京都五条大橋で女性を轢き殺した久世山朝子は、「幽霊が牙を剥き、私を襲ってきたのでアクセルを踏んだ。

35億円の遺産をめぐるトラブル!?大手レストラン経営者・松岡宗太郎が殺された!弁護士の日高は、殴られて気絶する直前、現場で犯人を見たといい、宗太郎の養子・信夫だったと断言。

愛人との心中未遂で娘を死なせた母親。血塗れの凶器を前に、男殺しを認めた温泉旅館の女主人…被告人には必ず事情があるものだ。

資産家の未亡人が自宅で殺された。逃亡する犯人を目撃した家政婦の証言から、外車セールスマンの浦上が逮捕された。

赤かぶ検事の娘・柊葉子弁護士が婦人警官を装い犯人逮捕。

早朝、宇治橋の川原で首を切断された男性の死体とその傍らに出刃包丁を持って立ち尽くす女性が発見された。

検事・風巻やよいが再び京都地検宇治支部へ着任、その直後、残酷な暴行殺人事件が起きた。

保険金殺人の容疑者、寺田春夫は警察の厳しい追及に一度は犯行を自供するが、公判段階で自白をひるがえし、犯行を全面否認する…。

ゴシップ誌に誹謗記事を書かれた人気作家・三上周司が突然、失踪。その後、半ば白骨化した三上の遺体が京都奥嵯峨で見つかった。

弁護士の菊間武郎の息子が誘拐された。

京都・清滝トンネル内で幼稚園児の送迎車が消失!この奇怪な誘拐事件の現場には、赤かぶ検事の息子・柊正雄判事補が居合わせていた。

冬の渡月橋を臨む旅館で赤かぶ検事夫人と行天燎子警部補は、白い幽霊を見た。

京都府警本部捜査一課の音川音次郎は、正義感あり人情ありという、まれに見る腕利きの刑事。

白いふくよかな乳房には極彩色の蝶。股間には花芯を包み込むように燃え立つ薔薇。

京都・円山公園の夜桜見物の人ごみで痴漢行為を働いたとして、強制わいせつ罪に問われた税理士・内海。

若い女性の変死体が発見され、捜査に奔走する赤かぶ検事や行天燎子警部補。

春待ち遠しい京都で首吊り事件発生!老舗呉服屋「沢宗」の元常務・浜野修吉は、五千万円着服の発覚を苦に自殺したのか?…だが、暗号めいた検眼表(!?)のメモが遺留されているなど、状況には不審な点が多い。

すすり泣く胡弓の音に、踊り子の編笠が揺れる。

法廷に立つや、ヨレヨレ爺さんから熱闘弁護士に大変身する猪狩文助の痛快事件簿。

時効を目前にして、逃亡中の男が強姦殺人容疑で逮捕された。弁護士は、猪狩文助。

京都地裁の裁判官・松宮亜紀子は、写真週刊誌やストーカー傍聴人に追われる美貌の持ち主。

天橋立を望む一軒家で血の惨劇。目撃者の証言で、夫を刺した妻が起訴された。

飛騨高山は赤かぶ検事スタートの地。そこで相棒の行天燎子警部補の車に殺人予告が投げ込まれる。

古都の奥庭、嵯峨野の竹林に女の悲鳴が響き渡った。それが、世にも奇怪な連続女性殺人の幕開きだった。

奇妙な小箱を手に、老弁護士猪狩文助のもとへ瓜実顔の美女が現れた。

地上げ屋の悪質な営業妨害を老弁護士猪狩文助に相談していたパスタ屋「Z」の主人浜崎隆雄が、殺人罪で勾留された。

古都のホテルで挙式直後の新郎が殺害された。そもそも怪しげな披露宴であった。

阿波おどりに沸く四国・徳島で、祭りの最中に男が射殺される事件が起こる。

さまざまな歴史と伝説に彩られた京都・南山城。

夫の暴力に耐えかね家出し、豪邸の住みこみメイドになった志津子。

二十億円もの大金を横領し、服役中だった矢部亨が脱走した。外に待たせた仲間の車で逃げるという計画的な手口だった。

お馴染み音川音次郎警部補の記念すべき初登場作品。京都で段ボール箱詰めの女性全裸死体が発見された。

松本市内のホテルのパーティに招待された赤かぶ検事とかみさん・春子は、地元の名士に囲まれておろおろするばかり。

美人ホステスをレイプするつもりで誘い出し、崖から突き落として殺害したという容疑で二人の若者が起訴された。

『ただ目撃しただけなのに!?』秋の京都を観光中、殺人現場に遭遇した藤原浜江。

その死体には黒々と蟻が群れていた。縁結び信仰の京都濡れ髪明神で発見された画商の絞殺体。

生活苦にあえぐ老女が、五歳の孫のために百円のクレヨンを万引きした。夫を亡くし、娘は幼な子を置いて家出。

その美貌と境遇から“現代の楊貴妃”と呼ばれた和漢薬老舗の内妻が、楊貴妃伝説の残る寺院で死んでいた。

およそ弁護士のイメージとはほど遠いすりきれたワイシャツ、手垢で黒光りした寝巻の紐のようなネクタイ、二十年以上にもなろうかという着古したヨレヨレの背広、塗りの剥げたステッキ―これが法廷荒らしの異名をもつ弁護士猪狩文助の昨日までの姿だ。

「この人、痴漢です!」車内の携帯電話を注意された腹いせに訴えた夕季子の、それが死への第一歩だった。

芦屋の古びた洋館で新婚初夜に惨殺された花婿。半狂乱の花嫁は、庭のヴィーナス像が犯人だと証言するのだが…。

国際的にも有名な画家・遠山三彩の絵「向日葵」が贋作と鑑定された。

京都駅で保護された女の子は記憶を喪っていた!彼女は毎晩、25時13分に殺されるという悪夢にうなされていた。

美貌の資産家が自己所有の高級旅館で謎の首つり死体として発見され、夫が逮捕された…。

古来より奥飛騨に伝わる呪殺の紙草履。ある日、その紙草履が家々の軒下に置かれ、村は騒然となった。

娘・洋子が結婚。音川音次郎警部補は、男手一つで育てた娘を複雑な心境で送り出した。

故美術品密売の裏付け捜査で冬の京都を訪れた赤かぶ検事は、奇怪な殺人現場に出くわした。

京都の夏の伝統行事、大文字五山の送り火―。

山深き熊野路で奇怪な死を遂げた二人の刑事。

名門女子大の人気教授・藤野新一郎が、教え子をレイプしたとして告訴された。

萩の有名料亭『あずみ』の主人が亡くなり遺産相続会議が開かれた。

われらが赤かぶ検事・柊茂に転任の辞令がくだる。今度の舞台は下関、そして萩。

日光いろは坂のヘヤピンカーブから、乗用車が崖下に転落。炎上した車の中で黒こげ死体が見つかった。

検事・風巻やよいの前に引致されてきたのは、パートナーの石橋警部補だった。

信州松本から京都地検に転勤になった赤かぶ検事は哲学の道を夫婦で散策中に変死体を発見した。