聖なる怪物たち
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あらすじ
経営難に苦しむ総合病院に、ある夜、「飛びこみ出産」の妊婦がやってきた。当直の外科医・健吾による帝王切開手術の甲斐なく、妊婦は急死。身元のわからない新生児が病院に残された。直後、手術に立ち会った看護師長・春日井と、健吾の恋人でもある看護師・瑤子が、謎の男に「妊婦のことは口外するな」と脅され、数日後、健吾は院長から、この夜の出来事を理由に病院を辞めるよう言い渡される―。妊婦は何者なのか?なぜ死んだのか?脅しに来た男は誰なのか?新生児は誰の子か?なぜ、病院を辞めなければならないのか?様々な疑問を抱える健吾は、「出産」にまつわるひとつの“真相”にいきあたるが…。傑作医療ミステリ。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
聖なる怪物たちの評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
聖なる怪物たちの総合評価:
5.67/10点 レビュー 9件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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自分は騙された。
しかし自分も仮面を被っていたことにようやく気が付いた。
私も彼らも、聖職者は自らが仮面を被っていることにさえ気づかない。-
という冒頭の回想シーンは自分自身に置き換えてもハッとさせられた。
その他にも代理出産の是非、病院設立の理念と経営回復のとの天秤、誰もに利点のある嘘。。。それぞれのテーマはとても面白くかった。
登場人物それぞれが抱える”嘘”がどう絡み合っているか、チャプターごとに回想人物が変わるのは読みごたえがあって、序盤は誰が最も黒幕に近いのかが分からず、ドキドキしながら読み進められた。
ところが終盤が驚くほどあっさりしていたため、消化不良が残ってしまった。全体的にテーマが多すぎて中途半端になっている感がある。
終盤に出てきた”全ての嘘が完璧に絡み合っている。”状態であればかなり面白い結末になったのだろうとは思うのだが、特に主人公はこの物語を取り巻く嘘に巻き込まれたからといって特にメリットがあったわけではない。
嘘によって生じた過失を嘘によって隠さなければならなかったに過ぎず、彼にとっては”嘘”など何も無い方がよかった気がする。
これが文字通りすべての嘘が完璧にかみ合った物語であったなら間違いなく星5つになったと思う。