シカゴ探偵物語
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原著1983年刊、原題 True Detective。 文庫600ページを超える分厚さ、カポネ、ルーズベルトからエリオット・ネス、そして若きロナルド・レーガンまで登場する華やかさ、アメリカではそこそこ著名な作家の日本初登場とあって、期待して買い込んだ本です。 往時のシカゴ(もちろん知りはしませんが)の匂いプンプンの酒場シーンで幕を開け、第2章で主人公ネイト・ヘラーの現在までを紹介し、次第にヤバい依頼の話へと入っていきます。文章は凝り過ぎず、会話もテンポよく、プロットもそこそこ練ってありますね。なかなか優秀です。 しかしながら、誰にもお薦め、といかないわけは、作法がうまい分”悪達者”な感じが拭えないところでしょうか。かつてエド・マクベインが同じように評価されていましたっけ。もしかすると、私自身がフレンチ・ハードボイルドの不器用さに慣れてしまっているためかもしれませんが。 そういうわけで、理屈的には最低でも★★★★になるべきところ、小さなひっかかりがもとで★★★。コリンズさん、悪く思うなよ( `ー')ノ。 | ||||
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1933年、シカゴ。アル・カポネやエリオット・ネスが有名だった禁酒法の時代。そのシカゴで万国博覧会が催された。ネイト・へラーは市警察を辞職して私立探偵となる。彼が市警察を辞めた理由は、警察官によるギャングのボス襲撃作戦に訳も知らずに巻き込まれたからだった。警官がわざとギャングのボスを暗殺しようとしたその事件に、自分から加担したものではない事を表明する為にも辞職しなければならなかったへラー。襲撃を受けたギャングのボスであるフランク・ニッティはなんとか一命を取りとめた。この襲撃事件を命令したのはシカゴの悪徳市長サーマックであった。 探偵になったへラーは獄中にいるアル・カポネに呼び出され依頼を受ける。フランク・ニッティが復讐の為にサーマックを暗殺しようとしているので、それを阻止してほしいという奇妙な依頼だった。またヘラーは女優志望のある美しい女性から、失踪した弟を捜してほしいとの依頼を受けた。恋人と別れた直後だったヘラーはたちまちその女性と恋に落ちる。 ギャングが横行する危険な街シカゴ。ネイト・ヘラーは様々な人間模様の中で、己の信念を貫き通していく。 600ページを越す大長編ハードボイルド。しかし、長さなど全く気にせず面白く読むことができた。この作品は、<ネイト・ヘラーの回想録>としてシリーズが4作品程出来ているそうだ。カポネなどの有名な実在人物が多数登場し、当事の写真も織り込んである。異色だけれど内容は本格的ハードボイルド。読み応え十分。満足。 | ||||
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