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侵入社員
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侵入社員の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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新書やNon-Fiction物ばかりを読んでいたので、たまには娯楽小説でも読んでみようかなと思って手にしたのが、フォーサイスの「戦士たちの挽歌」とこの「侵入社員」の上下巻。 フォーサイスはお気に入りの作家だが、ジョセフ・フィンダーなる作家の作品は初めてなので、『つまらなかったら、上下巻の長丁場は苦痛だなぁ』という不安を抱きながら読み始めた。 主人公はIT業界の大手ワイアット・テレコム社に勤めるダメ社員、アダム・キャシディ。20代後半の若者である。 アダムがした横領をネタに社長のニック・ワイアットから『ワイアット社の最大のライバルであるトライオン・システム社に潜入し、トライオンの企業秘密を盗み出せ』と強請られる。 アダムはこの脅迫に応じ、ワイアット社のお膳立てもあって、トライオンに『かなり出来る奴』として中途入社するのだが、ここからはご都合主義満載のHollywood製娯楽映画の如く、物語は展開していく。 あれよあれよと言う間に重要なPostに就いたアダムがトライオンの極秘情報をニック・ワイアットに流しながらも、トライオンのCEOオーガスティン・ゴダードの人柄の良さに触れ、自分のしている事に対しての罪悪感に苛まれ、 とうとう...というのが下巻のざっとした粗筋。 トライオン社の美人社員との社内恋愛や父親との確執というEpisodeを盛り込みながら、娯楽小説の定番と言っても良いEndingを迎えるのだが、私としてはこのどっちつかずの結末は不満。もうちょっとお堅い結末の方が良かったんでは。 故に★は3個。 それにしてもこういう作品の主人公に絡む女性はどうして美人でStyle抜群なのか? 毎度同じPattrenなのは余りにも芸が無さ過ぎる。 たまには頭は切れるが、容姿はちょっとなぁ...という女性も登場させて! | ||||
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新書やNon-Fiction物ばかりを読んでいたので、たまには娯楽小説でも読んでみようかなと思って手にしたのが、フォーサイスの「戦士たちの挽歌」とこの「侵入社員」の上下巻。 フォーサイスはお気に入りの作家だが、ジョセフ・フィンダーなる作家の作品は初めてなので、『つまらなかったら、上下巻の長丁場は苦痛だなぁ』という不安を抱きながら読み始めた。 主人公はIT業界の大手ワイアット・テレコム社に勤めるダメ社員、アダム・キャシディ。20代後半の若者である。 アダムがした横領をネタに社長のニック・ワイアットから『ワイアット社の最大のライバルであるトライオン・システム社に潜入し、トライオンの企業秘密を盗み出せ』と強請られる。 アダムはこの脅迫に応じ、ワイアット社のお膳立てもあって、トライオンに『かなり出来る奴』として中途入社するのだが、ここからはご都合主義満載のHollywood製娯楽映画の如く、物語は展開していく。 あれよあれよと言う間に重要なPostに就いてしまったアダムは度重なる危険を上手く回避しながら、トライオンの極秘情報をニック・ワイアットに流すのが、上巻のざっとした粗筋。 産業Spyを英語で表現するとどうなるのか調べてみたら『Corporate Espionage』と言うらしい。 中々カッコイイ言葉であるが、この作品の主人公アダムもやたらカッコイイのである。 Sports Manで女にゃモテル。ダメ社員だが頭は切れるらしい。その上強運の持ち主だから恐れ入る。 まぁ所詮は読み物の中の話ではあるが、我々Salary Manにとって本当に羨ましい存在なのだ。 しかし私としては、余りにも恵まれた主人公(但し、病気で寝たきりの父親との確執は気の毒だが)に対して感情移入できず、この上巻は然程面白いとは思えなかった。 その上、アメリカ資本主義の最先端をいくハイテク企業の内側の描き方が、専門用語がやたら出て来る割には、やや薄っぺらで、作中のアダムの上司や同僚たちの描き方も余り現実味がないのである。 こりゃ下巻は大丈夫かなぁ... | ||||
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名手石田善彦氏の訳とのことで読んでみました。 ひとことで言うと「おもしろい」 ぐうたら社員だった男が思わぬ才能を発揮し、保身のために必死でスパイの使命を果たそうとするあたりは、こちらもハラハラドキドキ。 「おーい、そんなことして大丈夫なのかー」と声をかけたくなるほどの臨場感があります。 病気の父をめぐる出来事には、うっかり涙が出てしまうほど。 とにかくおもしろい本が読みたい、という方にはホントにお奨めです。 | ||||
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本書は、講談社 『IN・POCKET』 の「’06年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で、<翻訳家&評論家が選んだ>部門で第10位、<総合>第20位にランクインしている。 ハイテク企業の若手ダメ社員の横領がばれ、彼は、警察に引き渡される代わりにライバル会社にスパイとして“侵入”することを余儀なくされるが、そこで意外な才能を発揮し、CEOの補佐役に抜擢され、高額な給料、会社での専用の部屋、豪華なスポーツカー、住居用に快適なコンドミニアムと、夢のような生活を手に入れるが・・・。 読みどころは、なんといっても主人公、アダムが“侵入”したライバル会社の新製品情報を手に入れて、自分の本来の会社に流すため、深夜・早朝に上司や担当責任者の部屋に忍び込んで、ファイルを探したり、コンピューターを不正に操作したりする場面である。セキュリティーは突破できるか、痕跡は残さないか、また警備員か社員の誰かがやって来て見つかるのではないか、読んでいる方がハラハラ・ドキドキとしてしまうほどスリル満点である。 そしてアダムは、“侵入”先のライバル会社で恋人もできて、待遇にも満足して、スパイ活動から足を洗いたいと思い始めるのだが・・・。予想外の結末が待っていた。 私もこういう小説は、今まで読んだことがなかったので、ついついページを捲る手が進み、文庫上・下巻あわせて725ページをあっという間に読み終えてしまった。 本書は、日本でもドラマになりそうな企業スパイ・ノヴェルである。 | ||||
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本書は、講談社 『IN・POCKET』 の「’06年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で、<翻訳家&評論家が選んだ>部門で第10位、<総合>第20位にランクインしている。 ハイテク企業の若手ダメ社員の横領がばれ、彼は、警察に引き渡される代わりにライバル会社にスパイとして“侵入”することを余儀なくされるが、そこで意外な才能を発揮し、CEOの補佐役に抜擢され、高額な給料、会社での専用の部屋、豪華なスポーツカー、住居用に快適なコンドミニアムと、夢のような生活を手に入れるが・・・。 読みどころは、なんといっても主人公、アダムが“侵入”したライバル会社の新製品情報を手に入れて、自分の本来の会社に流すため、深夜・早朝に上司や担当責任者の部屋に忍び込んで、ファイルを探したり、コンピューターを不正に操作したりする場面である。セキュリティーは突破できるか、痕跡は残さないか、また警備員か社員の誰かがやって来て見つかるのではないか、読んでいる方がハラハラ・ドキドキとしてしまうほどスリル満点である。 やがてアダムは、“侵入”先のライバル会社で恋人もできて、待遇にも満足して、父親の死をきっかけに、スパイ活動から足を洗いたいと思い始めるのだが・・・。予想外の結末が待っていた。 私もこういう小説は、今まで読んだことがなかったので、ついついページを捲る手が進み、文庫上・下巻あわせて725ページをあっという間に読み終えてしまった。 本書は、日本でもドラマになりそうな企業スパイ・ノヴェルである。 | ||||
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あっけない結末で、肩透かしを食った気になる人もいるだろうな。著者の謝辞を見ると、細かいことを丁寧に調べていることに感心しました。最近、父を亡くしたので、様子が良く似ていたので、しんみりしました。不要な訳注や、専門用語の訳語に、少し変なのがあったけど、それは気にしない。 | ||||
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日本語のタイトルがオヤジギャグっぽいのですが、スピード感があって、一気に読めます。設定を考えると、主人公の出世は不思議じゃないので、複雑に込み入った内容じゃないですね。特に、アメリカのハイテク企業の楽屋落ちのような話題が多いので、この分野に詳しい人には楽しめますね。 | ||||
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ジョセフ・フィンダーという知らないアメリカ人作家の作品なのだが、筋書きを読んだところ、面白そうなので衝動買いしてしまった。うだつの上がらないハイテク企業の社員が、横領したことがばれてしまい、警察に引き渡される代わりに、スパイの英才教育を受け、そのハイテク企業のライバル企業にスパイとして侵入し、企業秘密を得るべく頑張るというストーリー。そのライバル企業において、主人公はなぜか才能が評価され、トントン拍子に出世していくのだが、その社長があまりにいい人で、逆に本当の所属先の企業の社長があまりに悪い人なために段々にジレンマを抱くようになる。ストーリー自体は、すぐにハリウッド映画化できそうなくらいアメリカ的で単純なので、あまり考え込まずに読み進めることができ、活字を読みたい気分なのだけれどもあまり頭は使いたくないという人にお薦め。ただ、スパイ小説なのに、あまりハラハラ感がない点、無駄に見える迂遠な記述があるため(翻訳の問題かもしれないが)にスピード感に欠ける点が難点。 | ||||
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ジョセフ・フィンダーという知らないアメリカ人作家の作品なのだが、筋書きを読んだところ、面白そうなので衝動買いしてしまった。うだつの上がらないハイテク企業の社員が、横領したことがばれてしまい、警察に引き渡される代わりに、スパイの英才教育を受け、そのハイテク企業のライバル企業にスパイとして侵入し、企業秘密を得るべく頑張るというストーリー。そのライバル企業において、主人公はなぜか才能が評価され、トントン拍子に出世していくのだが、その社長があまりにいい人で、逆に本当の所属先の企業の社長があまりに悪い人なために段々にジレンマを抱くようになる。ストーリー自体は、すぐにハリウッド映画化できそうなくらいアメリカ的で単純なので、あまり考え込まずに読み進めることができ、活字を読みたい気分なのだけれどもあまり頭は使いたくないという人にお薦め。ただ、スパイ小説なのに、あまりハラハラ感がない点、無駄に見える迂遠な記述があるため(翻訳の問題かもしれないが)にスピード感に欠ける点が難点。 | ||||
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作者が上手いのか、訳者が上手いのか、 登場人物(ちょい役の人も)が個性に溢れていて、 そこに実在するかのようです。 訳注が気になる方もいらっしゃるようですが、 目障りでないくらい短い文で施されているし、 大体は歴史や聖書の内容だったり、 大人であれば周知のものだと思うので、 理解はできると思います。 ときどき、海外の文化など(雑誌名や映画名)が出てきますが、 それもまた海外ものらしくていいと思います。 むしろ、登場人物(ビジネスマン)たちの世界が どれだけウィットに富んでいるか感じられ、 こんな会話ができたらいいなと思うのではないのでしょうか。 ストーリーもとてもスピードがあって好きです。 なによりも、各所に散りばめられたものが、 のちのち(下巻で)つながって、変わった結末になる点に 感動を覚えました。これは買って良かったです。 | ||||
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昔、アメリカのゲームベンチャーと仕事をしたとき、日本でのプレゼンテーションのために先方の技術責任者がデモ機を持って、出張してきたが、来日した二日目に大事な技術資料を部屋で紛失したと大騒ぎとなった。翌日、その書類はホテルの部屋で見つかったが、騒いだ本人は企業スパイが暗躍しているので、もしかしたら、部屋に侵入して取っていったのではないか、と言っていた。 このような企業スパイが日常、我々の同僚として働いているとは思えないが、最近、勤め先でも明らかに狙いを定めて事業場内のパソコンを盗みに入る窃盗犯がいたり、たまにかかってくるヘッドハンターが妙にこちらの家族構成まで知っているなどからすると、このような話も現実味を帯びているかもしれないとも思える。 この小説は少々軽いタッチで、それはエンターテイメントとして大事なことであるが、企業スパイものをもっと掘り下げた思い感じのものも出てきて欲しいなと感じた。 | ||||
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ハイテク企業に働くだめ社員がライバル企業に潜入する企業スパイとなり、ライバル企業のCEOから大抜擢、よいよ、狙った秘密プロジェクトの秘密を奪おうとするが…。登場人物の設定や描写が実在のハイテク産業のトップを彷彿とさせるのに、ニヤリとさせられる。企業の設定が曖昧でどんな機器のメーカーか、明確でない部分もあるし、アメリカのどこを舞台にしているのかもよく分からないが、ハイテク産業の雰囲気をよく描ききれているし、次の場面を先に読みに行きたくなるほど、優れた一流のエンターテイメントに仕上がっている。上下2巻を一気に読了することはうけあえる。是非、楽しんでください。 | ||||
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ジョングリシャム好きならこれも気に入ると思います。 企業サスペンスですが、ノリが軽いので気軽に読めます。 やっぱりアメリカ人ってこういう分野は逸脱してますよね。 日本で企業サスペンス書くとどうしても重くなっちゃう。。。 買ってソンはしない作品です。 | ||||
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個人的には滅多に読まないジャンルなのだが、あまりにもツボにはまったタイトルとあらすじに惹かれて衝動買い。よくある「ページターナー」とはいえ、内容の薄い印象に残らないものだろうという先入観があったが、なかなかどうして。主人公の造形や心理、会社組織にもまれる日々の描写が玩味に富み、一気に読了。企業社会に生きる者であれば、身につまされるエピソードもあって飽きさせない。日本人に馴染みのない商品の名称と訳注が多すぎるのは残念ではある。 | ||||
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エンターテイメント性の高い良作です。ストーリーが矢継ぎ早に展開し、はらはらどきどきしながら一気に読めました。作中人物のモデルを想像しながら読むのも楽しいかもしれません。実際、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスなど、IT業界に実在する人物の名前も登場します。そういった疾走感・現実感を高めるためか、ディテールが十分に描ききれていませんが、それも愛嬌としましょう。ただし、エンディングはどこか唐突でいただけません。余韻に浸るためにも、エピローグがほしかったところです。主人公とヒロインがその後どうなったか気になります。なお、訳者の後書がないのでわからないのですが、作者は相当なカーマニアと想像します。 | ||||
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