闘神

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長編
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あらすじ

1993年07月01日 闘神―伊達順之助伝 (文春文庫)

伊達順之助―。その姓の示す通り、戦国の梟雄伊達政宗の後裔である。日中融和の思想を幅き、遠祖の勇姿そのままに馬上にピストルを掲げて大陸を駆けた順之助を待っていたのは、戦犯の二字だった。中国に帰化してまで追求めたその夢は、日本人の描いたアジアに対する壮大な幻想であったのだろうか…。(「BOOK」データベースより)

評判

闘神の評価:

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闘神の総合評価:

7.60/10点 レビュー 5件。

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No.5
(5pt)

男気のある自由奔放な生き方をした人物

友人から「日本人にもこんなに自由奔放に生きた人がいるなんて、、、子供なのにピストルを撃ったりするよ。」と言われて紹介された本です。
明治の終わりに宇和島伊達藩の六男ぼうとして生まれた伊達順之助の伝記です。
貴族院の国会議員である父の厳しい教育により男は1対1で正々堂々と闘うものだという信念に加えて、じっとしていられない子供のころのエピソードがとにかく凄いです。
父親にもらったピストルでチンピラを殺してしまったり、あまりお金がないのにふらっと朝鮮まで行ってみたり、友達と日本一周徒歩旅行に出かけたりなどなどです。
子供のころから大のけんか好きもあってか軍隊に入って朝鮮と満州の国境警備をしたり、中国(満州)自由軍を作って国民党と戦ったりします。
とにかく男気のある人で中国が好きで中国人に帰化してなんとかアジア圏がまとまって日本とうまくできるように行動を起こす波乱の人生です。
最後は、国民党に捕まって死刑となりますが、好きな中国の裁きで悔いなしといった最期はとても切なさを感じました。
闘神―伊達順之助伝 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 闘神―伊達順之助伝 (文春文庫)より
4167402122
No.4
(5pt)

男気のある自由奔放な生き方をした人物

友人から「日本人にもこんなに自由奔放に生きた人がいるなんて、、、子供なのにピストルを撃ったりするよ。」と言われて紹介された本です。
明治の終わりに宇和島伊達藩の六男ぼうとして生まれた伊達順之助の伝記です。
貴族院の国会議員である父の厳しい教育により男は1対1で正々堂々と闘うものだという信念に加えて、じっとしていられない子供のころのエピソードがとにかく凄いです。
父親にもらったピストルでチンピラを殺してしまったり、あまりお金がないのにふらっと朝鮮まで行ってみたり、友達と日本一周徒歩旅行に出かけたりなどなどです。
子供のころから大のけんか好きもあってか軍隊に入って朝鮮と満州の国境警備をしたり、中国(満州)自由軍を作って国民党と戦ったりします。
とにかく男気のある人で中国が好きで中国人に帰化してなんとかアジア圏がまとまって日本とうまくできるように行動を起こす波乱の人生です。
最後は、国民党に捕まって死刑となりますが、好きな中国の裁きで悔いなしといった最期はとても切なさを感じました。
闘神―伊達順之助伝 Amazon書評・レビュー: 闘神―伊達順之助伝より
4163121307
No.3
(5pt)

明治の男たちが持っていた特有の夢やロマン

主人公である伊達順之助に関しては、この本を読むまでどんな人か知らなかったが、満洲の馬賊の首領というイメージが強かったようだ。というのも、檀一雄が昭和31年に順之助をモデルにした小説「夕日と拳銃」を著してベストセラーとなり、すぐに同名で映画化され、映画もその主題歌「馬賊の歌」も大ヒットしたためと思われる。そして、あとがきで順之助の長男宗義氏が述べているが、順之助が追い求めたものとは明治の男たちが持っていた特有の夢やロマンであろうから、敢えて遺族も否定しなかったんだろう。

上海で処刑される直前に家族宛ても含めて4通の遺書を書いている。その一つが石原莞爾へのもので、彼とはよほどの仲であったことがわかるが、順之助が昭和史の中で未だに光が当たらないのは惜しい気がする。
闘神―伊達順之助伝 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 闘神―伊達順之助伝 (文春文庫)より
4167402122
No.2
(5pt)

明治の男たちが持っていた特有の夢やロマン

主人公である伊達順之助に関しては、この本を読むまでどんな人か知らなかったが、満洲の馬賊の首領というイメージが強かったようだ。というのも、檀一雄が昭和31年に順之助をモデルにした小説「夕日と拳銃」を著してベストセラーとなり、すぐに同名で映画化され、映画もその主題歌「馬賊の歌」も大ヒットしたためと思われる。そして、あとがきで順之助の長男宗義氏が述べているが、順之助が追い求めたものとは明治の男たちが持っていた特有の夢やロマンであろうから、敢えて遺族も否定しなかったんだろう。

上海で処刑される直前に家族宛ても含めて4通の遺書を書いている。その一つが石原莞爾へのもので、彼とはよほどの仲であったことがわかるが、順之助が昭和史の中で未だに光が当たらないのは惜しい気がする。
闘神―伊達順之助伝 Amazon書評・レビュー: 闘神―伊達順之助伝より
4163121307
No.1
(3pt)

何が史実で何がフィクションか?

「夕陽と拳銃」の影響で、「伊達順之助=馬賊の大頭目」というイメージを持っていた。横山光輝の名作「狼の星座」に少しだけ登場する順之助も、やはり馬賊として描かれていたように思う。

ところが著者は、順之助は馬賊になったことはなく、常に正規軍の将官であったと強調する。果たしてそうなのであろうか。

一般に正規軍とは、常備軍であろうが臨時編制軍であろうが、国家が任じた将兵の集団を指すものではなかろうか。朝鮮総督府の麾下に入っていた時期はそうだったかもしれないが、馬賊から軍閥となった張作霖軍の将として闘っていた時期や、自治聯軍を率いていた時期は、馬賊と何が異なるというのか。どうも著者は、始めに結論ありき式で史実に意味付けを行っているようだ。

また、当時の日本軍の指揮官は無能、大多数の日本人は無知蒙昧であるかのようにステレオタイプ的に描いているのも、如何かと思う。

まあ、気になる点はいくつもあるが、実在の大陸浪人を主人公として史実をベースに組み立てた冒険活劇として読めば、なかなか楽しめる。
闘神―伊達順之助伝 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 闘神―伊達順之助伝 (文春文庫)より
4167402122

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