百人一首 一千年の冥宮
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湯川薫、ひさしぶりの作品である。理系ミステリといわれる氏の作品だが、 今回は、百人一首、平家、魔法など、伝奇的な要素が強い。 このうち、平家の落人伝説は、湯川薫が「Dの虚像」から一貫して追い続 けてきたテーマであり、今回は、その集大成である。 失踪した恋人を探すというストーリーを軸としつつ、ニューヨークにおけ る日本人達の人物模様、密室殺人、魔法、落人伝説などのエピソードが多 面的に展開し、最後にそれらが収束してゆく。 最後まで読み終えたとき、読者は驚きと感動をおぼえるはず。 | ||||
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9月11日から1年・・ New Yorkが舞台となっているこの作品は、Identityとは何かということを考えさせられる奥の深い作品だと思いました。古典文学の理解が必要な謎解きにとらわれると見落としてしまいがちですが、異文化との接点における登場人物それぞれの葛藤が見事に描かれていると言えましょう。 帰国子女や二重国籍といったバックグラウンドを持つ人は言うに及ばず、少しでも海外生活を経験した人には是非読んでほしい作品です。 | ||||
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大変に、丁寧な歴史的奥行きと、目から鱗の、百人一首の解釈。 思わず、うーん、と感心して唸らざるを得ない。 人間関係のやるせない哀しさに、奥が深く胸がつまる思いです。ミステリーとしても、そのトリックは絶妙。 不思議な精神世界の心地よい余韻もそのままに、最後には、これからの 再出発を、希望的に感じさせる。 歴史的背景、文学的解釈、ミステリーのトリック、人間の心、、、 どれもが本当に丁寧に描かれた作品です。読まなくては損をする! | ||||
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