初湯千両 天切り松 闇がたり3

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評判

初湯千両 天切り松 闇がたり3の評価:

4.70/5点 レビュー 37件。 B ランク

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平均点4.70pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 41〜51 3/3ページ
No.11
(5pt)

浅田ワールド、これにあり

浅田次郎の作品を40作以上読んでいる大ファンです。

本シリーズも好きですね。

毎回「浅田ワールド」という虚実ないまぜの世界へといざなってくれます。

粋な世界を描かせたら天下一品ですね。

また、天切り松のテンポの言い語り口調が、文体にリズムを生んでいますので味わいが感じられます。タンカの切り方もいなせですし、明治・大正時代の江戸っ子っていうのは、こうだったんだ、と思わせるようなセリフ廻しに毎回感心してしまいます。

今作でも、竹久夢二、伊藤博文、永井荷風という実在人物を登場させ、いきなり不思議な世界へ連れていってくれるわけで、読者としては話の展開に毎回驚かされ続けます。もっともそこが魅力で好きな箇所なんですが・・・・。

第2話の「共犯者」の鮮やかさは、拍手喝采ものです。してやったり、と言う感じですかね。

そして第6話「銀次蔭盃」の安吉親分と仕立屋銀次の接見シーンの会話は、本当に泣けてきます。ケレン味たっぷりな話もまた浅田次郎の真骨頂ですね。

文庫化により、中村勘三郎の解説も所収されており、得した気分でした。
天切り松 闇がたり3 初湯千両 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 天切り松 闇がたり3 初湯千両 (集英社文庫)より
4087478262
No.10
(5pt)

粋な江戸っ子

ご存知天切り松のシリーズもの。
今回も読者の期待を裏切ることなく、良い仕上がり。特に今回は松蔵の話の中に、良く知っている人物(森鴎外や永井荷風)が登場することで面白さは倍増。読み進むうちに完読するのが勿体無いと思える作品である。
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4087478262
No.9
(5pt)

語り口が妙味。

ご存知というべきか、最初から読んでいる方にはお馴染み天切り松の闇語り。
今回も、唸るような粋でいなせな江戸言葉を操っての語りが6編。
実はこのシリーズ1点だけ気になるところがあります。
それは、警察署長などが、松蔵の語りが始まると集まってきて感嘆しながら聞きほれるというパターンなのですが、自画自賛のような気がして読みながらここの部分は何故こういう演出にしたのだろう、と思いながら読んでます。
ただ、そうはいっても語りの本編は、そんな些細な事を忘れさせるほどの面白さ。
特に今回は後半に行くにしたがって胸に迫る語りでした。
竹久夢二、森鴎外、永井荷風が登場するのもワクワクしますし、網走刑務所に行く件では、恐れられたあの網走番外地の壮絶な状況が再現され息を呑む思いでした。
この物語自体が一つの芸になっているような気がしています。
著者のファンの方にはお勧めです。
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4087478262
No.8
(5pt)

江戸っ子の粋が楽しめる

ご存知大正ロマンシリーズ。
 今回も任侠の粋や男気が江戸弁でたっぷり味わえます。現代の日本が置いてきたものがそこには見出せます。 
 個人的には大楠公の刀の話がお気に入り。誰一人お金や功名のことを考えずに行動した結果の奇跡に涙。
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4087478262
No.7
(5pt)

相変わらず粋ですね

相変わらず粋な安吉一家の人々が、ほろりとさせたり、快哉といわせたりする物語です。
このシリーズの第1巻の最初を読んだときには、留置場で話をするというシチュエーションには違和感を覚えたのですが、江戸っ子の語り口でなければ面白くはないでしょう。
しかも今回は現役の歌舞伎役者が解説してくれ、著者が歌舞伎を意識してこのシリーズを書いているということも明かしてくれた。語り口が心地よい理由も分かった気がする。
第4巻が単行本で出ているが、早く文庫になって欲しい。
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4087478262
No.6
(5pt)

待ってましたの名人語り

天切り松の説教は良い。叱られて育った天切り松の言葉だから重みがある。それがまた江戸っ子の威勢の良さで語られるのだから辛抱たまらんほどシビれる。
 最近どうも心が窮屈、誰かに叱ってもらいたいと感懐されている方、このごろなんだかキレやすくていかんと自省している方々、是非御一読。 さて解説はドラマで主演をなさった中村勘三郎さん。はまり役ぶりが懐かしく思い出されてドラマも併せて再視聴。ドラマ版も泣けて渋くてオススメです。……私的に寅兄ィと天切り松、見事にドラマのイメージで定着。
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4087478262
No.5
(5pt)

かっこいい!

平凡な感想だけど『かっこいい』
なぜあんなにも「粋」さがにじみ出て、それがまたかっこいいのだろう。
くすっと笑ってしまったそばから、泣かされてしまう。
そんな漢(おとこ)と姐(おんな)の世界にどっぷりつかって、いっきに読みきってしまった・・・。
あぁ、もう一度読もう。
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No.4
(5pt)

こいつぁ見事なお芝居だぁな

小編六編、手抜きなし。寅に常、おこんに栄治と登場し、松がらみで常連が総出場。最後は警視総監殿を正座させて目細のくだりを語るとは豪華きわまりない。
 この小説を楽しむには、新派のちまちましたリアリティーを求めちゃあいけない。歌舞伎かミュージカルのような、派手な仕掛けで見得を切る豪儀な芝居と思って読んだらいい。人気役者は勢ぞろい、仕掛けも衣装も大向こうを唸らせる出来だ。
 その見た目の派手さに酔いしれてると、人情の機微や粋と意地とがじわりとにじむ。どうせお金を払うなら、これっくらいは楽しませてほしいもんだの、お歴々。ささっご祝儀はずんでおくんなせいっ。
(あっ。うつった。)
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4087745600
No.3
(5pt)

男気炸裂!

とにかく格好良過ぎます。男気が!仁義とは何か?が骨にしみるまでわかります。三作目は本でも、映画でも期待はずれが多いのですが、
闇の花道、残侠に引き続き、ビシッと締めてくれています。超お勧めです!
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4087745600
No.2
(5pt)

うむぅと唸るできばえ

「天切り松」も3巻目ですが、最後に一家の大親分にあたる仕立て屋銀次が初めてきちんと台詞を喋る登場人物として描かれます。銀次と安吉の闇語りでの会話に思わず鼻の奥がつーんと・・・・・。 1巻で目細一家に預けられてからの松の成長が、ここにきてぐっと目立ってきて、松のキャラもずいぶんしっかりしてきます。(もちろん大正当時の語りの中での松ですよ)そのあたりが1、2巻と比べて3巻の特徴といえるかもしれません。 それにしても、優れた悪党ってぇのは魔法使いみたいですなぁ。ある意味卑怯なさげなんでしょうけどあまりにも鮮やかに決めてくれるのでかえってスカッとします。
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4087745600
No.1
(4pt)

待ってました!!天切り松闇がたり

浅田次郎の作品の中でもこのシリーズは私の一番のお気に入りです。もったいなくて少しずつ読もうと思っていましたが、やっぱり一気に読破してしまいました。安吉親分はじめ、5人の子分達の粋で人情に厚い姿が生き生きと描かれていました。第一巻の銀次大親分と安吉親分のいきさつをこの第三巻でしっかりおさめて終いにするあたりやっぱり憎いですね。またまた泣かされてしまいました。
天切り松 闇がたり 3 初湯千両 Amazon書評・レビュー: 天切り松 闇がたり 3 初湯千両より
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