侵入社員
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新書やNon-Fiction物ばかりを読んでいたので、たまには娯楽小説でも読んでみようかなと思って手にしたのが、フォーサイスの「戦士たちの挽歌」とこの「侵入社員」の上下巻。 フォーサイスはお気に入りの作家だが、ジョセフ・フィンダーなる作家の作品は初めてなので、『つまらなかったら、上下巻の長丁場は苦痛だなぁ』という不安を抱きながら読み始めた。 主人公はIT業界の大手ワイアット・テレコム社に勤めるダメ社員、アダム・キャシディ。20代後半の若者である。 アダムがした横領をネタに社長のニック・ワイアットから『ワイアット社の最大のライバルであるトライオン・システム社に潜入し、トライオンの企業秘密を盗み出せ』と強請られる。 アダムはこの脅迫に応じ、ワイアット社のお膳立てもあって、トライオンに『かなり出来る奴』として中途入社するのだが、ここからはご都合主義満載のHollywood製娯楽映画の如く、物語は展開していく。 あれよあれよと言う間に重要なPostに就いたアダムがトライオンの極秘情報をニック・ワイアットに流しながらも、トライオンのCEOオーガスティン・ゴダードの人柄の良さに触れ、自分のしている事に対しての罪悪感に苛まれ、 とうとう...というのが下巻のざっとした粗筋。 トライオン社の美人社員との社内恋愛や父親との確執というEpisodeを盛り込みながら、娯楽小説の定番と言っても良いEndingを迎えるのだが、私としてはこのどっちつかずの結末は不満。もうちょっとお堅い結末の方が良かったんでは。 故に★は3個。 それにしてもこういう作品の主人公に絡む女性はどうして美人でStyle抜群なのか? 毎度同じPattrenなのは余りにも芸が無さ過ぎる。 たまには頭は切れるが、容姿はちょっとなぁ...という女性も登場させて! | ||||
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新書やNon-Fiction物ばかりを読んでいたので、たまには娯楽小説でも読んでみようかなと思って手にしたのが、フォーサイスの「戦士たちの挽歌」とこの「侵入社員」の上下巻。 フォーサイスはお気に入りの作家だが、ジョセフ・フィンダーなる作家の作品は初めてなので、『つまらなかったら、上下巻の長丁場は苦痛だなぁ』という不安を抱きながら読み始めた。 主人公はIT業界の大手ワイアット・テレコム社に勤めるダメ社員、アダム・キャシディ。20代後半の若者である。 アダムがした横領をネタに社長のニック・ワイアットから『ワイアット社の最大のライバルであるトライオン・システム社に潜入し、トライオンの企業秘密を盗み出せ』と強請られる。 アダムはこの脅迫に応じ、ワイアット社のお膳立てもあって、トライオンに『かなり出来る奴』として中途入社するのだが、ここからはご都合主義満載のHollywood製娯楽映画の如く、物語は展開していく。 あれよあれよと言う間に重要なPostに就いてしまったアダムは度重なる危険を上手く回避しながら、トライオンの極秘情報をニック・ワイアットに流すのが、上巻のざっとした粗筋。 産業Spyを英語で表現するとどうなるのか調べてみたら『Corporate Espionage』と言うらしい。 中々カッコイイ言葉であるが、この作品の主人公アダムもやたらカッコイイのである。 Sports Manで女にゃモテル。ダメ社員だが頭は切れるらしい。その上強運の持ち主だから恐れ入る。 まぁ所詮は読み物の中の話ではあるが、我々Salary Manにとって本当に羨ましい存在なのだ。 しかし私としては、余りにも恵まれた主人公(但し、病気で寝たきりの父親との確執は気の毒だが)に対して感情移入できず、この上巻は然程面白いとは思えなかった。 その上、アメリカ資本主義の最先端をいくハイテク企業の内側の描き方が、専門用語がやたら出て来る割には、やや薄っぺらで、作中のアダムの上司や同僚たちの描き方も余り現実味がないのである。 こりゃ下巻は大丈夫かなぁ... | ||||
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名手石田善彦氏の訳とのことで読んでみました。 ひとことで言うと「おもしろい」 ぐうたら社員だった男が思わぬ才能を発揮し、保身のために必死でスパイの使命を果たそうとするあたりは、こちらもハラハラドキドキ。 「おーい、そんなことして大丈夫なのかー」と声をかけたくなるほどの臨場感があります。 病気の父をめぐる出来事には、うっかり涙が出てしまうほど。 とにかくおもしろい本が読みたい、という方にはホントにお奨めです。 | ||||
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本書は、講談社 『IN・POCKET』 の「’06年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で、<翻訳家&評論家が選んだ>部門で第10位、<総合>第20位にランクインしている。 ハイテク企業の若手ダメ社員の横領がばれ、彼は、警察に引き渡される代わりにライバル会社にスパイとして“侵入”することを余儀なくされるが、そこで意外な才能を発揮し、CEOの補佐役に抜擢され、高額な給料、会社での専用の部屋、豪華なスポーツカー、住居用に快適なコンドミニアムと、夢のような生活を手に入れるが・・・。 読みどころは、なんといっても主人公、アダムが“侵入”したライバル会社の新製品情報を手に入れて、自分の本来の会社に流すため、深夜・早朝に上司や担当責任者の部屋に忍び込んで、ファイルを探したり、コンピューターを不正に操作したりする場面である。セキュリティーは突破できるか、痕跡は残さないか、また警備員か社員の誰かがやって来て見つかるのではないか、読んでいる方がハラハラ・ドキドキとしてしまうほどスリル満点である。 そしてアダムは、“侵入”先のライバル会社で恋人もできて、待遇にも満足して、スパイ活動から足を洗いたいと思い始めるのだが・・・。予想外の結末が待っていた。 私もこういう小説は、今まで読んだことがなかったので、ついついページを捲る手が進み、文庫上・下巻あわせて725ページをあっという間に読み終えてしまった。 本書は、日本でもドラマになりそうな企業スパイ・ノヴェルである。 | ||||
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本書は、講談社 『IN・POCKET』 の「’06年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で、<翻訳家&評論家が選んだ>部門で第10位、<総合>第20位にランクインしている。 ハイテク企業の若手ダメ社員の横領がばれ、彼は、警察に引き渡される代わりにライバル会社にスパイとして“侵入”することを余儀なくされるが、そこで意外な才能を発揮し、CEOの補佐役に抜擢され、高額な給料、会社での専用の部屋、豪華なスポーツカー、住居用に快適なコンドミニアムと、夢のような生活を手に入れるが・・・。 読みどころは、なんといっても主人公、アダムが“侵入”したライバル会社の新製品情報を手に入れて、自分の本来の会社に流すため、深夜・早朝に上司や担当責任者の部屋に忍び込んで、ファイルを探したり、コンピューターを不正に操作したりする場面である。セキュリティーは突破できるか、痕跡は残さないか、また警備員か社員の誰かがやって来て見つかるのではないか、読んでいる方がハラハラ・ドキドキとしてしまうほどスリル満点である。 やがてアダムは、“侵入”先のライバル会社で恋人もできて、待遇にも満足して、父親の死をきっかけに、スパイ活動から足を洗いたいと思い始めるのだが・・・。予想外の結末が待っていた。 私もこういう小説は、今まで読んだことがなかったので、ついついページを捲る手が進み、文庫上・下巻あわせて725ページをあっという間に読み終えてしまった。 本書は、日本でもドラマになりそうな企業スパイ・ノヴェルである。 | ||||
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