影法師

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評判

影法師の評価:

4.39/5点 レビュー 394件。 S ランク

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平均点4.39pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全676件 661〜676 34/34ページ
No.16
(4pt)

刎頚の契りを交わした友の輝く人生を支え続けた、影法師

舞台は江戸時代、北陸の小さな茅島藩。
筆頭家老の名倉彰蔵は、旧友磯貝彦四郎がひっそりと亡くなったことを知ります。
2人は刎頚の契りを交わした友でしたが
二十余年前のある事件をきっかけに、大きく異なる人生を歩んだのでした。

「永遠のゼロ」「ボックス!」の作者、百田尚樹さんの時代小説です。
分量は330ページ、所要時間は3時間程度です。
内容は、小藩の下級武士、勘一(彰蔵の旧名)が中級武士、彦四郎と生涯の友情を誓い
成長・出世していく物語です。それが、勘一の心理描写を中心に克明に書かれています。

その中で胸を打たれるのは、彦四郎の勘一への友情です。
剣術・学問ともに傑出した彼が自分の生涯を犠牲にしたのは、ひとえにある目的のためでした。

これだけの友を持った勘一は幸せ者ですが
それをその友の死後に知ったことが、残酷さも際立たせています。

本当の友情とは何か。人はここまで自分を犠牲にできるのか。
そんなことを考えさせられる、よい小説だと思います。
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.15
(4pt)

刎頚の契りを交わした友の輝く人生を支え続けた、影法師

舞台は江戸時代、北陸の小さな茅島藩。
筆頭家老の名倉彰蔵は、旧友磯貝彦四郎がひっそりと亡くなったことを知ります。
2人は刎頚の契りを交わした友でしたが
二十余年前のある事件をきっかけに、大きく異なる人生を歩んだのでした。

「永遠のゼロ」「ボックス!」の作者、百田尚樹さんの時代小説です。
分量は330ページ、所要時間は3時間程度です。
内容は、小藩の下級武士、勘一(彰蔵の旧名)が中級武士、彦四郎と生涯の友情を誓い
成長・出世していく物語です。それが、勘一の心理描写を中心に克明に書かれています。

その中で胸を打たれるのは、彦四郎の勘一への友情です。
剣術・学問ともに傑出した彼が自分の生涯を犠牲にしたのは、ひとえにある目的のためでした。

これだけの友を持った勘一は幸せ者ですが
それをその友の死後に知ったことが、残酷さも際立たせています。

本当の友情とは何か。人はここまで自分を犠牲にできるのか。
そんなことを考えさせられる、よい小説だと思います。
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245
No.14
(4pt)

友情に生きることを考えさせる秀作

一気に読んだ。作者の一連の作品を読みながら、他者のために生きる、というテーマを見出すことが多い。武家社会に厳然と敷かれた身分や家制度を超えて、友情を結ぶ者の姿を、謎解きを一つの軸として展開する物語を楽しんだ。決して表面には現れないが、キリスト教的なメッセージを含んだ作品と見る。
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.13
(4pt)

友情に生きることを考えさせる秀作

一気に読んだ。作者の一連の作品を読みながら、他者のために生きる、というテーマを見出すことが多い。武家社会に厳然と敷かれた身分や家制度を超えて、友情を結ぶ者の姿を、謎解きを一つの軸として展開する物語を楽しんだ。決して表面には現れないが、キリスト教的なメッセージを含んだ作品と見る。
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245
No.12
(4pt)

「その話は聞かぬほうがよいぞ」。

最後のほう、ちょっと「やりすぎ感」を感じてしまったのは事実。

主人公の「竹馬の友」彦四郎を「理想の男」として書き上げるための一分の隙もないエピソード。

「その話は聞かぬほうがよいぞ」「貴公の心が穏やかでなくなるからだ」と前置きして語られる
駄目押しエピソード。前置きは読者に対して「さあこれから凄い話いくよ」感でちょっと鼻白む。

このラストをふくめ後半の盛り上がり感はワクワク感の一方で「どうだ凄いだろう」感が
横溢してるようで感動を「押し付けられてる」ように感じた、と言うと言いすぎ、でしょうか。

。。。と、ケチをつけてしまいましたが、読者を引き込む筆力は流石の流行作家です。
ページをくる手が止まりませんでした。著者の本、初読でしたが他作品も読みたくなりました。
秀作と思います。
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.11
(4pt)

「その話は聞かぬほうがよいぞ」。

最後のほう、ちょっと「やりすぎ感」を感じてしまったのは事実。

主人公の「竹馬の友」彦四郎を「理想の男」として書き上げるための一分の隙もないエピソード。

「その話は聞かぬほうがよいぞ」「貴公の心が穏やかでなくなるからだ」と前置きして語られる
駄目押しエピソード。前置きは読者に対して「さあこれから凄い話いくよ」感でちょっと鼻白む。

このラストをふくめ後半の盛り上がり感はワクワク感の一方で「どうだ凄いだろう」感が
横溢してるようで感動を「押し付けられてる」ように感じた、と言うと言いすぎ、でしょうか。

。。。と、ケチをつけてしまいましたが、読者を引き込む筆力は流石の流行作家です。
ページをくる手が止まりませんでした。著者の本、初読でしたが他作品も読みたくなりました。
秀作と思います。
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245
No.10
(4pt)

時代小説入門編

間違いなく良く描けている、読み易く、判り易い時代物である。
時代もの初心者の為に、御説丁寧に耳慣れない用語にはルビまで振ってある。

時代小説が苦手な若い人達にその魅力を教えてくれるには打ってつけの作品であろう。

昔を懐古する形で話が始まり、刎頸の交わりを交わした竹馬の友、二人の辿った大きく別れた二つの道。
そして、ラストになって二人の道が一つで有った事が判る。
その切ないラストにはきっと誰もが号泣してしまうだろう。

上手な構成で、読み易い文体でぐいぐいと引き込んでくれる。間違いなく佳作と言えるだろう。

だが・・・・
時代物を沢山読んだ方には、読みながらすぐに「これは何処かで読んだ事があるぞ」「この設定はあの話と同じ」とか
「此のキャラはあの話の主人公に似てる」とすぐに気が付く筈である。
辛口に言うならば、今までに描き綴られてきた名作の美味しい所ばかりを焼き直している様な気がしないでもない。

他の方のレビューにあったが、確かに藤沢周平さんの名作のあれやこれやに良く似ている。

一寸嫌な予感がしたので、私は大感動した「永遠の0」のレビューを読んだら、数人の方が有る作品にそっくりだと指摘されていた・・・・・マジで??

一作毎に新しいジャンルを開拓してそこそこの完成度の作品に描き上げられる此の作家は、ひょっとしたら、類い稀な偉大なる器用貧乏の作家さんかもしれない。
たった2作しか読んでいない、なのに、2作とも有るものに良く似てると言われている・・・・残念ながら、3作品目を読もうかという気がしなくなった。
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.9
(4pt)

時代小説入門編

間違いなく良く描けている、読み易く、判り易い時代物である。
時代もの初心者の為に、御説丁寧に耳慣れない用語にはルビまで振ってある。

時代小説が苦手な若い人達にその魅力を教えてくれるには打ってつけの作品であろう。

昔を懐古する形で話が始まり、刎頸の交わりを交わした竹馬の友、二人の辿った大きく別れた二つの道。
そして、ラストになって二人の道が一つで有った事が判る。
その切ないラストにはきっと誰もが号泣してしまうだろう。

上手な構成で、読み易い文体でぐいぐいと引き込んでくれる。間違いなく佳作と言えるだろう。

だが・・・・
時代物を沢山読んだ方には、読みながらすぐに「これは何処かで読んだ事があるぞ」「この設定はあの話と同じ」とか
「此のキャラはあの話の主人公に似てる」とすぐに気が付く筈である。
辛口に言うならば、今までに描き綴られてきた名作の美味しい所ばかりを焼き直している様な気がしないでもない。

他の方のレビューにあったが、確かに藤沢周平さんの名作のあれやこれやに良く似ている。

一寸嫌な予感がしたので、私は大感動した「永遠の0」のレビューを読んだら、数人の方が有る作品にそっくりだと指摘されていた・・・・・マジで??

一作毎に新しいジャンルを開拓してそこそこの完成度の作品に描き上げられる此の作家は、ひょっとしたら、類い稀な偉大なる器用貧乏の作家さんかもしれない。
たった2作しか読んでいない、なのに、2作とも有るものに良く似てると言われている・・・・残念ながら、3作品目を読もうかという気がしなくなった。
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245
No.8
(4pt)

藤沢周平「風の果て」

本書のベースになっているのは藤沢周平翁の「風の果て」でしょう。こんなことを云うと叱られそうですが、かなり似ています。
 しかしながら本書「影法師」を否定しているわけではありません。百田氏が自分流にアレンジしていますし、結末も違います。けれど「影法師」の意味がわかると、そこまでかっこよい武士がいるのかなぁ?と疑問に思います。
 興味のある方は藤沢作品を読んでみるのも面白いと思います。
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.7
(4pt)

藤沢周平「風の果て」

本書のベースになっているのは藤沢周平翁の「風の果て」でしょう。こんなことを云うと叱られそうですが、かなり似ています。
 しかしながら本書「影法師」を否定しているわけではありません。百田氏が自分流にアレンジしていますし、結末も違います。けれど「影法師」の意味がわかると、そこまでかっこよい武士がいるのかなぁ?と疑問に思います。
 興味のある方は藤沢作品を読んでみるのも面白いと思います。
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245
No.6
(5pt)

泣けた〜

「永遠のゼロ」で号泣して今回もまた泣いてしまった〜
百田氏は私の心の琴線を知っているのだろうか

最初は 力強い努力型と挫折しやすい天才の青春小説かな?とか
「べろだしちょんま」や「カムイ外伝」をほうふつさせ
むせび泣きながら読み進めて行ったが
いや〜やられました。
ラスト 主人公の勘一とともに声をあげて泣いてしましたした。

「磯貝彦四郎」あっぱれ!
人はこんなふうに生きられるものなのですね。まさしく「影法師」
一方の主人公勘一も彦四郎が影に徹するに値する人物
勘一の真摯な肝の据わった生き方

ほんとに面白くっていい本です。
是非是非皆さんもご一読を!
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.5
(5pt)

泣けた〜

「永遠のゼロ」で号泣して今回もまた泣いてしまった〜
百田氏は私の心の琴線を知っているのだろうか

最初は 力強い努力型と挫折しやすい天才の青春小説かな?とか
「べろだしちょんま」や「カムイ外伝」をほうふつさせ
むせび泣きながら読み進めて行ったが
いや〜やられました。
ラスト 主人公の勘一とともに声をあげて泣いてしましたした。

「磯貝彦四郎」あっぱれ!
人はこんなふうに生きられるものなのですね。まさしく「影法師」
一方の主人公勘一も彦四郎が影に徹するに値する人物
勘一の真摯な肝の据わった生き方

ほんとに面白くっていい本です。
是非是非皆さんもご一読を!
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245
No.4
(5pt)

本当にこの作家は・・・。

あらゆるジャンルに挑戦してきた百田氏だが、今度はなんと時代小説!あまりにもイメージと違うので、今回はどうかな〜と思い読んだが・・・参りました。素晴らしかった。
少年期から竹馬の友であった二人の武士。大人になり、一人は異例の出世を果たし、もう一人は貧困の中で死んでしまうところから物語が始まる。二人に何があったのか、回想で話が進み、ラストで真実にたどり着くというスタイルだが、この構成が抜群にうまい。話自体は単純で非常に読みやすいが、ラストでは不覚にも泣いてしまった。まったく百田氏はなんど私を泣かせる気だ。
先日サイン会にて百田氏のちょっとしたトークショーがあった。最初にキャラクターを作り、そのキャラを描くために時代劇にしたそうだ。つまり最初から時代劇ありきではなく、この主人公を書くために時代劇にした、ということだ。なるほど、この主人公、やばいくらいかっこいい。最後まで読んで「磯貝彦四郎」に惚れない人はいないだろう。
いやはや、素晴らしい作品だった。娯楽性の高い作品だが、現代人も彼らのように生きられないものか、と色々考えてしまった。本当にいい作品を読んだ。サイン本は宝物にしよう。
サイン会にて教えてもらった追加情報。単行本未収録の終章が小説現代4月号に掲載されています。気になった人はぜひ。
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.3
(5pt)

本当にこの作家は・・・。

あらゆるジャンルに挑戦してきた百田氏だが、今度はなんと時代小説!あまりにもイメージと違うので、今回はどうかな〜と思い読んだが・・・参りました。素晴らしかった。
少年期から竹馬の友であった二人の武士。大人になり、一人は異例の出世を果たし、もう一人は貧困の中で死んでしまうところから物語が始まる。二人に何があったのか、回想で話が進み、ラストで真実にたどり着くというスタイルだが、この構成が抜群にうまい。話自体は単純で非常に読みやすいが、ラストでは不覚にも泣いてしまった。まったく百田氏はなんど私を泣かせる気だ。
先日サイン会にて百田氏のちょっとしたトークショーがあった。最初にキャラクターを作り、そのキャラを描くために時代劇にしたそうだ。つまり最初から時代劇ありきではなく、この主人公を書くために時代劇にした、ということだ。なるほど、この主人公、やばいくらいかっこいい。最後まで読んで「磯貝彦四郎」に惚れない人はいないだろう。
いやはや、素晴らしい作品だった。娯楽性の高い作品だが、現代人も彼らのように生きられないものか、と色々考えてしまった。本当にいい作品を読んだ。サイン本は宝物にしよう。
サイン会にて教えてもらった追加情報。単行本未収録の終章が小説現代4月号に掲載されています。気になった人はぜひ。
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245
No.2
(5pt)

こういう男は今日本にいるのだろうか?

さまざまなジャンルで優れた魅力的な作品を発表してきた著者が時代劇でも胸を打つ作品を仕上げてきた。
藩の財政を立て直した国家老が若き日の友人の死を知るところから物語は始まる。
身分に戒められた武士の世界で下級武士として生まれた主人公はその卓越した先見性と意志の力、実行力でついには国家老へと上り詰めたのだが、彼には忘れがたい刎頸の友がいた。

百姓一揆とその悲劇的な顛末に遭遇した主人公は財政破綻に近い藩(国)のありようを深く憂えた。民を護り藩を立て直すためには大事業を興さなければならないが、それは人の生涯を超える時間が必要であった。この困難な道に命をかけることを決意した主人公だが、下級武士の彼には藩主に訴え出る手立てもなく、まさに命をかけて直訴することしか手段はなかった。
その高邁な志を知った親友はその時何を思ったのか…。

ふたりの生きざまをここで詳細に述べることはしない。是非手に取ってほしいと思うからである。

構成が旨い作家だと常々思っているが、過去と現在を巧みに操り、物語のテーマを鮮やかに浮き上がらせている。
若き日の友情、信頼。社会の壁に阻まれながらも清廉潔白秋霜烈日の気概を抱いて生きた二人の男。
真剣に国を考える人物が払底してしまった日本の現状を思い知らされる。
影法師 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 影法師 (講談社文庫)より
4062772833
No.1
(5pt)

こういう男は今日本にいるのだろうか?

さまざまなジャンルで優れた魅力的な作品を発表してきた著者が時代劇でも胸を打つ作品を仕上げてきた。
藩の財政を立て直した国家老が若き日の友人の死を知るところから物語は始まる。
身分に戒められた武士の世界で下級武士として生まれた主人公はその卓越した先見性と意志の力、実行力でついには国家老へと上り詰めたのだが、彼には忘れがたい刎頸の友がいた。

百姓一揆とその悲劇的な顛末に遭遇した主人公は財政破綻に近い藩(国)のありようを深く憂えた。民を護り藩を立て直すためには大事業を興さなければならないが、それは人の生涯を超える時間が必要であった。この困難な道に命をかけることを決意した主人公だが、下級武士の彼には藩主に訴え出る手立てもなく、まさに命をかけて直訴することしか手段はなかった。
その高邁な志を知った親友はその時何を思ったのか…。

ふたりの生きざまをここで詳細に述べることはしない。是非手に取ってほしいと思うからである。

構成が旨い作家だと常々思っているが、過去と現在を巧みに操り、物語のテーマを鮮やかに浮き上がらせている。
若き日の友情、信頼。社会の壁に阻まれながらも清廉潔白秋霜烈日の気概を抱いて生きた二人の男。
真剣に国を考える人物が払底してしまった日本の現状を思い知らされる。
影法師 Amazon書評・レビュー: 影法師より
4062162245