【風野真知雄】
魔食 味見方同心 豪快クジラの活きづくり
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南町奉行所きっての腕利きと噂される臨時回り同心・月浦波之進に特命が下った。「江戸の食いもの屋の動向を探れ」と。
月浦魚之進が、殺された兄・波之進。の跡を継いで、同心になった。
兄、波之進の四十九日が来た。どんなに賑やかな法要でも、魚之進の心には虚しさばかりが募った。
料理自慢の坊主が、「がんもどき」ならぬ「つるもどき」という料理をつくったらしい。
目の見えない板前が作りやくざが食べる、危険なフグ鍋の噂がある。度胸試しで無事に食えたら親分として認められるというのだ。
閻魔さまを祀る渋谷村の寺で、食べると罪が許される「恐ろしく辛い稲荷寿司」を売っているという。魔食かもしれない。
近ごろ話題の「料亭駕籠」。駕籠に乗って江戸の名所を巡りながら、人気料亭の弁当をつかうというもので、客足が絶えないらしい。
謎の食材に、殺しの匂い。兄の仇を取るまで、魚之進の隠密捜査は終わらない。
精進料理の店「雲海」から魯明庵が出て来たという目撃情報を仕入れた魚之進。
味見方同心・魚之進は獣の肉を食べさせる店・ももんじやに潜入することに。
将軍暗殺の企てを探るため、魚之進は南町奉行・筒井和泉守に連れられて生まれて初めて江戸城の門をくぐる。
毒殺の恐れがある中、将軍が城を出て、寛永寺で昼食をとる日がやってきた。不測の事態が起きれば味見方の魚之進は切腹必至だ。
夕闇迫る江戸の町で、懐の大金を失くし茫然と橋から川面を眺める同心。
寿司を海苔でくるんで真ん丸にした、見た目はおにぎりで食べると寿司──そんな「おにぎり寿司」という変わり種が品川で流行っているという。
元目付で剣の達人である愛坂桃太郎は、愛する孫の桃子の平穏を守るため、摩訶不思議な事件の数々を解決してきた。
大泥棒たちが集まる秘密の会。そこで供される「五右衛門鍋」は驚くほどにうまいらしい。
その幇間と遊んだ客はなぜか数日以内に非業の死を遂げる。紙問屋大松屋の若旦那が溺死。
兄・波之進を殺害した下手人を追って浮かび上がってきたのは、かの御三家水戸藩。
江戸の味を知り尽くした、あの人気料理人も驚愕の面白さ。「料理は無限である。
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始めは深川、次に神田の床屋で身元不明の首無し遺体が発見された。
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