浜名湖を臨む静かな無人駅。そこにあるベンチには、不思議な伝説があった。

いじめられっ子の知絵の唯一の友達、葉月が自殺した。数日後、葉月から届いた手紙には、「イジメた奴は絶対に許さない。

「命が終わるその時、もし“きみ”に会えたなら」。

ある出来事から家族も友達も信じられなくなった真波は、高校進学を機にひとり、祖父母の家に引っ越してきた。

本当は君を、心から愛したいのに…。高2の蘭花は自閉症で心を読みづらい弟・稔を持ち、周囲の目に悩む。

何事も白黒つけたくない。自己主張して、周囲とギクシャクするのが嫌だから――。

たとえ君がどんなに自分を憎んでいても。それでも君は、わたしの光だから。

修学旅行当日、クラスメイトを乗せたバスは事故に遭い、全員の命が奪われた。 ただひとり、高熱で欠席した凛々子を除いて――。

社会人になった持田冬香は、満開の桜の下、同窓会の通知を受け取った。大学時代―あの夏の日々。

詩織が、奈良のならまちにある朝ごはん屋『和温食堂』で働き始めて1年が経とうとしていた。

優等生でしっかり者だけど天の邪鬼な凪沙と、 おバカだけど素直で凪沙のことが大好きな優海は、幼馴染で恋人同士。

ずっと、わたしのそばにいて――。 海の近くの小学校に通う6年生の福田悠海と中園紬は親友同士。

高2の茉菜果は、身長も体重も成績もいつも平均点。“まんなかまなか”とからかわれて以来、ずっと自信が持てずにいた。

夢も目標も見失いかけていた大学３年の春、僕・小鳥遊公生の前に、華怜という少女が現れた。

高校生の詩春には、不思議な力がある。それは相手の頭上に浮かんだ数字で、 その人の泣いた回数がわかるというもの。

奈良のならまちにある『和温食堂』で働く詩織。紅葉深まる秋の寒いある日、店主・雄也の高校の同級生が店を訪ねてくる。

大人しくて自分を出すのが苦手な遠子。

2015年、夏。東京に住む高2の百合香は、真夜中に不思議な体験をする。

中2の結愛は父とともに永神村に引っ越してきた。

奈良の『ならまち』のはずれにある、昼でも夜でも朝ごはんを出す小さな店。

「俺は、人の心が読めるんだ」――。 高校生のサエは、クラスメイトの日向から、ある日、衝撃的な告白を受ける。

物語の舞台は京都。

ある事情から優等生を演じている茜。

自分の気持ちを伝えるのが苦手な文香は嘘をついて本当の自分をごまかしてばかりいた。

14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。

他人の言葉に色が見え、本当の気持ちがわかってしまう―そんな特殊能力を持つ高2の晴は、両親との不仲、親友と恋人の裏切りなど様々な悲しみを抱え不登校に。

高校生の鳴海は、離婚寸前の両親を見るのがつらく、眠って夢を見ることで現実逃避していた。

親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。

高2の女の子・蛍は修学旅行の途中、交通事故に遭い、命を落としてしまう。

自らの命を絶とうと、学校の屋上から飛び降りた高校1年の弥八子。

高2の咲弥は、いつの間にかクラスメイト6人とともに、古びた遊園地にいた。

高2の冬、東京から田舎の高校に転校してきた桜は、クラスで無視され、イジメを受ける。

14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺するが、死んだ直後に天使が現れ、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるように言い渡される。