの力であるミステリーの伏線のすごさは私にはもの足りなかったので、
読み応えは抜群ですが☆をひとつだけ落とします。
イチローの打率が3割そこそこでは満足しないマスコミのような心境ですが。。。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.69
(5pt)

影響された

性の問題を扱った、社会派ミステリー。
身近な問題を扱っているためか、東野氏の作品の中でもさらに社会性が強い。
主人公はある殺人事件を追っているうちに、その裏には様々な性の問題が横たわっていることに気付く。
ミステリーの体系をとってはいるものの、主軸はジェンダーの問題である。
男とは何のか、女とは何なのか。
そもそも性別という概念が必要なのか。
物語の中には、さまざまな性の問題を抱えた人物が登場する。
その一人一人の言葉が強烈である。
思い当たることが多くて、目をそらしたくなる。
反省、反省の連続だ。
P106「人の他人に対する扱いは、相手が男か女かで違う」
P208「女が男に勝っても事件じゃなくて、男が女に負けても恥じゃなくなるのは、もっともっと先じゃないかねえ」
P231「周りもどっちかに統一してないと困るみたいだし」
P367「悲しいことに今の社会は、男はこうあるもの、女はこうあるものという決め事に満ちています」
P409「結局みんな、男はこういうもの、女はこういうものっていうふうに勝手に決めつけて、自分とのギャップに苦しんでいる。男って何か、女って何かっていうことの答えは、誰も持っていない」
そしてそれを踏まえた上での結論がP593に書かれている。
男を黒、女を白とする。
「すべての人間は完全な黒でも白でもない。黒から白に変わるそのグラデーションの中のどこかだ。」
「その日の体調や周りの環境なんかで、そのグラデーションでの位置がふらふらとずれたりするんだと思う。…(中略)…九十五パーセント黒が九十パーセント黒に変わったところで大した影響はない。ところが五十パーセント黒が四十五パーセントになったら大違いだ」
これは素晴らしい表現ではないだろうか。
ずいぶん前にもこの作品を読んだのだが、この表現だけははっきり覚えていた。
すごく影響力のある本だと思う。
私はものの見方が変わるくらい影響された。少し視野が広がった気さえする。
ぜひ多くの人に読んで欲しい一冊です。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.68
(5pt)

影響された

性の問題を扱った、社会派ミステリー。
身近な問題を扱っているためか、東野氏の作品の中でもさらに社会性が強い。
主人公はある殺人事件を追っているうちに、その裏には様々な性の問題が横たわっていることに気付く。
ミステリーの体系をとってはいるものの、主軸はジェンダーの問題である。
男とは何のか、女とは何なのか。
そもそも性別という概念が必要なのか。
物語の中には、さまざまな性の問題を抱えた人物が登場する。
その一人一人の言葉が強烈である。
思い当たることが多くて、目をそらしたくなる。
反省、反省の連続だ。
P106「人の他人に対する扱いは、相手が男か女かで違う」
P208「女が男に勝っても事件じゃなくて、男が女に負けても恥じゃなくなるのは、もっともっと先じゃないかねえ」
P231「周りもどっちかに統一してないと困るみたいだし」
P367「悲しいことに今の社会は、男はこうあるもの、女はこうあるものという決め事に満ちています」
P409「結局みんな、男はこういうもの、女はこういうものっていうふうに勝手に決めつけて、自分とのギャップに苦しんでいる。男って何か、女って何かっていうことの答えは、誰も持っていない」
そしてそれを踏まえた上での結論がP593に書かれている。
男を黒、女を白とする。
「すべての人間は完全な黒でも白でもない。黒から白に変わるそのグラデーションの中のどこかだ。」
「その日の体調や周りの環境なんかで、そのグラデーションでの位置がふらふらとずれたりするんだと思う。…(中略)…九十五パーセント黒が九十パーセント黒に変わったところで大した影響はない。ところが五十パーセント黒が四十五パーセントになったら大違いだ」
これは素晴らしい表現ではないだろうか。
ずいぶん前にもこの作品を読んだのだが、この表現だけははっきり覚えていた。
すごく影響力のある本だと思う。
私はものの見方が変わるくらい影響された。少し視野が広がった気さえする。
ぜひ多くの人に読んで欲しい一冊です。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.67
(4pt)

東野作品としては

少しハッピーエンドな感じのする作品であると
思います。これも受け止め方とは思いますが・・・。
世の中に存在する問題としても非常に興味深く
読めました。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.66
(4pt)

東野作品としては

少しハッピーエンドな感じのする作品であると
思います。これも受け止め方とは思いますが・・・。
世の中に存在する問題としても非常に興味深く
読めました。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.65
(4pt)

貴重な体験でした

私は性同一性障害ではないと思うが、自分自身の男性性、女性性について
考えてしまうことがあり、それを改めて意識させられた読書体験だった。
世の中に受け入れられるためには本来の自分の性別である女性らしさを
強調しなければと思っていたけれど、本書を読み進めるにつれて、
薄々感じていた違和感、他人には隠していた自分の男性性のようなものを
どう扱うのか、受容するのかを考えることになった。読んで良かったと思う。
謎解きの仕掛け、構成については、ややエンターティメント寄りに走り過ぎたのか
リアリティのなさや「読ませる側」の視点を感じてしまったのが興醒めだったが
このテーマをまとめてがつんと仕上げてしまった力技、流石と思う。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.64
(4pt)

貴重な体験でした

私は性同一性障害ではないと思うが、自分自身の男性性、女性性について
考えてしまうことがあり、それを改めて意識させられた読書体験だった。
世の中に受け入れられるためには本来の自分の性別である女性らしさを
強調しなければと思っていたけれど、本書を読み進めるにつれて、
薄々感じていた違和感、他人には隠していた自分の男性性のようなものを
どう扱うのか、受容するのかを考えることになった。読んで良かったと思う。
謎解きの仕掛け、構成については、ややエンターティメント寄りに走り過ぎたのか
リアリティのなさや「読ませる側」の視点を感じてしまったのが興醒めだったが
このテーマをまとめてがつんと仕上げてしまった力技、流石と思う。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.63
(4pt)

自分の思いが伝わらない,それも片想い

本書のタイトルの「片想い」であるが,多くの人は青春期の男女間の淡い恋愛を連想してしまうであろう.一方,本書の著者が東野圭吾ということで,そのような普通の片想いであるはずがなく,もっと深い意味が込められているはずだと思う読者も多いであろう.読み進めるうちに,後者であることがわかった.恋愛感情に関わらず,自分の思いが相手に伝わらない.それが片想いであるとは,さすがと感心させられた.
本書は性同一性障害という言葉が,世の中にあまり浸透していない時代に,出版されている.そのため,そのような障害があるということを世に広めるために一役を担ったと思われる.現在でもかなりの偏見や差別があると思われるが,そのような障害を持つ人や周囲にいる人達に,生きる勇気を与えてくれる一冊ではなかろうか.差別や偏見のない社会が一日も早く訪れることを祈りたい.
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.62
(5pt)

『片想い』に込められた意味・・・深いです。

深い・・・
『片想い』に込められた意味は、題名を見ただけでは絶対分からないと思います。それにミステリーとしても面白い、東野圭吾さんってほんとすごいですね。
genderについて考えさせられました。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.61
(4pt)

性同一性障害について考えさせられました。

東野氏の作品としては面白さは佳作ですが、社会的な問題を取り上げた作品としては傑作の一つだと思います。
内容としては少し単調な所もありますが、ジェンダー問題を深く考えるきっかけとなる良い作品です。その分、エンターテイメントの要素が低く、社会性の高い作品と言えるかもしれません。
相変わらず人物の心理描写はうまく、共感する場面や考えさせられる一言が何箇所もありました。
ただ、東野氏の作品が初めての人にはおすすめできません。
「流星の絆」や「容疑者Xの献身」などが入りやすいかもしれません。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.60
(4pt)

代表作とは言えないだろうけど

私の場合、「秘密」から東野作品にのめり込んだのですが、この作品のテーマである「性同一性障害」が、自分にとってはまったく身近なものではなく、そういった意味では、妻子ある私にとって「秘密」と比較して感情移入は難しかったですが、最後までミステリー要素満載で、一気に読み通すことができました。決して代表作とはいえないでしょうが、読んで損はそない作品かと思います。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.59
(4pt)

代表作とは言えないだろうけど

私の場合、「秘密」から東野作品にのめり込んだのですが、この作品のテーマである「性同一性障害」が、自分にとってはまったく身近なものではなく、そういった意味では、妻子ある私にとって「秘密」と比較して感情移入は難しかったですが、最後までミステリー要素満載で、一気に読み通すことができました。決して代表作とはいえないでしょうが、読んで損はそない作品かと思います。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.58
(4pt)

結局ジェンダーから抜け出せない

性同一障害が今ほど取りあげられていない頃に書かれたそうですが、不自然な記述はなく
(ちなみに一般的な、自閉症を取り扱ったものには間違っていたことが書かれていることが多いのが現状です)
人間の男女の性についての描写、メビウスの輪、グラデーションなど秀逸。
主人公の妻の描写に、作者がどこかで抱いていると思われる、「女は感情的な生き物だ」というステレオタイプな考えが伺えるのは、皮肉というべきか。
夫婦喧嘩のときはイライラしました。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.57
(4pt)

結局ジェンダーから抜け出せない

性同一障害が今ほど取りあげられていない頃に書かれたそうですが、不自然な記述はなく
(ちなみに一般的な、自閉症を取り扱ったものには間違っていたことが書かれていることが多いのが現状です)
人間の男女の性についての描写、メビウスの輪、グラデーションなど秀逸。
主人公の妻の描写に、作者がどこかで抱いていると思われる、「女は感情的な生き物だ」というステレオタイプな考えが伺えるのは、皮肉というべきか。
夫婦喧嘩のときはイライラしました。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.56
(5pt)

読み応え抜群!

性同一性障害という最近話題になっているテーマをとりあげつつ、それにサスペンスがうまく絡めてあっておもしろかった。事件の進展についても、犯人側から確信に迫ろうとする哲郎と、新聞記者の立場から真実を追究する早田の駆け引きが見事で読み応えがあった。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.55
(5pt)

読み応え抜群!

性同一性障害という最近話題になっているテーマをとりあげつつ、それにサスペンスがうまく絡めてあっておもしろかった。事件の進展についても、犯人側から確信に迫ろうとする哲郎と、新聞記者の立場から真実を追究する早田の駆け引きが見事で読み応えがあった。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.54
(4pt)

片想い

うーーん…… 片想いって深いす。うなりましたーー。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806
No.53
(4pt)

片想い

うーーん…… 片想いって深いす。うなりましたーー。
片想い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 片想い (文春文庫)より
4167110091
No.52
(4pt)

東野圭吾の小説は、脳みそマッサージだ

 僕にとってはいつも頭の体操になる。
彼の小説の主人公は、いつも何気ない現実の中で、
突然、普段みすごしてた社会の「ひだ」に直面する。
いつも裏側にあったシワみたいな、モノかなあ…。
てっきり三面記事や他人ゴトと思ってたそのシワが、
まさか自分の表の人生とつながるとは…。
 読書を通じ、その主人公のレア経験を追体験すると、
たいてい僕は固定観念を覆される。これが気持ちイイ!
 毎度ち密なエピソードだ。夫婦ゲンカがリアルで没入できた。
食器棚のティーカップかあ…共働きって大変だね。
 毎度トリビアねたが楽しい。女子スポーツの検査など
時事ネタのおかげで、より具体的に考える事ができた。
 グラデーションという表現が印象に残った。
僕のグラデーションは、どの当りかなあ…と。
PS●ジェンダーの生の声が聴きたければ→ちくま『よのなかのルール』338Pへ
ただ社会や科学が進むにつれ、生じる乖離が恐くなるね。
人間としての可能性と動物としての本能とは、相反するものなのか…。
僕は所与の条件で精一杯ですね。
片想い Amazon書評・レビュー: 片想いより
4163198806