一朝の夢



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    初公開日(参考)2008年06月
    分類

    長編小説

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    一朝の夢 (文春文庫 か 54-1)

    2011年10月07日 一朝の夢 (文春文庫 か 54-1)

    朝顔栽培が生きがいの同心・中根興三郎は、ある武家と知り合ってから思いもよらぬ形で幕末の政情に巻き込まれる。松本清張賞受賞(「BOOK」データベースより)




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    No.8:
    (4pt)

    朝 顔 ?

    読んでいてあさがおの花、朝顔其の物が別物の様に思えました。江戸時代の人の物の見方は何やら不思議で楽しくなります。
    一朝の夢Amazon書評・レビュー:一朝の夢より
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    No.7:
    (4pt)

    州浜葉とトンボ葉の交配で大輪黄色アサガオを作出。

    変化アサガオのブームは、第1次が江戸時代の文化文政(1804-1830)。その時期に浮世絵や歌舞伎が始まる。第2次が江戸時代末期(嘉永安政期:1850頃)で、交配の技術を持っていた。第3次が明治中期と言われる。
    本書は、第2次ブームの時で、主人公は北町奉行所・同心の中根興三郎。興三郎は6尺あまりの長身であるが武術はほとんどダメで、3男坊。学問の道に行くように言われて、アサガオに興味を持っていた。ところが、2人の兄が死んでしまい、やむなく同心になった。うだつのあがらない仕事をしていたが、アサガオの話になると夢中になる。幼馴染の里美が飯屋で働いているのを見たことで話が展開して行く。里恵が不幸な人生をおくっていて、借金十両あり、與三郎は、自分の育種したアサガオ「柳葉采咲撫子アサガオ」をあげることで、里恵は窮地を脱するのだった。
    時代的な背景が、きちんと押さえられていて、植木職人、成田屋留次郎が関わってくる。成田屋留次郎は変化アサガオ図譜の『三都一朝』の著者であり、アサガオの品評会を主催していた。成田屋留次郎は、柿色のアサガオ団十郎の育成者として有名であった。
    興三郎は、『あさかほ叢』の「大輪極黄采」に惹きつけられて、黄色いアサガオを育種したいと思っていた。アサガオの花いろは、青から赤そして白はあるが黄色の色素がない。
    留次郎は「黄色は夢の花ですぜ。咲かせたいと思っても咲かせられる花じゃないんですよ。懸命に育てて、アサガオが認めてくれたら、その時初めて咲いてくれる。一生に一度だけ、アサガオがくれる褒美の花」という。留次郎も黄色のアサガオは咲かせたことがないが、『三都一朝』にはボタン咲きの黄色いアサガオが描かれている。
    そのころのアサガオで有名な育種家は、杏葉館と言われ、五千石の旗本、元北町奉行所の鍋島直孝だった。その鍋島直孝に興三郎は呼ばれて、茶人宗観に引き合わされて、大輪のアサガオを作って欲しいと依頼される。実は、宗観は井伊直弼だった。與三郎は、井伊直弼の暗殺事件に巻き込まれて行くのだが、その事実は知らないままだった。與三郎は、大輪の黄色アサガオを作ることに専念する。
    なかなかできなかったが、鍋島からもらった「州浜葉」と「とんぼ葉」を掛け合わせて、黄色大輪の『一期一会』作出するのだった。
    物語は、井伊直弼の暗殺を巡っての事件に巻き込まれる中根與三郎であるが、アサガオの育種に専念する。アサガオ同心とも呼ばれている。
    大輪黄色アサガオを題材にして、物語を構成するチカラは並々でない。
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    No.6:
    (2pt)

    黄門様が殺される水戸黄門

    まあ半ばまで読むと「宗観」が井伊直弼であることは分かるが、現実問題として大老のこんな町歩きはありえない。直弼が、薩摩の指導者は大久保一蔵あたりか、なんて言っているが、大久保は当時まだ正助。薩摩は藩主忠教の父久光が実権を握って、勤王なんて雰囲気ではないし、まして直弼が大久保なんぞを把握しているはずはない。
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    No.5:
    (3pt)

    朝顔と時代考証に難あり。

    作品の筋書きは良いと思うが尊皇攘夷と安政の大獄についての説明が不足。
    ただ、女性の地位が低く虐げられていた時代だけに、
    登場する女性は幸福になった方が読者の読後の余韻が良いと思う。
    小学校の理科の時間にしか朝顔を植えたことがない小生の様な読者には、
    朝顔の説明が詳細過ぎて読むこと自体に興味を損なう可能性があるのでは?
    朝顔の種類の読み方が音読み訓読みさえ分らない。
    小生の知識不足とのご批判は甘んじて受けましょう。
    冒頭に簡単な朝顔図鑑があれば良かったが....。
    時代考証が不十分だが某局大河ドラマも滅茶苦茶なので、
    まぁ時代の特性かも知れない。
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    No.4:
    (4pt)

    ミステリー小説としては、かなり出色のほうだが

    全体構想が良く、主人公のキャラクターも魅力的で内面まで好く書けているのだが、およそ「井伊大老」らしくない、著者の創作した井伊直弼が登場したあたりから無理が祟って急にダレて詰らなくなる。
      そういう厳しい対立を、何で時代が呼び込む方向に流れたのか、著者が歴史を大きく展望できていないため、後半、いささかストーリーが緊張感に欠けて独りよがりに流れ、安易なこじつけが目立つ。
      せっかく面白く出来たプロットなのに、またディテールまで好く書けているのに、著者に「安政の大獄」から「桜田門外の変」にいたる政治史の理解が弱いのと、それと、時代考証が粗っぽくて、だいぶ損をしている。
      主人公のキャラを描くことに主眼を置きたいなら、こんな無理な歴史解釈を施す必然はなく、ただ、時代に翻弄された市井の1人の目撃者として主人公を設定すれば十分だったわけだし、もしも、能動的に時代に関わった人間として、これまでにない、著者なりの「井伊大老」像を描きたかったのなら、このような甘っちょろい人間像の「井伊大老」では、読者は納得しないだろう。
      まあ、歴史小説というには骨格が細すぎたと言うところ。しかし、時代物ミステリーとしての部分は読み応えのあるものになっている。
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