探偵ザンティピーの仏心
評判
探偵ザンティピーの仏心の評価:
3.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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温泉旅館と国際結婚のシチュエーションの設定は、一巻とよく似ていますし、おしゃまな子どもふたりが、ザンティピーを助けて活躍、というパターンも、けっきょくはゆるくハッピーエンドにもちこまれる暖かさも。
なので新機軸はありませんが、ザンティピーの寅さん節はいよいよ冴え、今回は托鉢僧に化けて、耳のよさで感得したお経もどきを唱えながら、ようすを探りにゆき、「これも張り込みのようなものだが、見られてもよいのだな」と納得するあたり、外国人の面白さというより、すでに彼個人の個性の面白さになっています。
ニューヨークでは、背中をあずけあうバディがいて、遺言状も持ち合っている、というハードボイルドな探偵なのですが、日本に来ると、愛想のよい外国人として、日本観察に余念がありません。
そんな彼の日本体験を楽しむシリーズ第二弾で、ミステリとしては、北海道開拓の時代にもつながってゆきますが、さほど鬼気迫るものはありません。ちょっとのんびりと、前作のペースを維持。
でもこの淡々とした主人公が気に入ってしまったので、第三弾ではたまに、マンハッタンで鍛えたダイハードな横顔も見せてもらえたら、と期待します。