革命キッズ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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1960年の政治状況をもとにしたエンターテイメント。天野というスコップを稼業の土建以外にも使うのが上手なおじさんの大活躍の物語。読んだ後は、当時は何が起きていたんだろうと、過去の新聞記事を探してみたくなった。 | ||||
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今年読んだ本その74 注:ネタバレを含むが、本書のくだらなさを伝えるのに必要と思う。 著者は、山田風太郎賞候補になり、近現代史を舞台にした作品が何冊かあるが、ストーリーテリングやエンタテイメントの魅力に欠け、wikiを小説の形にしたようなつまらなさが目立っていた。 本作は、著者曰わく「ポリティカルフィクション×痛快娯楽活劇」とのことだが、そこにある言葉は何一つなかった、これだけの駄作も珍しい。 舞台や登場人物が全て架空の名称になっているが、安保闘争の最中に、岸首相失脚を目論む池田勇人に雇われた田中清玄が唐牛健太郎と樺美智子を特訓して国会突入に成功するが、岸お抱えの児玉誉士夫率いる殺人部隊との命を懸けたバトルに進むという、デタラメな展開(なぜか樺でなく唐牛が死ぬ) ここまで500ページの半分で、延々とバトルが続くが、そういうの書いたことないので、スゴく下手で、痛快も娯楽もない地獄のつまらなさ。 フィクションなのだから、児玉や池田を拷問虐殺したり際どい暴露ネタでもあれば娯楽の欠片にもなろうが凡庸なラストで欠伸も出ない。 元ネタは、戦前の共産党リーダーから獄中転向した大物フィクサー田中清玄が全学連に資金供与したというスキャンダルと、田中と児玉が不倶戴天の仲というのだが、掘り下げた取材が全くなく、かといって平明でもないので、誰も楽しめないだろう。 また、仮名フィクションとはいえ、ナベツネと明らかに分かる新聞記者が、児玉の悪事を手伝わされた怒りからソ連の手先となるとの設定は全くのデタラメで、特にソ連云々は児玉や岸がCIAから資金供与を受けた広義の手下であった史実と並べると、誤解を与えるものだ。 なお、ナベツネが東大時代に共産党員だったが見限って辞めており、読売入社後はむしろ児玉の暗躍に手を貸している。 | ||||
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