七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。

柳生照彦から持ち込まれた犯人当てリレー小説―柳生の問題編に対し、タレント作家の尾道由起子に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる。

武蔵自動車教習所の配車係の死に端を発し、相次いで指導員が殺される。

昭和四十年―東京オリンピックが開催された翌年の、厳しい雪の訪れを間近にひかえた十二月初旬のこと。

妻は殺された-- 封印された呪いの扉を開いて……。

高崎市内の川土手で私立高校に通う女生徒の扼殺死体が発見される。

私は頭を打って入院中のある夜、見知らぬ男に襲われ、その恐怖で失っていた記憶をとり戻した。

ニセの大学合格通知で人生を狂わされた受験生が、温泉地・指宿で殺された。

津和野ツアーに参加したOLが、あろうことか入院中の病室で犯され、墜死した。

「侮辱され、ナイフで刺し殺してしまった…」その電話が、明京病院関係者を次々に襲った連続殺人事件の始まりだった。

化粧品会社OL、上草冬子は夕方、父の周平に帰宅が遅くなる旨の電話をした十分後、その父が殺されたとの報を受け、タクシーをとばして帰った。

二人の幼い命を奪ったひき逃げ事故。

東京から来た教科書会社の営業マンが、吹雪の中、崖から転落死した。

サラ金から3千万円が強奪され、逃走中に犯人が交通事故死した。だが、現金は車中から発見されなかった。

雨の夜の正面衝突事故。運転していた島津群四郎は即死。

「ナイス・ホリディ」旅行社主催の「道東めぐり、くなしり」3泊4日のツアーは、9月15日に20余名を乗せて羽田を出発した。

転落死した男は、勤務先でかけられた横領の疑いを苦にして自殺したと思われていた。

新潟県・奥只見温泉郷の大湯ホテルは、スキーと温泉を楽しむ客で賑っていた。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

死を見つめる〝赤い麦わら帽子の女〟は誰か？ この真相は、誰にも読めない！ 読みすぎ注意：中町信はあなたの安眠を奪います 真夏の十和田湖で起きたボートの横転事故を皮 切りに、次々に連続する死のドミノ倒し。

推理小説界長老の変死を発端に連鎖する殺人事件。推理作家たちが次々と殺され、最後に残ったのは…。

『陰の季節』の「黒い線」で、心に深い傷を負った平野瑞穂。

バイト先の女子高生との淡い恋、転校してきた美少女へのときめき、年上劇団員との溺れるような日々、集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。

差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。

あの強固な呪縛から、いつか解き放たれたかった。

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。

尾木遼平、46歳、元刑事。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

就職しアパートで一人暮らしを始めた清水真弓は、絶えず隣家からの視線に晒されている感じに悩まされる。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

深水文明は医療機器販売会社の総務部人事課の課長代理。酒好きがたたって、出世が遅れたが、交友関係は広い。