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tony さんのレビュー一覧

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レビュー数3

全3件 1~3 1/1ページ

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No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

嗤う猿の感想

四猿シリーズ第二弾。前作『悪の猿』で主人公達警察を手玉にとった4MK。今作も彼の過去を紡いだ「日記」と現在の時系列を行き来する。
序盤~中盤あたりは謎の連続でテンポとしてはもたついているようにも思えるけれど、最終版の怒濤の展開はものすごい。久しぶりに夢中になってページをめくる体験ができた。
しかし最後のクリフハンガーすぎる終わり方はさすがに…。

嗤う猿 (ハーパーBOOKS)
J・D・バーカー嗤う猿 についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悪の猿の感想

被害者を誘拐し、その家族の元へ切り取られた耳を送りつけ、次に目、最後に舌を送りつけるという全米を震撼させている連続殺人鬼「四猿」。
その四猿 = 4MKの自殺から物語は始まる。新たな被害者のものであろう新鮮な耳が入った小箱と共に。
4MKの過去を追体験させる日記と、リアルタイムで監禁されている少女を追う現在編が交互に展開される。4MKはどのようにして"造られた"のか、その手口・殺人の目的は何なのか、が日記と現代の捜査が立体的に折り重なって暴かれていく様が面白い。
なにより一番最初、連続殺人犯の自殺というショッキングな出来事から始まるプロットの巧さ。
ジャンル的にはサイコサスペンス。作中でも登場するが『セブン』を思い起こさせる。
悪の猿 (ハーパーBOOKS)
J・D・バーカー悪の猿 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悲しみのイレーヌの感想

第一部での全てのやりとりが、第二部への布石だったところに感心。
悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)
ピエール・ルメートル悲しみのイレーヌ についてのレビュー