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三つ葉 さんのレビュー一覧
三つ葉さんのページへレビュー数3件
全3件 1~3 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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非現実のように、奇妙な空気を纏う「三月の王国」や、そこでの学園生活というのも良かったのですが、個人的には、
終章の、どこか揺らめいていたのが、殻を破り、掴み所のない存在へと昇華する場面。そして窓から観える灰色の湿原と、哀愁を滲ませながらも花を散らす場面がとても印象的でした。 |
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まず何より不可思議です。今手に持っているこの本「三月は深き紅の淵を」とは何なのだろうか...
「三月」は四つの章からなる短編集ですが、構造が特殊で、それにより読書中は合わせ鏡の世界を覗いているような奇妙な感覚を覚え、 読書後は、四つの章を包括する、この「三月」という一冊の本の存在が大きな謎に思え、しばし唖然とするしかありませんでした。 自分がその謎を把握しきれてないので、言葉にするのが難しい... 底の見えない淵、というより、合わせ鏡の中で遥かに展開する世界を内包したような小説と感じました。そして小泉八雲がその鏡の世界を奥へ奥へと旅をして行く。そんな小説に。 |
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