(アンソロジー)
新編 怪奇幻想の文学1 怪物
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怖くて不思議、かつ現代で語られるような不思議な話が好きな方はぜひ読むべきです。 | ||||
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他のレビュアーも書かれているが、旧「怪奇幻想の文学」からの再録が3編、他も1編を除いて既訳作品が多い。ざっと挙げてみると・・・ 「変化」 メアリ・シェリー-------------再録-旧題「換魂譚」 「狼ヒューグ」 エルクマン=シャトリアン 「怪物」 アンブローズ・ビアス-----------岡本綺堂訳kindle無料版あり 「夜の声」 W.H.ホジスン--------------同名短編集他多数 「青白い猿」 M.P.シール--------------再録 「壁の中の鼠」 H.P.ラヴクラフト----------「ラブクラフト全集1」(創元推理文庫)他 「かくてさえずる鳥はなく」 E.F.ベンスン------「ベンスン怪奇小説集」(国書刊行会)-旧題「鳥の啼かぬ森」 「アムンセンのテント」 ジョン・マーティン・リーイ-「幻想と怪奇 ポオ蒐集家」(ハヤカワ文庫) 「黒いけだもの」 ヘンリー・S.ホワイトヘッド----「ジャンビー」(国書刊行会)-旧題「黒い獣} 「みどりの想い」 ジョン・コリア----------「怪奇小説傑作集1」(創元推理文庫) 「ヤンドロの小屋」 マンリー・ウェイド・ウェルマン-再録 私の本棚にあるものを中心にざっくりリストアップしただけだから、他にも収録された本はあると思うが、要はビッグネームの有名作が多いということだ。怪奇小説初心者にとっては模範的なセレクトと言えるが、私は別にコレクター気質で本を買う性格でもないので「これは読まなくていいか」と思っていたが、機会があって読んでみたら唯一の未読作品「狼ヒューグ」が面白かった。 全編中最長の150Pの中編。 主人公フリッツは若い医師。ある朝、彼は寄宿先でしばらく会っていなかった育ての親ギデオンにたたき起こされた。今はニデック伯爵の猟犬係を務めるギデオンは伯がご病気なので治療しろ、とだけしか言わぬままフリッツをシュバルツバルトの山深いニデック城に拉致(?)するのだった・・・ というオープニングの、狼男・・・と言うより ”狼憑き” テーマの作品。 ゴシックな城を舞台に怪奇色も充分なのだが、むしろ怪奇小説というよりも冒険小説あるいは騎士冒険譚として楽しく読める。 事件の鍵を握る、誰にも捕らえることの出来ない ”疫病神” の妖婆を義理の親子二人が追跡するくだりなどはなかなか映画的で心躍ります。 ホビットのような矮躯で醜いが読書家の城の生き字引クナップヴルスト、気品と優しさに恵まれた父親思いの伯爵令嬢オディールなど脇を固める気のいい連中も好感が持て、特に義理人情に篤い豪放で素朴な正義漢ギデオンのキャラクターが素晴らしい。 あなたが他の作品の初読者ならもちろん、出版社にとってタチの悪い私の様なすれっからしでも(笑)この「狼ヒューグ」目的で読んでもいいかな、と思える作品ですよ。 | ||||
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30数年ぶりに復活したこの叢書、旧ヴァージョンは入手困難故しかたないのでしょうが、10篇中3編が、旧ヴァージョンの新訳、5編がそこまで入手困難ではないものの、オールドファンなら読んだことある作品の新訳ですから、おもったほど新味はありませんでした。ただ新しいアンソロジーの登場にはワクワクさせられます。次にも期待です。 | ||||
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